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02月27日-01号

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  1. 新宮市議会 2018-02-27
    02月27日-01号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    平成30年  3月 定例会          平成30年3月新宮市議会定例会会議録             第1日(平成30年2月27日)---------------------------------------議員定数17名、現在員16名、出席議員16名、氏名は次のとおり。                             1番  北村奈七海君                             3番  杉原弘規君                             4番  大石元則君                             5番  松畑 玄君                             6番  前田賢一君                             7番  福田 讓君                             8番  辻本 宏君                             9番  榎本鉄也君                            10番  久保智敬君                            11番  濱田雅美君                            12番  上田勝之君                            13番  東原伸也君                            14番  田花 操君                            15番  松本光生君                            16番  屋敷満雄君                            17番  大西 強君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程 平成30年2月27日 午前10時開会     議長報告(文書報告)      1 熊野川濁水・治水関係要望      2 一関市への親善訪問      3 気仙沼市への親善訪問      4 熊野川濁水・治水関係要望      5 新宮市名誉市民推挙の報告      6 濁水アドバイザーの松尾教授による濁水現地調査同行      7 平成29年度和歌山県市議会議長会第3回総会      8 平成30年新宮周辺広域市町村圏事務組合議会第1回定例会      9 平成30年東牟婁郡町村新宮市老人福祉施設事務組合議会第1回定例会     10 議員派遣の件 日程1 議会運営委員会委員長報告 日程2 会期決定について 日程3 会議録署名議員の指名 日程4 諸報告(文書報告)      1 例月出納検査の結果について 報告6件(地方自治法第235条の2第3項)      2 定期監査の結果について(地方自治法第199条第9項) 日程5 市報告(文書報告)      1 公設市場経過報告      2 新宮港経過報告 日程6 委員会視察報告     (教育民生委員会) 日程7 議案第13号 新宮市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 日程8 議案第14号 新宮市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例 日程9 議案第15号 新宮市国民健康保険事業基金条例の一部を改正する条例 日程10 議案第16号 新宮市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 日程11 議案第17号 新宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例 日程12 議案第18号 新宮市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例 日程13 議案第19号 新宮市放課後児童クラブ条例を廃止する条例 日程14 議案第20号 新宮市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例 日程15 議案第21号 新宮市介護保険条例の一部を改正する条例 日程16 議案第22号 新宮市地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例 日程17 議案第23号 新宮市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例 日程18 議案第24号 新宮市消防手数料条例の一部を改正する条例 日程19 議案第25号 新宮市火災予防条例の一部を改正する条例 日程20 議案第26号 新宮市立幼稚園条例の一部を改正する条例 日程21 議案第27号 平成29年度新宮市一般会計補正予算(第8号) 日程22 議案第28号 平成29年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第4号) 日程23 議案第29号 平成29年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第2号) 日程24 議案第1号 平成30年度新宮市一般会計予算 日程25 議案第2号 平成30年度新宮市国民健康保険特別会計予算 日程26 議案第3号 平成30年度新宮市後期高齢者医療特別会計予算 日程27 議案第4号 平成30年度新宮市介護保険特別会計予算 日程28 議案第5号 平成30年度新宮市と畜場特別会計予算 日程29 議案第6号 平成30年度新宮市駐車場事業特別会計予算 日程30 議案第7号 平成30年度新宮市住宅資金貸付事業特別会計予算 日程31 議案第8号 平成30年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計予算 日程32 議案第9号 平成30年度新宮市土地取得特別会計予算 日程33 議案第10号 平成30年度新宮市水道事業会計予算 日程34 議案第11号 平成30年度新宮市簡易水道事業会計予算 日程35 議案第12号 平成30年度新宮市立医療センター病院事業会計予算---------------------------------------会議に付した事件 日程1 議会運営委員会委員長報告から 日程24 議案第1号 平成30年度新宮市一般会計予算まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長兼企画政策部長       向井雅男君               企画政策部               企画調整課長           新谷嘉敏君               商工観光課長           畑尻賢三君               企業立地推進課長         小渕 学君               総務部               部長               小谷 充君               参事(防災及び危機管理担当)   西 利行君               総務課長             尾崎正幸君               財政課長             小林広樹君               防災対策課長           田中幸人君               市民生活部               部長               岡 雅弘君               市民窓口課長           赤坂幸作君               生活環境課長           岩崎誠剛君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        畑尻英雄君               子育て推進課長          平見仁郎君               健康長寿課長           河邉弘ミ子君               建設農林部               部長               田坂 豊君               都市建設課長           宇井俊治君               熊野川行政局               局長               名古一志君               医療センター               事務長              中前 偉君               庶務課長             佐藤尚久君               水道事業所               所長               坪井辰実君               消防本部               消防長              海野裕二君               次長兼予防課長          川嶋基正君               庶務課長             垣内一男君               教育委員会               教育長              楠本秀一君               教育部               部長               片山道弘君               次長兼教育総務課長        北畑直子君               文化振興課長           須崎誠久君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               久保欽作               次長兼庶務係長          岸谷輝実               庶務係主事            中尾 愛               議事調査係長           岡崎友哉               議事調査係主事          大居佑介             第1日(平成30年2月27日)--------------------------------------- △開会 午前10時00分 △開会及び開議の宣告 ○議長(屋敷満雄君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は16名であります。 定足数に達しておりますので、平成30年3月新宮市議会定例会を開会いたします。 それでは、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(屋敷満雄君)  今期定例会招集に当たり、田岡市長から挨拶の申し出がありますので、これを許可いたします。 田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君) (登壇) 平成30年新宮市議会定例会に全議員の御出席を賜りました。まことにありがとうございます。 新年度の予算につきましては、後ほど予算大綱で私の思いを述べさせていただきたいと思います。 安心・安全なまちづくり、また地域の活性化、また教育、福祉の充実、これらをしっかりと進めることによって、市民の皆さんがこの新宮市に夢と希望を持ち、暮らしやすいまちづくりを目指してまいりたいと改めて思っているところであります。 今議会に上程させていただきます条例とともに、新年度予算につきましても、慎重審査の上、可決いただきますよう、心よりお願いを申し上げまして、大変簡単ではございますが開会の御挨拶とさせていただきます。どうかよろしくお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  市長の挨拶を終わります。--------------------------------------- △議長報告 ○議長(屋敷満雄君)  次に、議長報告をいたします。 別紙にて配付いたしたとおり、文書報告として10件の概要報告であります。御了承願います。--------------------------------------- △日程1 議会運営委員会委員長報告 ○議長(屋敷満雄君)  日程に入ります。 日程1、議会運営委員会委員長報告を行います。 5番、松畑議員。 ◆5番(松畑玄君) (登壇) 皆さん、おはようございます。それでは議会運営委員会委員長報告を行います。 平成30年3月定例会に先立ちまして、去る2月21日に議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果について御報告いたします。 会期については、本日より3月22日までの24日間とすることに決定いたしました。 日程といたしましては、まず、本日は、会期決定、会議録署名議員の指名、諸報告、市報告、委員会の視察報告の後、当局提案の議案を一括上程し、市長から平成30年度予算大綱の説明を受けます。大綱説明後、条例、補正予算及び平成30年度予算の当局議案29件を順次議題として提案説明、質疑、委員会付託等を行います。 なお、議案の取り扱いにつきましては、お手元に配付のとおりであります。 あす2月28日とあさって3月1日は、引き続き議案審議のため本会議を予定しております。 2日から5日までの4日間は補正予算の委員会審査及び議案調査のため休会を予定しております。 6日に再開して9日までの4日間の予定で一般質問を行い、終了後、補正予算に係る委員長報告、採決を行います。 翌10日から21日までの12日間は条例及び平成30年度予算に係る各常任委員会審査等のため休会の予定です。 22日に再開して、各常任委員会の委員長報告、質疑、討論、採決を行った後、閉会中の継続審査及び調査承認を願い、本定例会を終了いたしたいと思います。皆様方の御協力をお願いいたします。 以上で議会運営委員会委員長報告を終わります。 ○議長(屋敷満雄君)  以上で報告を終わります。--------------------------------------- △日程2 会期決定について ○議長(屋敷満雄君)  日程2、会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、議会運営委員会委員長の報告のとおり、本日から3月22日までの24日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  御異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は、本日から3月22日までの24日間と決定いたしました。 なお、この際御報告いたします。今期定例会の一般質問は、3月6日からと予定しておりますので、一般質問の通告期日をあす2月28日午後3時までと定めます。 通告書については、質問の要旨を具体的に御記入の上、文書で御通告願います。--------------------------------------- △日程3 会議録署名議員の指名 ○議長(屋敷満雄君)  日程3、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は議長において、6番、前田議員及び12番、上田議員を指名いたします。--------------------------------------- △日程4 諸報告
    ○議長(屋敷満雄君)  日程4、諸報告を議題といたします。 番号1は、文書報告として、例月出納検査の結果について報告6件であります。番号2は、定期監査の結果についてであります。御了承願います。--------------------------------------- △日程5 市報告 ○議長(屋敷満雄君)  日程5、市報告を議題といたします。 市報告は文書報告として、公設市場経過報告及び新宮港経過報告の2件であります。御了承願います。--------------------------------------- △日程6 委員会視察報告 ○議長(屋敷満雄君)  日程6、委員会視察報告を行います。 教育民生委員会委員長の報告を求めます。 13番、東原議員。 ◆13番(東原伸也君) (登壇) それでは、教育民生委員会視察報告を行います。 本委員会は、2月13日から14日の日程で、奈良県生駒市及び大阪府枚方市において視察研修を実施いたしましたので、その概要について報告いたします。 まず、生駒市では地域包括ケアシステムについての研修を受けました。 生駒市は、平成29年4月1日現在の人口が12万636人、高度成長期以降、大阪のベッドタウンとして人口が増加しましたが、例に漏れず高齢化が進み、現在の高齢化率は26.8%となっています。生駒山を中心に栄えたまちであり、坂道が多い地形から、足腰の衰えた高齢者にとっては閉じこもりがちな生活を余儀なくされる傾向にあります。 こうしたリスクの高い高齢者の実態を把握するため、75歳以上で要介護、要支援認定を受けていない人を対象に基本チェックリストを毎年送付しており、本調査の回答をもとに運動や生活機能等が低下している人をリスト分けし、支援の必要な人を掘り起こす水際作戦を行っています。回答率は9割近くありますが、回答のなかった人には職員等が直接出向き、ヒアリングを実施するなど丁寧な対応がとられていました。 また、生駒市では、「いきいき百歳体操」と呼ばれる後期高齢者向けの事業に対して力を入れています。高齢者が地域の集会所や住民宅などに集まり、椅子に座ったまま手足に重りをつけ、DVD映像を見ながら行う簡単な体操でありますが、筋力や歩行機能が向上し、さらに住民同士の交流にもなっています。現在は53カ所の教室で毎週開催されていますが、2022年までに高齢者が居住地から15分以内で歩いて行ける範囲内として178カ所の設置を目標に掲げているとのことでした。 次に、生駒市でも高齢化の進行とともに認知症高齢者の増加が課題としてあり、認知症に対する住民理解を促進していくことが求められています。 認知症に関する普及啓発の取り組みとして、認知症の人の状態に応じた適切な対応の流れを示す認知症ケアパスを作成し、関係機関等に配布しています。また、認知症の介護経験者や認知症への関心・理解のある市民が集まり、認知症の人や家族の支えとなる「支え隊」と呼ばれるボランティア組織の結成に向けて準備が進められていました。 認知症の人やその家族の安心・安全を確保するための取り組みとしては、行方不明高齢者捜索ネットワークシステムを構築し、事前に登録された徘徊の恐れのある高齢者が行方不明となったときに、市と警察、介護事務所が連携し情報交換を行いながら早期捜索、早期発見を図っています。また、ALSOKが開発した発信機「みまもりタグ」を持つ高齢者が徘徊した場合、市内120カ所にある感知器や専用アプリをインストールしたスマホを持ったボランティアなどに近づくと、タグの位置情報が専用サーバーに自動送信され、探索活動に利用できるというものもありました。 その他、自治会においては、認知症サポーター養成講座を受講した後に、徘徊する高齢者への声かけといった徘徊高齢者捜索模擬訓練を実施しています。また、事業所や店舗等においては、認知症サポーター養成講座の受講後に「認知症の人にやさしいお店」として登録され、市のホームページにも掲載されています。さらに、子供達も学校の授業の中で、認知症の高齢者とはどのような人なのかを理解する時間が設けられるなど、生駒市では行政だけでなく、市全体を巻き込んだ、認知症をまちぐるみで支える取り組みがなされていました。 次に、枚方市では病児保育室の運営について研修を受けました。 枚方市では、昭和30年代における人口の急増とともに保育所整備が進む中、子供が病気になったときに預かってもらえる病児保育を求める運動が始まり、昭和44年に市からの委託事業として病児保育室が開設されました。当時、保育所に併設する病児保育室は他の自治体にもあったそうですが、医療施設に併設する病児保育室としては本施設が初めてで、先駆けとして注目を集めたそうです。 さらに、昭和54年には枚方市民病院(現市立ひらかた病院)内に市直営の病児保育室が開設され、現在では委託3施設、直営1施設の計4施設が市内にあります。各施設の定員は、委託3施設がそれぞれ8人、6人、4人、直営1施設が5人となっています。利用者側にとって定員は多いにこしたことはないのですが、病児保育には施設の設備的な基準と人員配置の基準があり、定員をふやせばそれだけ施設整備や人員が必要となり、また委託する市側としても定員に応じて委託料が増大することから、地域ごとの利用需要に基づいて、現在の定員設定を行っているとのことでした。 病児保育室の利用資格については、枚方市内の保育所等に入所する児童が対象となりますが、認可外保育所、一時預かりを利用している児童も対象となり、あきがある状況によっては小学生の受け入れも行われています。 当然、病気の診断が必要となりますので、委託の3施設については併設する小児科医院で、また直営の病児保育室については、委託施設とは異なり市立ひらかた病院もしくは市内の病児保育協力医院で診察してもらうことになります。協力医院で受診した場合は紹介状を書いてもらう必要がありますが、医師会の協力により500円で書いてもらえるとのことでした。 病児保育室の開室時間は、月曜日から金曜日が午前8時から午後6時、土曜日は午前8時から午後1時、委託施設は午後2時までとなっており、この開室時間内が利用受付時間となりますが、直営の病児保育室については、委託施設と比較して利用状況が低いこともあり、現在は24時間365日の受け付け対応をとられているそうです。 利用料金は、給食代込みで1日2,000円ですが、市民税の課税額によっては1,000円に、また生活保護及び市民税非課税世帯は無料となるなど減免措置が講じられています。 実際の利用形態としては、受診した日は家庭で看病し、翌日からの入室を予約するといったケースが多いそうですが、子供の場合一晩寝ると元気になることもよくあるため、当日のキャンセルが多いというのも病児保育室の特徴となっています。 稼働率は、年間で6割を超えているそうですが、月によってかなりばらつきがあり、感染症が流行している時期などはかなりのキャンセル待ちがあるそうです。また、近年は少子化が進む一方で保育所の需要はふえており、これに比例して病児保育室の需要も年々増加傾向にあります。今後、さらなる利用者の増加があった場合の定員増への対応が課題であるとのことでした。 最後に、病児保育には保育所に併設する形態等もある中で、枚方市が採用している医療機関併設型の病児保育室は、児童に何かあった場合でもすぐ横に医者が控えている安心感が一番のメリットだと述べられました。 本委員会といたしましては、本市における地域包括ケアシステムの構築及び病児保育室の設置に関し、今回の視察を参考に調査研究を進めていきたいと思います。 以上で、報告を終わります。 ○議長(屋敷満雄君)  以上で委員会視察報告を終わります。--------------------------------------- △日程7 議案第13号 新宮市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 △日程8 議案第14号 新宮市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例 △日程9 議案第15号 新宮市国民健康保険事業基金条例の一部を改正する条例 △日程10 議案第16号 新宮市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 △日程11 議案第17号 新宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例 △日程12 議案第18号 新宮市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例 △日程13 議案第19号 新宮市放課後児童クラブ条例を廃止する条例 △日程14 議案第20号 新宮市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例 △日程15 議案第21号 新宮市介護保険条例の一部を改正する条例 △日程16 議案第22号 新宮市地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例 △日程17 議案第23号 新宮市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例 △日程18 議案第24号 新宮市消防手数料条例の一部を改正する条例 △日程19 議案第25号 新宮市火災予防条例の一部を改正する条例 △日程20 議案第26号 新宮市立幼稚園条例の一部を改正する条例 △日程21 議案第27号 平成29年度新宮市一般会計補正予算(第8号) △日程22 議案第28号 平成29年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第4号) △日程23 議案第29号 平成29年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第2号) △日程24 議案第1号 平成30年度新宮市一般会計予算 △日程25 議案第2号 平成30年度新宮市国民健康保険特別会計予算 △日程26 議案第3号 平成30年度新宮市後期高齢者医療特別会計予算 △日程27 議案第4号 平成30年度新宮市介護保険特別会計予算 △日程28 議案第5号 平成30年度新宮市と畜場特別会計予算 △日程29 議案第6号 平成30年度新宮市駐車場事業特別会計予算 △日程30 議案第7号 平成30年度新宮市住宅資金貸付事業特別会計予算 △日程31 議案第8号 平成30年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計予算 △日程32 議案第9号 平成30年度新宮市土地取得特別会計予算 △日程33 議案第10号 平成30年度新宮市水道事業会計予算 △日程34 議案第11号 平成30年度新宮市簡易水道事業会計予算 △日程35 議案第12号 平成30年度新宮市立医療センター病院事業会計予算 ○議長(屋敷満雄君)  日程7、議案第13号から日程35、議案第12号までの29件を一括上程いたします。 ただいまから、慣例によりまして、田岡市長に予算大綱について説明を求めます。 田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君) (登壇) それでは、平成30年度予算大綱を述べさせていただきます。 1、所信。 平成30年3月定例会を開会し、平成30年度予算案の御審議をお願いするに当たり、今後の市政に臨む私の所信の一端と予算の大綱を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 昨年10月の市長選挙におきまして、市民の皆様方の御支持をいただき、引き続き市政を担当させていただくことになりました。改めて、その責任の重さに身の引き締まる思いをいたしておりますとともに、市民の皆様とお約束しましたことを実現する決意を新たにしたところであります。 市長就任以来、「市政は市民のために」を理念として、全ての職員とともに市勢発展に取り組んでまいりました。本市にとって平成30年度は新たなまちづくりの指針となる第2次新宮市総合計画のスタートを踏み出す非常に重要な年度となります。市民と行政が一体となり、総合計画に掲げた目標に向かい、各施策を推し進め、目指すべき都市像「人とまちが輝き、『未来』へつなぐまち新宮市」の創造に向け、まちづくりを進めていかなければなりません。そのため、平成30年度は次に掲げる三つの基本政策に取り組み、市民の皆様方に「暮らしやすいまち」を実感していただくための予算編成を行ったところであります。 一つ目、「安心・安全なまちづくり」については、近い将来に発生が危惧される南海トラフ巨大地震に備えた取り組みを進めてまいります。地震・津波対策として、昨年着手した王子避難路を緊急時における地域住民の円滑かつ迅速な避難路として整備してまいります。 橋梁、トンネルについては、適切な維持管理に努め、長寿命化を推進するとともに、利用者の安全を図るため耐震補強工事等を行います。また、昨年10月の台風21号では、多数の家屋等に浸水被害が発生したことから、市田川流域に内水排除のためのポンプを3基設置し、浸水被害の軽減対策を行います。あわせて、台風などの大雨発生時における災害対応体制の強化を図るとともに、国・県及び関係機関と連携し、総合的な水害軽減対策に取り組んでまいります。 二つ目、「地域活性化・交流人口拡大」については、これまでの新宮港関係団体各位の御尽力や継続したポートセールスの成果もあり、現時点において外国客船10隻を含む14隻の入港が予定されております。 このような中、和歌山県において最大11万トン級の客船入港に対応できるよう、平成30年度の完了に向けて事業が進められており、さらなる大型客船の入港数や乗船客の増加が見込まれるものと期待をするところであります。今後の新宮港における持続的な客船入港数の確保と乗船客のおもてなしの充実を図る観点から、熊野地域の2県10市町村における広域的な協議会を設置し、本市が中心的な役割を担う中で、クルーズ客船を通じた新宮港を核とする地域産業全体の活性化を目指してまいります。 また、山村の地域資源を生かした観光振興に焦点を当て、熊野川地域において、念願であった熊野川温泉さつきの未改修部分については、地場産品などを利用した地域の食文化提供や体験ができる多目的活用としての交流の場を整備してまいります。 三つ目、「福祉・教育の充実」については、各小中学校に学校司書を派遣し、学校図書館の整備・運営、学校図書館を活用した授業等の支援、市立図書館と連携することで読書活動の推進を図ります。 高齢者支援としましては、今後、高齢者世帯や認知症高齢者の増加により、在宅医療と介護のニーズの増加が見込まれる中、これらのニーズに対し、新宮市医師会協力のもと、円滑かつ適切に対応できるよう高齢者支援の相談窓口を設置し、高齢者が在宅においても医療や介護が安心して受けられるよう支援体制を整備してまいります。 子育て支援としましては、一定条件のもと、第2子以降の乳児を家庭で保育する世帯に対して経済的支援を実施するなど、子育て環境の充実を図ります。 新庁舎の完成に伴い、未利用となっている旧仮庁舎につきましては、市民の活動や福祉等の施策の場として活用を図るため、耐震補強及び改修整備を行ってまいります。また、文化複合施設整備の着実な事業進捗により、平成32年度の完成を目指します。 以上、三つの基本政策を着実に進め、市民の誰もが夢と希望を持ち、このまちに住み続けたいと思える「暮らしやすいまちづくり」の実現に取り組んでまいります。 2、施策の大綱と市政の方向。 平成30年度の予算案の概要につきましては、一般会計、特別会計、企業会計の予算の総額は346億3,900万8,000円で、前年度予算と比較して0.2%の減であります。 会計別では、一般会計が160億1,816万7,000円で、前年度予算と比較して0.3%の増であります。 特別会計につきましては86億9,287万6,000円で、前年度予算と比較して9.9%の減であります。 企業会計につきましては、水道事業会計が12億6,777万4,000円で、前年度予算と比較して6.7%の増となっています。 また、平成30年度より一般会計から地方公営企業法の適用である企業会計へ移行する簡易水道事業会計は2億4,379万5,000円となっています。 病院事業会計は84億1,639万6,000円で、前年度予算と比較して6.7%の増となっております。 以下、平成30年度予算案の主な事業と取り組みについて申し上げます。 平成30年度から新たに始まる「第2次新宮市総合計画」に基づき、本市固有の地域資源を効果的かつ最大限に生かしながら、将来目標の達成と課題解決に向けた取り組みを着実に推進してまいります。 熊野川河口大橋を含む新宮紀宝道路につきましては、昨年12月に新宮紀宝道路起工式がとり行われたところであり、一日も早い完成に向け、関係機関とともに進めてまいります。 また、世界文化遺産「熊野川」の濁水、治水、堆積土砂等、諸問題の早期解決に向け、市議会とも連携し、精力的な要望活動を展開してまいります。 新庁舎の完成に伴い、未利用となっている旧仮庁舎につきましては、市民活動等の拠点として再利用の整備を進めてまいります。 人権政策事業につきましては、市民一人一人が尊厳と人権が尊重される社会を築き、市民の誰もが笑顔で心豊かに暮らす思いやりのまちづくりを推進するため、創意工夫を行いながら市民の人権意識の高揚に取り組んでまいります。 防災対策事業では、大規模災害発生時の生活用水確保及び感染症対策として、中核となる大規模避難所へ井戸を整備するため、今年度は1カ所を整備してまいります。また、災害時の重要な情報伝達手段である防災行政無線に関しては、Jアラート受信機を新たな機器に交換することで、従来より早く放送できるよう整備してまいります。さらに、大規模地震発生時への平時の備えとして、減災対策の柱である住宅の耐震化の促進や災害時に必要な災害用備蓄の充実、地域の防災力向上など、防災・減災対策に取り組んでまいります。 消防関係事業では、高規格救急自動車を更新し、救急業務の高度化を推進します。また、消防団水槽車の整備により、熊野川地域の消防力の向上を図ります。さらに、消防団員の装備や安全対策を図り、消防団組織の充実強化に取り組んでまいります。 福祉関連事業では、障害のある方が地域で安心し暮らしていけるよう、生活や就労に対する支援の充実に努めながら、障害者総合支援法などに基づく事業を実施してまいります。 また、生活に困窮されている方の相談や就労に対する支援を行うとともに、誰もが健康で文化的な生活を送れるよう、生活保護法などに基づく事業を実施してまいります。 高齢者施策では、ねんりんピック紀の国わかやま大会の来年度開催に伴い、新宮市が会場となるサッカー、ボウリングのふれあい交流大会の準備を進め、全国から集う選手及び関係者の方々との交流や、健康長寿の重要性を市民に実感してもらえるような大会が実現できるよう取り組んでまいります。 子育て支援としましては、県の「紀州っ子いっぱいサポート」補助金を活用し、保育料の無償化対象を現在の第3子に加え、所得制限を設けた上で第2子に拡充するとともに、一定条件のもと第2子及び第3子以降の乳児を家庭で保育する世帯に対し、在宅育児支援手当を支給するなどの経済的支援を新たに実施いたします。 保健事業につきましては、妊娠・出産支援として引き続き一般不妊治療費及び特定不妊治療費、妊婦健診費の助成を実施し、育児支援として助産師による新生児全戸訪問、乳幼児健診などを実施します。 また、保健師や発達相談員が子供の発達や育児不安等のある家庭に対して相談を行うなど、就学につなげるための支援を実施します。さらに、がん検診・特定健診の個別・集団健診につきましては、引き続き受診率の向上に努め、市民の健康づくりを推進します。 生活環境事業では、エコ広場まで来られない高齢者や障害のある方の家庭を対象としたふれ愛収集や家庭から排出される粗大ごみの戸別収集を期間を定めて実施するなど、引き続きごみの減量化と環境美化の推進に努めてまいります。また、紀南環境広域施設組合とともに廃棄物最終処分場の建設を進めていきます。 道路事業といたしましては、経年化等により舗装のひび割れが発生している西野田線等の舗装工事とともに、排水能力を向上させ浸水被害を軽減させるため、南谷第1下田橋線等の側溝改良工事を行います。また、町内会単位で行っていただいている溝掃除の支援拡充を図ります。 交通安全対策として歩行者の安全を確保するため、市道池田町第1王子橋線等の歩道整備工事を行います。 都市計画事業といたしましては、県道あけぼの広角線の開通により、今後一層の住宅化が進むと予想される広角地区に下水路整備工事を行い、住環境の向上を図るとともに雨水排水対策を行います。 地籍調査事業につきましては、蓬莱三丁目、徐福二丁目及び三輪崎、高田、熊野川町上長井の各一部の4地区の一筆地調査を実施いたします。 空家等対策事業といたしましては、平成29年度に策定した「新宮市空家等対策計画」をもとに、防災・衛生・景観・生活環境等の保全を図り、空家等の適正管理や利活用を推進していきます。 農業の振興につきましては、農道の新設や農業用水路改修事業などの基盤整備を通じ、農業生産性の向上を目指します。また、鳥獣害対策にも引き続き取り組んでまいります。 林業の振興につきましては、林道上地平瀬線開設工事を進め、その他林道の維持管理に努めるとともに、熊野材の消費拡大につながる間伐や作業道開設などへの支援を行ってまいります。 水産業の振興につきましては、資源管理型の漁業を推奨するものとし、イセエビ、アワビ、アユなどの放流や藻場の育成事業など、漁場再生に向けた取り組みを支援してまいります。 学校環境整備につきましては、光洋中学校の外壁落下防止工事を行い、教育施設及び避難所としての安全を確保します。また、熊野川中学校が授業で使用している熊野川複合集会所の外壁を塗りかえ、建物の保全を行います。 学力向上への取り組みにつきましては、引き続き小・中学校に学校支援職員などの配置を実施し、複数教員による指導や少人数に対応した指導など、個に応じたきめ細やかな指導による学力向上を図ります。また、学校司書を1名ふやし、小・中学校における子供たちの読書活動の充実を図ります。 防災教育につきましては、子供たちに地震や津波などの自然災害からみずからの命を守る力を身につけさせるため、幼稚園、小中学校での防災学習の充実と地域との連携を図ってまいります。 生涯学習事業といたしましては、経年劣化が著しいやたがらすサッカー場の人工芝の張りかえを進め、平成31年度に開催されるねんりんピック紀の国わかやま大会に向けて整備を行います。同時に、紀伊半島大水害により被害を受け、利用休止となっている高田テニス場及び若もの広場の再整備も進めてまいります。また、第7回新宮・那智勝浦天空ハーフマラソン大会や新宮市駅伝大会2019などのスポーツイベントを実施し、スポーツ関係団体等と連携しながら、スポーツの普及推進による市民の健康増進と体力の向上を図ります。 公民館事業では、市民一人一人が豊かな人生を送るため、子供から高齢者まであらゆる機会を捉え、幅広い学習の提供に努めてまいります。さらに、同和問題を初め、あらゆる差別のない社会の実現を目指すため、人権教育・啓発のより一層の推進に努めてまいります。 文化財の適切な保存と積極的な活用等については、国の重要文化財旧西村家住宅の保存修理事業に継続して取り組むとともに、史跡新宮城跡の景観整備及び復元整備の調査研究等を行ってまいります。 市民文化の振興については、市民音楽祭や伝統芸能大会、歴史ある新宮市展や県展を開催し、創作成果の発表や鑑賞機会の場の提供を行うことで、芸術意識の高揚に努め、市民が主体的に取り組んでいる団体の支援を行います。 文化を軸とした地域活性化、生涯学習の拠点となる文化複合施設の整備については、整備予定地の埋蔵文化財発掘調査を行いながら、建設に向けた設計業務を進めるとともに、開館に向けて事業活動計画など、管理運営に関する計画の検討を進めてまいります。 商工業の振興については、新規開業者向けの利子補給制度や開業時の広告宣伝事業費に対する補助や、商店街空店舗対策補助金を引き続き実施するなど、創業の促進により働く場の確保を図ります。また、市内の消費喚起対策として新宮商工会議所発行のプレミアム付共通商品券発行事業を引き続き実施するほか、意欲的な商業者団体の活動支援や、関係機関との連携のもと、繁盛店づくりに向けた個店対策や消費喚起対策として、中心市街地及び市内商工業の活性化に向けた取り組みを進めます。 消費生活関連では、年々増加し、多様化する消費者トラブルに対応するため、相談体制を継続してまいります。 観光振興については、インバウンド対策を初め、SNSなどを活用して、効果的に観光情報の発信に努め、さまざまな機会を捉えて積極的にプロモーションを行います。同時に、今後の観光客の誘客に向けたマーケティングやマネジメントをしていく仕掛けとなるDMOの組織構築に向けた取り組みを進めます。 また、和歌山県の世界遺産である高野地域と熊野地域が第2次交通手段を通して、便利に利用できるように取り組む聖地巡礼バス協議会に加入し、当地域のPRなども含めて誘客に努めます。 まちなか観光については、公衆無線LANや旧チャップマン邸の改修を行い、観光施設の整備を進めます。 さらに、本年度は山村の地域資源を生かした観光振興に焦点を当て、高田・熊野川地域の旅行商品の造成に取り組むとともに、熊野川地域においては念願であった平成23年の紀伊半島大水害で被災した熊野川温泉さつきの未改修部分の整備を行います。 新宮港湾関係においては、現在新宮港第二期工業用地に計画されている木質バイオマス発電事業を着実に推進し、さらなる雇用創出・港湾振興に向けた積極的な企業立地活動とともに、工業用地内立地企業に対する支援についても継続して取り組んでまいります。 また、引き続き新宮港の利活用に向け、大型クルーズ客船並びに地球深部探査船「ちきゅう」などの調査船の誘致等のポートセールスを積極的に展開するとともに、安心・安全な新宮港を目指した港整備や適切な維持管理にも取り組んでまいります。 特別会計としての国民健康保険事業会計は、県が財政運営の責任主体となる国保広域化初年度に当たり、新たに創設された保険者努力支援制度の指標を踏まえ、きめの細かい国保保健事業を行い、医療費の適正化や国保税収納率の向上などを図り、より効果的かつ効率的な財源の確保に取り組み、健全な国保財政運営に努めてまいります。 医療センターにつきましては、ことし4月の診療報酬改定が全体でマイナス1.19%、実質的に3回連続のマイナスという厳しいものとなりますが、経営の一層の効率化に努めてまいります。また、引き続き、安心で信頼される適切な医療を提供するため、医師や看護師等医療スタッフの確保に取り組みます。 上水道事業につきましては、薬品沈殿池への汚泥引き抜き装置の設置工事として、第1期目の工事を行い、安全で安心な水道水の安定供給を図るとともに、三輪崎配水池の更新に係る敷地造成工事、老朽管の更新工事を実施し、災害に強い施設づくりを進めてまいります。年々、人口が減少傾向にあり、使用水量の減少による厳しい経営状況が続きますが、限られた財源を活用し、より計画的で適正な施設整備事業を推進しながら、一層の経営効率化に努めてまいります。 簡易水道事業につきましては、昨年度に引き続き西高田簡易水道施設整備事業に係る施設整備工事を行い、安全で安心な水道水を持続的に供給できるよう努めてまいります。また、本年度より地方公営企業法が適用され、特別会計から企業会計へ移行となり、より一層の経営の効率化に努めてまいります。 以上のとおり、今後の市政に臨む私の所信の一端と予算の大綱を御説明申し上げました。 行財政を取り巻く環境は厳しいものがありますが、市民の皆様の声を広く聞きながら課題の一つ一つを着実に解決し、市民の誰もが「笑顔で心豊かに暮らせるまちづくり」に一生懸命取り組んでまいる所存であります。 議員各位を初め、市民の皆様の特段の御理解と御協力を賜り、提出議案に御賛同いただきますようお願い申し上げまして、予算大綱の説明とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(屋敷満雄君)  以上をもって、予算大綱の説明を終わります。--------------------------------------- △日程7 議案第13号 新宮市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(屋敷満雄君)  ただいまから、先ほど一括上程いたしました日程7、議案第13号から日程35、議案第12号について、順次議題といたします。 日程7、議案第13号、新宮市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 尾崎総務課長。 ◎総務課長(尾崎正幸君) (登壇) ただいま議題となりました議案第13号、新宮市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 恐れ入りますが議案書2ページをお願いいたします。 まず、市民窓口課関係では、国民健康保険法の改正に伴い、国民健康保険運営協議会の名称を国民健康保険事業の運営に関する協議会に変更するものでございます。 続きまして学校教育課関係では、市町村教育委員会に設置されております適正就学指導委員会につきまして、早期からの教育相談や支援、就学先決定時のみならず、その後の一貫した支援についても助言を行うという観点から適正就学指導委員会の名称を教育支援委員会に改めるものでございます。 また、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第47条の6の規定により設置される学校運営協議会につきましては、和歌山県内において平成29年度から3年間で全公立小中学校への設置が打ち出されたことを受け、当市においても全小中学校に設置するに際し、想定される活動実態に合わせた報酬額及び支払区分に改めるもので、年額1万円を日額1,000円に改めるものでございます。 最後に、選挙管理委員会関係では、別表備考を改正するものでございます。内容につきましては、選挙長等の報酬につきまして、開票及び選挙会が引き続き、翌日まで行われた場合につきまして、1日とみなして1日分を、二つ以上の選挙が同一日に行われる場合は、一つの選挙とみなし報酬を支給する取り扱いを明記するものでございます。今回の改正による報酬額の変更はございません。 なお、附則につきましては、この条例は平成30年4月1日から施行するというものでございます。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程8 議案第14号 新宮市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例 ○議長(屋敷満雄君)  日程8、議案第14号、新宮市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 尾崎総務課長。 ◎総務課長(尾崎正幸君) (登壇) ただいま議題となりました議案第14号、新宮市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 地方自治法等の一部を改正する法律が成立し、これに伴い地方独立行政法人法の一部が改正され、本条例で参照している文言が移動したことに加え、人事院による退職給付に係る官民比較調査の結果及び見解を踏まえて、国家公務員退職手当法等の一部を改正する法律により、官民均衡を図るために設けられている調整率の引き下げ改定がなされたことから、参照条文の改正及び国家公務員の退職手当制度の改正に準じた改正を行うものでございます。 恐れ入りますが2ページをお願いいたします。 第7条第5項第2号の改正につきましては、参照条文の改正でございます。 3ページをお願いいたします。 附則第5項の改正につきましては、退職手当の計算に用いる調整率の対象外職員の文言の削除及び調整率を国家公務員と同様に「100分の87」から「100分の83.7」に引き下げるものでございます。 4ページをお願いいたします。 附則第9項の改正につきましては、同項が経過措置の規定でございますので、附則第5項の改正と同様に、調整率を国家公務員と同様に「100分の87」から「100分の83.7」に引き下げるものでございます。 なお、附則につきましては、この条例は平成30年4月1日から施行するというものでございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程9 議案第15号 新宮市国民健康保険事業基金条例の一部を改正する条例 ○議長(屋敷満雄君)  日程9、議案第15号、新宮市国民健康保険事業基金条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 赤坂市民窓口課長。 ◎市民窓口課長(赤坂幸作君) (登壇) ただいま議題となりました議案第15号、新宮市国民健康保険事業基金条例(平成17年新宮市条例第59号)の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案は持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律(平成27年法律第31号)の施行に伴い、従来市町村では保険給付等に要する費用の財源として、国民健康保険税を徴収してまいりましたが、平成30年度からは国民健康保険財政の仕組みが変わり、国民健康保険税は都道府県へ納付する国民健康保険事業費納付金等の財源となるため、今後、事業費納付金の財源が不足するおそれがあることから、国民健康保険事業基金の使途を国民健康保険事業費納付金の納付に改めるものでございます。 それでは、議案書裏面、2ページの具体的内容について御説明させていただきます。 改正後、改正前による新旧対照表を御参照願います。 第1条では、「保険給付費等の増こうにより財源が著しく不足する場合における国民健康保険財政」を「国民健康保険事業」に改め、第6条第1号では「国民健康保険に係る保険給付費の支払」を「国民健康保険事業費納付金の納付」に改め、第2号では「を除き」を「のほか」に改めるものであります。 附則といたしまして、この条例は平成30年4月1日から施行するというものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、説明とさせていただきます。御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。 7番、福田議員。 ◆7番(福田讓君)  質疑を行います。 今回、先ほど市長の予算大綱でも述べておられましたが、今、国民健康保険が、今度、県のほうへ保険税を払うという形なんですけれども、ちょっと詳しく説明願いたいんです。これによって、今まで新宮市がやっていた国民保険条例に基づく国民健康保険、皆さん、ほとんどの方が国民健康保険に入っている。高齢者の方は後期高齢者医療ということで。今度、変わる県税、県に収めるとなってきますから、新宮市としてどういうメリットとデメリットがあるのかということを説明願いたいと思います。 ◎市民窓口課長(赤坂幸作君)  今回の平成30年度から始まります国保の広域化のメリットとデメリットということでございますが、これまで今回の改正によりまして、これまで非常に小規模な保険者、新宮市も含めまして小規模な保険者にとりましては、医療費等の増嵩によりまして、非常に財政が不安定な側面がございました。まして、無職であったり、高齢者が多いという中で、非常に苦しい財政をこれまで続けてこさせていただいたわけなんですけれども、平成26年度に一度、引き上げもさせていただいたわけなんですけれども、その中で、何とか剰余金を活用しながらこれまで運用を続けてまいりました。 そこのあたりで、今回の改正のメリットといたしましては、間に県が入って、財政の責任、共同保険者となることによりまして、より保険者の母体が大きくなることによって財政を安定させて、国民健康保険、この世界にまれに見るこういった保険制度を持続可能にしていくようになるという大きなメリットがあると認識しております。 今回の改正によりまして、間に県が保険者となって一緒に入ります。その関係で先ほど申し上げました納付金といたしまして、納付させていただくことになるわけなんですけれども、この内容につきましては、これまで、国・県から入っておりましたそういった前期高齢者の交付金でありますとか、定額的な国庫負担の公費、そのあたりの部分が県にも特別会計ができることによりまして、その間で、これまで市で行ってきました予算と財政の中でやりとりを行うということに、今回はなります。 デメリットということでございますが、デメリットということは基本的にはないものとは考えておりますが、あるとすれば、今、進められております医療費の適正化という問題がありまして、伸び続ける医療費を国は社会保障費の削減ということで、何とか少しでも抑制していきたいという側面もありまして、そこらあたりでは保険者に対しては、先ほど市長からも大綱の中でお話しいただきました、そういった保険者努力支援制度というものも、今回設けられますので、そういったところで、保険者としてできる範囲で努力をして、そういった医療費の適正化にも力を入れていきたいなと考えております。 以上です。 ◆7番(福田讓君)  御丁寧に御説明いただいたんですが、今まで新宮市が新宮市国民健康保険でやった。それが、今度、県が中へ入ってきて、県も負担してくれるということになるんですね、言うたら。 今まで、国民健康保険積立金というのがあったでしょう。それをずっと取り崩しながらやってきた、今まで。これが今度から、それも県が持ってくれる。だから、国民健康保険に入られている方というのは20歳から74歳まででしょう。後期高齢者は75歳以上の後期高齢者連合でやっていますわね。だから、その方にとって保険税のアップとか、下がる人とか、それによって若干出てくるわけでしょうか。ただ、私は、これなぜ質疑しているかということで、教育民生委員会のほうで詳しくしていただけると思うんですけれども、そういう県が中へ入って、国民健康保険を今度、運営していくという形で、県からも指導も来るんでしょう、今度から、そうしたら。 そこで、勤務されている職員の皆さんも一生懸命仕事しています。それも大分中身も変わってくるんですか。一々、上の県に対して御相談をしなければならないとか、上位という形で。職員にとって、複雑なまた事務ができる、そのあたりをお聞きしたいんです。 ◎市民窓口課長(赤坂幸作君)  今、福田議員が御質疑いただいた点につきましては、我々も正直なところ少し心配したところもありますが、今回、基本的には住民の皆様、いわゆる被保険者の皆様に対する行政サービスの内容そのものは全く今までと変わりません。変わりますのは、先ほども申し上げましたように、間に県が入ることによって、より、強いて言えば、市の、今まで以上に国民健康保険の財政の中身であるデータが全て試算等で県のほうへ30市町村が提出いたしますので、そういった面で見れば透明化が図られながら、今後は進めていくのかなと思います。 ですので、繰り返しになりますけれども、業務内容自体はそう変わる変化はないんですが、先ほど申し上げました保険者努力支援制度というものができまして、これまで国、県の特別調整交付金というのが中にいろんなメニューがあったわけなんですが、そういったメニューのほとんどがこれから段階的に保険者努力支援制度の中に移行していくというようなことはお聞きしていますので、そういった動向をしっかり見極めながら、保険者として補助金を獲得していかなくてはなりませんので、努力をこれから、早く情報をキャッチして、各関係課と連携をとりながら進めてまいりたいと思っております。 ◆7番(福田讓君)  今の保険状態というのは、後期高齢者のありますね。後期高齢者の人が1割よね、負担。ところがそれを賄っているのは、国民健康保険、いわゆる若い方が賄っています、5割以上を。今回の改正によって、国民健康保険の負担されている方々あります、20歳からいわゆる74歳の方の保険料も若干、やっぱり変わってくるんでしょうかということもお聞きしたいんです。 今回は県が中に入るということは、県がやっぱり主導的とるんでしょう。だから、新宮市としてはそれに従うという形になってくるんじゃないですか。それによって、一番メリットがあるというのは、国民健康保険の積立金が今まで、少しずつ、赤字の場合はそれを使っていたと。今度、県が全部、それしてくれるという形になるんですか。 ◎市民窓口課長(赤坂幸作君)  今、いただいた御質疑につきましては、まず、基金のお話なんですけれども、基金につきましては既に、平成24年度、平成25年度にもう枯渇しておりまして、それからは毎年、剰余金、先ほど申し上げました剰余金を活用しながら、何とか。平成26年度には一度引き上げをさせていただいた経緯がございますが、現在まで、何とか、皆様の御協力によりまして、現状維持ということで来させていただきました。今回の改正につきましては、先ほど議員おっしゃられたのは、国保の被保険者ですけれども、加入は生まれてから74歳までの間が被保険者として加入していただいておりまして、年度平均では若干、被保険者自体はどんどん減ってはきておるんですが、1万人を切った状態でございます。 そんな中で、今回の改正を受けて、確かにおっしゃるとおり、多くの、今回の財政支援といたしまして、財政支援をいただいておりますが、今回の大きな改定が皆さんのそういった保険料の高騰にならないように、一応、そういう激変緩和対策がとられております。そんな中で、当市といたしましても、これまでどおり、平成30年度につきましては、税率を据え置くとさせていただきながら、今後、伸びております1人当たり医療費が現在もこの2、3年も伸びておりますので、今後、そういったことが皆さんの負担を少しでも、1年でも先送りできるように、健全な財政運営をしていきたいと考えておりまして。 そして、もう一つは県からの補助があるかという話なんですけれども、県には県のいろいろ、先ほど申しました財政がございまして、そこのあたりにつきましては、30市町村に基本的には被保険者割といいまして、その被保険者数に応じて、シェアして、国から県に向けて出されている補助金を30市町村に分けての財政支援はしていただいて、その結果、何とか、引き上げは免れることになるように、今、考えております。 今後もそういったこれから、一応、激変緩和期間というのは、今後、県の国保運営方針で、一応9年間と決まっておりますが、その間に何とか引き上げをできるだけせずに、進めていけるようにいきたいと考えております。 以上です。 ◆7番(福田讓君)  もう最後でいいです。 これによって、新宮市の国民健康保険税の課で働いている方のそういう仕事量が若干ふえるとか、減るとかということは、どっちなんですか。それだけ聞いて、質疑、終わります。 ◎市民生活部長(岡雅弘君)  ただいま赤坂課長のほうから国保制度の広域化について御説明させていただいたところでございますが、基本的には広域化を図って、県下統一という方向では向いて行くわけでございますが、当面は今の状況が続くんであろうというふうに思っております。課長のほうからも説明ありましたように、税額につきましても、後ほど、国保税の御審議をいただくわけでございますが、税率については現状維持のままで進めさせていただきたいというふうに考えてございます。 基金につきましては、本体のほうの、国保特会のほうにつきましてはもう既に、基金の残高はゼロでございます。ただ、熊野川町のほうの直診のほうにつきましては、基金がまだ、若干、残として残っておる現状でございます。今後、国保につきましては、県下統一を目指していろいろな改革が進められていくと思いますが、できるだけ、緩やかな形で進めていきたいというふうに考えてございます。その時々で、議会のほうにも、また市民の皆様方にも制度の改革については御説明を続けさせていただきたいというふうに思ってございます。 以上です。 ◆7番(福田讓君)  大体、後は任せるけどね、これによって、職員の方の今の仕事がまた一段とふえるんか、そのまま現状でいくんかと聞きたいんです。 ◎市民生活部長(岡雅弘君)  県のほうで大きく財政的な取りまとめをしていただきますので、市でまとめた部分を県に報告でありますとか、そういうことは出てくるかと思いますが、現状とほぼ変わらぬ業務量になろうかというふうには思っております。 ◆7番(福田讓君)  わかりました。 ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。 会議中でありますが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午前11時10分--------------------------------------- △再開 午前11時23分 ○議長(屋敷満雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程10 議案第16号 新宮市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 ○議長(屋敷満雄君)  日程10、議案第16号、新宮市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 赤坂市民窓口課長。 ◎市民窓口課長(赤坂幸作君) (登壇) ただいま議題となりました議案第16号、新宮市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案は、地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律が、平成29年3月31に公布され、地方税法第703条の4が改正されることに伴い所要の整備を図るものでございます。 主な改正内容は従来、国民健康保険税の課税は、国民健康保険に要する費用、後期高齢者支援金、介護納付金の合算額と規定されていましたが、平成30年度から国民健康保険財政の仕組みが変わり、国民健康保険税は国民健康保険事業費納付金等の財源となることから、課税について規定を変更するものでございます。 それでは、議案書、2ページをお開きください。 第2条では改正前、第1項の下線部分「基礎課税額~の合算額とする」を削除し、改正後では下線部分「次に掲げる額の合算額とする」を加え、第1号から第3号の字句に改正するものでございます。 第3項では、改正後に「第2号」を加え、4ページをお願いします。 第4項では、改正後に「第3号」を加えるものでございます。 第6条では、改正前の下線が引かれた字句を削除するものでございます。 附則といたしまして、この条例は平成30年4月1日から施行するというものでございます。 適用区分につきましては、改正後の新宮市国民健康保険税条例の規定は、平成30年度以降の年度分の国民健康保険税について適用し、平成29年度分までの国民健康保険税については、なお従前の例によるというものでございます。 以上、簡単でございますが、説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程11 議案第17号 新宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例 ○議長(屋敷満雄君)  日程11、議案第17号、新宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 赤坂市民窓口課長。 ◎市民窓口課長(赤坂幸作君) (登壇) ただいま議題となりました議案第17号、新宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案は持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴い、和歌山県に国民健康保険運営協議会が新たに設置されたことにより、本市の国民健康保険条例の一部について、所要の整備を行うものでございます。 それでは、議案書2ページをお開きください。 目次中、「行う国民健康保険」の次に「の事務」を加え、第1条の見出し中、「国民健康保険」の次に「の事務」を加え、第2条では見出しを含め、「国民健康保険運営協議会」を「本市の国民健康保険事業の運営に関する協議会」に改めるものでございます。 附則といたしましては、この条例は平成30年4月1日から施行するというものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、説明とさせていただきます。御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程12 議案第18号 新宮市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(屋敷満雄君)  日程12、議案第18号、新宮市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 赤坂市民窓口課長。 ◎市民窓口課長(赤坂幸作君) (登壇) ただいま議題となりました議案第18号、新宮市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案は持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律が施行され、高齢者の医療の確保に関する法律に第55条の2が新設されたことに伴い、新宮市が保険税を徴収すべき被保険者について規定した新宮市後期高齢者医療に関する条例、第3条に所要の整備を行うものでございます。 主な改正点として、平成30年4月以降、国民健康保険の住所地特例適用により、施設等入所中の被保険者が後期高齢者医療に加入したときは、後期高齢者医療においても引き続き、住所地特例の適用を受けることとなるよう規定するものでございます。 それでは、議案書2ページをお開きください。 第3条第2号では、「第55条第1項」の次に「(法第55条の2第2項において準用する場合を含む。)」を加え、「病院等」、「入院等」の次に、「法第55条第1項」を加えるものでございます。 第3号「法第55条第2項第1号」及び第4号「法第55条第2項第2号」の次に「(法第55条の2第2項において準用する場合を含む。)」を加え、第4号では、「最後に行った」の次に「法第55条第2項第2号」を加えるものでございます。 3ページをお願いいたします。 第5号では「法第55条の2第1項の規定の適用を受ける被保険者であって、国民健康保険法第116条の2第1項及び第2項の規定の適用を受け、これらの規定により新宮市に住所を有するものとみなされた国民健康保険の被保険者であった被保険者」を新たに加えるものでございます。 附則では、「平成20年度における被扶養者であった被保険者に係る保険料の徴収の特例」について規定した附則第2条を削除し、附則第3条を第2条に繰り上げるものでございます。 附則といたしましては、この条例は平成30年4月1日から施行するというものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程13 議案第19号 新宮市放課後児童クラブ条例を廃止する条例 ○議長(屋敷満雄君)  日程13、議案第19号、新宮市放課後児童クラブ条例を廃止する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 平見子育て推進課長。 ◎子育て推進課長(平見仁郎君) (登壇) ただいま議題になりました議案第19号、新宮市放課後児童クラブ条例を廃止する条例について御説明申し上げます。 平成27年4月に新宮市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例が施行され、本条例が今回廃止する新宮市放課後児童クラブ条例を包括しており、条例廃止においては現行の児童福祉法等とのそごが生じてきていることから、今回、新宮市放課後児童クラブ条例を廃止するものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程14 議案第20号 新宮市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例 ○議長(屋敷満雄君)  日程14、議案第20号、新宮市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 河邉健康長寿課長。 ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第20号、新宮市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例について、御説明いたします。 2ページをお願いいたします。 この条例は、介護保険法改正に伴い、指定居宅介護支援事業者の指定権限が、平成30年4月より、県から市町村に移譲されることにより、現在「和歌山県条例で定められている居宅介護支援事業者の指定等の基準」を市町村の条例で定めることとなったため、所要の整備を行うものです。 まず、「居宅介護支援」についてですが、居宅の要介護1から5までの方がサービス等を適切に利用できるよう、心身の状況、置かれている環境、要介護者の希望等を勘案し、居宅サービス計画を作成するとともに、サービス事業者等との連絡調整を行い、介護保険施設等への入所を要する場合は、当該施設等への紹介を行うことをいいます。 第3条は指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を、平成11年厚生省令第38号の基準のとおりとするというもので、第4条(記録の整備)は、厚生省令では「その完結の日から2年間」とあるのを「当該指定居宅介護支援を提供した日から5年間保存」とするもので、これは、給付費の返還を求める際の返還時効に合わせて、より長期の5年の「記録保存」とするものであります。 次に、第5条では、指定居宅介護支援の利用者への虐待防止や権利擁護を推進するための整備事項であり、第6条は、本支援事業等の申請者は、法人に限定するものであります。 第7条の委任規定といたしまして、申請様式等の必要な事項は規則で定めるものとするもので、なお、附則といたしまして、本条例は平成30年4月1日から施行するというものであります。 以上、簡単ですが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程15 議案第21号 新宮市介護保険条例の一部を改正する条例 ○議長(屋敷満雄君)  日程15、議案第21号、新宮市介護保険条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 河邉健康長寿課長。 ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第21号、新宮市介護保険条例の一部を改正する条例について、御説明いたします。 本条例は、介護保険制度が3カ年を単位とした運営を行うこととなっており、第6期の事業計画が平成29年度で終了することに伴い、平成30年度から平成32年度までの3カ年の、第7期介護保険事業計画年度の保険料を定めるものであります。 2ページをお願いいたします。 改正の内容でございますが、第4条中「平成27年度」を「平成30年度」に、「平成29年度」を「平成32年度」に改め、第1号から第9号までに掲げる保険料を、それぞれ改正するものであります。 第1号に掲げる者の保険料を3万8,640円から4万920円に、第2号、第3号に掲げる者の保険料を5万7,960円から6万1,380円に、第4号に掲げる者の保険料を6万9,552円から7万3,656円に、第5号に掲げる者の保険料を7万7,280円から8万1,840円に、第6号に掲げる者の保険料を9万2,736円から9万8,208円に、第7号に掲げる者の保険料を10万464円から10万6,392円に、第8号に掲げる者の保険料を11万5,920円から12万2,760円に、第9号に掲げる者の保険料を13万1,376円から13万9,128円に改めるものであります。 第21条では、介護保険法の改正により、市町村の質問検査権の対象範囲を、第2号被保険者の配偶者等が対象となるよう範囲が拡大されたことに伴い改正するものです。 附則第11項は、30年度から32年度も引き続き介護保険料の特例について定めるもので、所得階層第1段階の第1号被保険者の保険料率を、基準額の0.5から0.45に定め、3万6,828円とするものであります。 なお、附則といたしまして、この条例は、平成30年4月1日から施行するというものであります。ただし、21条は、公布の日から施行するというものであります。 以上、簡単ですが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。 7番、福田議員。 ◆7番(福田讓君)  お尋ねします。 今、御説明いただきまして、大体わかってまいりましたが、介護保険料がかなり上がってまいるということで、市民の方の負担も出てくると思います。一番、4万円から13万9,000円ということで、この4万円というのは、大体、年収にして幾らぐらいの方が当たるんでしょうか。それとまた最高の13万9,000円というのは、年収どのぐらいの方の適用になられるのか、まず、お聞きしたいと思います。 ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君)  第一段階につきましては、生活保護、老齢福祉年金受給者で、世帯全員が市民税非課税の方。そして、世帯全員が市民税非課税で、前年度の合計所得金額と課税年収金額が80万円以下の方になっております。一方、一番高い段階の9段階の方というのは、本人が市民税課税で前年の合計所得金額が300万円以上の方となっております。 ◆7番(福田讓君)  そうしますと、これ今、御答弁いただきました300万円以上の方が13万9,000円という形でよろしいんですか。もっと上というのは、500万円、1,000万円の方はもっと、これ以上、今回の改正ではないわけでしょうか。
    ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君)  新宮市では定めておりません。 ◆7番(福田讓君)  ということは、この13万9,000円が最高ということで理解してもよろしいんでしょうか。 ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君)  そのとおりです。 ○議長(屋敷満雄君)  14番、田花議員。 ◆14番(田花操君)  年々、この額が上がっておる状況の中で、今はそうしたら、6次計画を、5次が平成29年で終わって、6次はもうつくられたんやね。 ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君)  7次計画が平成30年度からになります。 ◆14番(田花操君)  そうしたら、6次が平成29年で終わったんかな。 ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君)  6次は平成29年度までです。 ◆14番(田花操君)  そうしたら、その後、7次ができたんかな。 ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君)  事業計画をつくったところです。作成しております。 ◆14番(田花操君)  この額はそれぞれ、自治体の財政事業計画によって、みんな違うんやろうと思う。そう判断してええんやね。 ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君)  各市町村によって違います。 ◆14番(田花操君)  これ、県下で何番目ぐらいなのか。 ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君)  今回の7次計画の中で、新宮市が独自で調査した結果では9市の中で2番目に高くなっております。 ◆14番(田花操君)  それで、この条例では保険料率というて書いて、額で算定するというのはどういう意味なのか。普通、保険料率であって、うちはずっと額で設定してきやる。 ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君)  保険料率は介護保険法で定められておりまして、第1段階では基準となる第5段階が1となるんですけれども、それの0.5、今回は特例で0.45にするということになっていまして、保険料率はもう法で定められておりますので、額を提示させていただいております。 ◆14番(田花操君)  条例では、この保険料率は、次の各号に掲げる云々で、だけど、次の各号というのは額で入ったあるから、この額を率に直したら幾らになるんかというのも定めて、換算するかなんかして、定めるべきじゃないんかな。こういう形で、率で条例は定めなさいとなったあるのに額で設定して、ずっときたあるというのは、ちょっと、率と額と、合わん感じするけれども。 これ、率に直したら幾らになるのか、それぞれ。率で定めなさいとなったあるこの率に。 ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君)  率になりますと、第1段階が、保険料率が0.5、第2段階が0.75、第3段階も0.75、第4段階が0.9、第5段階が1、第6段階が1.2、第7段階が1.3、第8段階が1.5、第9段階が1.7ということで決まっております。 ◆14番(田花操君)  率ではわかりにくいから、額で表示、今までずっとしてくれたということなんかな。 ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君)  額のほうがわかりやすいからだと思います。 ◆14番(田花操君)  その辺の、そうしたら併記したってもろうたら、よりええ。条例で率という形になったあるから、違和感がない感じするけれども。よそなんかもこういう形で、額で明示されていったあるということか。 ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君)  他市町村の分までは調べておりません。 ◆14番(田花操君)  この中で、ちょっと違和感を感じるんであって、それは一度また、精査というか、条例に合わせた文言どおりに、やっぱりしていくべきではないんかなという感じもしますんで。 以上。 ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程16 議案第22号 新宮市地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(屋敷満雄君)  日程16、議案第22号、新宮市地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 河邉健康長寿課長。 ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第22号、新宮市地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例について御説明いたします。 2ページをお願いいたします。 この条例は、介護保険法施行規則の一部改正に伴い、主任介護支援専門員の更新制が導入されたことに伴い、主任介護支援専門員の定義が改められたため、所要の改正を行うものであります。 改正の内容でございますが、第4条第1項第3号につきましては、主任介護支援専門員の定義を、省令第140条の68第1項に規定する「主任介護支援専門員研修を終了した者」から、5年経過するごとに、省令第140条の68第2項に規定する介護支援専門員更新研修の修了している者に限る」と改正するものであります。 附則第1項で、この条例は公布の日から施行するとするものであります。 附則第2項から第5項までは、平成26年度までに主任介護支援専門員研修を修了した者に係る更新研修を修了する期間や、更新期間の起算等についての経過措置を規定しているものであります。 以上、簡単ですが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。 昼食のため、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時50分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○議長(屋敷満雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程17 議案第23号 新宮市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例 ○議長(屋敷満雄君)  日程17、議案第23号、新宮市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 垣内消防本部庶務課長。 ◎消防本部庶務課長(垣内一男君) (登壇) ただいま議題となりました議案第23号、新宮市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例につきまして御説明申し上げます。 本件につきましては、平成28年11月に一般職の職員の給与に関する法律が改正され、平成29年度以降、段階的に扶養手当支給額が改定されることに伴い、本条例の基準政令であります、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令が平成30年2月7日に一部改正され、同4月1日から施行されることから、本市におきましても関係条例であります新宮市消防団員等公務災害補償条例について所要の改正を行うものでございます。 恐れ入りますが議案書3ページをごらん願います。 改正の内容といたしましては、条例第5条に規定する補償基礎額の加算額の改正でありまして、損害補償の支給額は、療養補償及び介護補償を除き全て補償基礎額を基礎とし、これに一定の割合または日数を乗じて算定されるよう定められておりますが、扶養親族がある場合には、補償基礎額に一定の金額を加算することとなっており、この額は一般職の職員の給与に関する法律に定められている扶養手当支給額を日額換算したものとされております。 今回の改正により、各扶養親族の加算額は、第5条第3項第1号及び第3号から第6号に定める配偶者、22歳に達する日以降の最初の3月31日までの間にある孫及び弟妹、60歳以上の父母及び祖父母、重度心身障害者につきましては、217円に統一されます。第2号の22歳に達する日以降の最初の3月31日までの間にある子につきましては、267円から333円に改正を行っております。その他といたしましては、語句の整備等の改正となっております。 附則といたしまして、本改正条例は、平成30年4月1日から施行すること。また、経過措置として、改正後の規定は施行日以後に支給すべき事由の生じた損害補償及び同日前に支給すべき事由の生じた同日以後の期間に係る傷病補償年金、障害補償年金及び遺族補償年金について適用するというものでございます。 以上、簡単でございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程18 議案第24号 新宮市消防手数料条例の一部を改正する条例 ○議長(屋敷満雄君)  日程18、議案第24号、新宮市消防手数料条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 川嶋消防本部次長兼予防課長。 ◎消防本部次長兼予防課長(川嶋基正君) (登壇) ただいま議題となりました、議案第24号、新宮市消防手数料条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 今回の改正は、本条例の基準政令であります地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部を改正する政令が、本年1月26日に公布され、4月1日から施行されることに伴い、新宮市消防手数料条例につきましても一部を改正し、所要の整備を行うものでございます。 2ページをごらん願います。 改正の内容でございますが、消防法関係では、準特定屋外タンク貯蔵所、特定屋外タンク貯蔵所、浮き屋根式特定屋外タンク貯蔵所、浮き蓋付きの特定屋外タンク貯蔵所及び岩盤タンクに係る屋外タンク貯蔵所の設置許可、完成検査前検査及び基礎・地盤検査の審査並びに特定屋外タンク貯蔵所の保安に関する検査に係る手数料を引き上げるもの、また液化石油ガス関係では、充填設備に係る変更許可の審査に係る手数料を引き下げるものでございます。 附則といたしまして、本改正条例は、平成30年4月1日から施行すること。また、経過措置として、この条例による改正後の新宮市消防手数料条例別表第1及び別表第4の規定は、この条例の施行の日以後の申請に係る手数料について適用し、同日前の申請に係る手数料については、なお従前の例によることを規定しております。 以上、簡単でございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程19 議案第25号 新宮市火災予防条例の一部を改正する条例 ○議長(屋敷満雄君)  日程19、議案第25号、新宮市火災予防条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 川嶋消防本部次長兼予防課長。 ◎消防本部次長兼予防課長(川嶋基正君) (登壇) ただいま議題となりました議案第25号、新宮市火災予防条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 今回の改正は、消防法令に関する重大な違反のある防火対象物について、その法令違反の内容を利用者等へ公表する違反対象物に係る公表制度の開始に伴い、公表に関する必要な事項を定めるため、新宮市火災予防条例の一部を改正し、所要の整備を行うものでございます。 2ページをごらん願います。 改正の内容でございますが、百貨店やホテルなどの不特定多数の方が利用する建物や病院、社会福祉施設など火災が発生した場合に人命の危険性が高い建物で、消防法により特定防火対象物として定められた対象物において、屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、または自動火災報知設備が未設置となっている対象物の名称、所在地及び違反の内容を市ホームページにより公表することを規定するため所要の整備を行うものでございます。 施行日につきましては、公表制度に関する十分な周知期間を確保するため、施行までに1年間の期間を設け、平成31年4月1日とするものでございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程20 議案第26号 新宮市立幼稚園条例の一部を改正する条例 ○議長(屋敷満雄君)  日程20、議案第26号、新宮市立幼稚園条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 北畑教育部次長兼教育総務課長。 ◎教育部次長兼教育総務課長(北畑直子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第26号、新宮市立幼稚園条例の一部を改正する条例について御説明させていただきます。 議案書の2ページをお開きください。 本議案は、平成30年3月31日をもって、新宮市立三輪崎幼稚園が閉園するに当たり、改正前の新宮市立三輪崎幼稚園に係る事項を削除し、改正後のものとするものです。 附則といたしまして、この条例は平成30年4月1日から施行するというものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程21 議案第27号 平成29年度新宮市一般会計補正予算(第8号) ○議長(屋敷満雄君)  日程21、議案第27号、平成29年度新宮市一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 小林財政課長。 ◎財政課長(小林広樹君) (登壇) ただいま議題となりました議案第27号、平成29年度新宮市一般会計補正予算(第8号)について御説明申し上げます。 まず、1ページの第1条では、歳入歳出予算の総額に3億2,158万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を168億5,985万2,000円にするというものであります。第2条では、地方債の変更は第2表の地方債補正によるというものであります。第3条では、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は第3表繰越明許費によるというものであります。 それでは、歳出からの説明に入るところでありますが、本補正予算につきましては、その他特別職の報酬及び一般職の職員手当の補正を計上しておりますので、最初に人件費の総額について御説明申し上げます。 恐れ入ります、最後の48ページをお願いします。 給与費明細書の1、特別職につきましては、比較の欄でありますが、その他の特別職の報酬を160万3,000円減額補正するもので、市長選挙と衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査が同日実施となったことに伴う投票管理者等に係る報酬の減であります。 次に、2の一般職につきましては、時間外手当の補正でありますが、選挙執行経費の確定による減額とマイナンバー関連のカード交付に係る増額補正で、比較の欄でありますが、合計で86万9,000円を減額するものであります。 前に戻っていただきまして、18ページをお願いいたします。 3歳出、2款総務費1項5目財産管理費は、説明欄記載の五つの基金への積み立てを行うもので、各基金の年度末残高は減債基金が18億4,300万円、財政調整基金が20億6,000万円、丹鶴城址整備基金が2億4,549万5,000円、退職手当基金が11億1,000万円、熊野川関連施設整備基金が2億7,224万3,000円であります。 6目企画費も説明欄記載の四つの基金へ利子等を積み立てるもので、各基金の年度末残高は熊野川町区域ダム対策環境整備基金が66万1,000円、熊野川町区域まちおこし基金が1億6,705万7,000円、地域振興基金が8,965万2,000円、合併市町村振興基金が10億9,036万9,000円であります。なお、地域振興基金の積立金には公益財団法人軽井沢美術文化学院からの寄附金10万円が含まれております。 20ページをお願いします。 3項1目戸籍住民基本台帳費の通知カード及び個人番号カード交付事業は、国庫補助の対象となるマイナンバー関連業務に係る職員の時間外勤務手当の計上であります。 22ページをお願いします。 4項2目市長選挙費、次の3目衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査費については、選挙執行経費の確定等に伴う減額補正であります。 24ページをお願いします。 5項1目防災費の財源内訳欄でありますが、防災備蓄事業及び避難所等表示看板作成業務について、県の防災力パワーアップ補助金の充当に伴う財源振替であります。 26ページをお願いします。 3款民生費1項2目障害者福祉費の説明欄1介護給付事業から4の自立支援医療まで、いずれも利用者の増加等による補正であります。 28ページをお願いします。 4款衛生費1項10目医療センター費は、医療センター事業会計の運営経費に対し、3億円の補助を行うものであります。 30ページをお願いします。 2項1目清掃総務費は、紀南環境広域施設組合負担金について、事務費負担金は職員の減により、また建設費負担金では用地購入費の減に伴い減額補正するものであります。 32ページをお願いします。 7款商工費1項1目商工総務費の1、やましろ号運行維持費補助金については、医療センターへの通院バスの維持運営経費に対する補助金で、2の路線バス運行維持費補助金については、市内循環バスなど14路線のバス運行維持に対し補助するものであります。 次に、2目企業誘致対策費は、新宮港第二期工業用地内で近畿福山通運株式会社が平成26年11月に、株式会社食縁については平成27年12月にそれぞれ事業を開始したことに伴い、企業誘致等促進条例に定める事業所等設置補助の3年目及び2年目の補助金を交付するものであります。 34ページをお願いします。 8款土木費2項3目道路新設改良費の説明欄1から3の県営事業地元負担金については、急傾斜地崩壊対策が高田、日足、嶋津の3カ所、小規模がけ崩れ対策は檜杖、新宮、佐野の3カ所、小規模土砂災害対策が檜杖、玉置口上地、鴻田の3カ所の県営事業に係る地元負担金であります。 36ページをお願いします。 4項1目港湾管理費、説明欄1の新宮港保安対策事業負担金は、港湾整備工事等により延べ警備時間がふえたため増額補正し、また2の港湾施設基金積立金については、預金利子を基金へ積み立てるもので、年度末残高は7,225万1,000円であります。 38ページをお願いします。 5項2目街路事業費の財源内訳欄でありますが、大橋通上本町線電線共同溝事業について、国庫補助金の減に伴う地方債への財源振替であります。 40ページをお願いします。 10款教育費1項3目育英奨学事業費は、育英奨学基金への積立金で、積み立て後の年度末残高は9,020万円であります。なお、財源内訳欄のその他は預金利息となっております。 42ページをお願いします。 5項2目文化振興費は、預金利子及び寄附金を文化複合施設整備基金に積み立てるもので、積み立て後の年度末残高は7,777万3,000円であります。 13目文化複合施設整備費、説明欄1の文化複合施設整備事業は、基本設計及び実施設計の契約実績により、また2の新宮城跡・新宮城下町遺跡発掘調査事業については、遺跡発掘に係る2次調査業務の着手時期のおくれから平成29年度支払い可能額が減となったことに伴い減額補正を行うものであります。なお、この2事業に充当していました都市再構築戦略事業の交付金及び過疎対策事業債につきましても事業費減とともに減額を行っております。 44ページをお願いします。 11款災害復旧費1項4目住宅災害復旧費は、昨年10月の台風21号により被災した市営住宅の復旧作業の実績見込みにより減額するものであります。 46ページをお願いします。 12款公債費については、新宮港埠頭株式会社からの土地売り払い収入分割分とそれに伴う利子について、第三セクター等改革推進債の元金償還に充当するための財源振替であります。 以上が歳出であります。 次に歳入でありますが、前に戻っていただいて、12ページをお願いします。 2歳入、9款地方交付税については、既に額が確定しております普通交付税の補正であります。 13款国庫支出金、次の14款県支出金については、補助金等の名称、補助率等、その内訳については、いずれも説明欄記載のとおりであります。 15款財産収入1項1目財産貸付収入については、新宮港埠頭株式会社との貸付特約付土地売買契約について分割による売買契約となったことから、当初予算に計上済みの土地貸付料全額を減額するものであります。 また、1項2目利子及び配当金については、説明欄1の丹鶴城址整備基金預金利子から15ページの13港湾施設基金預金利子まで、各種基金に係る預金の利子収入であります。 14ページをお願いします。 2項1目不動産売払収入は、新宮港埠頭株式会社からの分割による平成29年度分の土地売払収入であります。 16款寄附金については、総務費寄附金の5万円と教育費寄附金の105万円のうちの5万円、合わせて10万円については、公益財団法人軽井沢美術文化学院からの寄附金で、総務費分は旧チャップマン邸、教育費分は旧西村家住宅の保存活用のために、また教育費寄附金の残りの100万円については、民宿小阪屋様より文化複合施設関係への寄附金として受け入れを行ったもので、いずれも地域振興基金及び文化複合施設整備基金に積み立てることとしております。 18款繰越金については、本補正予算に必要な一般財源として、平成28年度からの繰越金を充当するものであります。 19款諸収入について、(1)全国市有物件建物総合損害共済災害共済金は、台風21号による市営住宅の復旧費用の減額に伴い、災害共済金についても減額を行うもので、(2)の土地代金分割払利子については、新宮港埠頭株式会社との分割による土地売買契約に伴い発生する利子について諸収入として収入処理を行うものであります。 20款市債でありますが、1項3目の衛生債から8目教育債までいずれも事業費の確定や財源振替などにより、また臨時財政対策債については、発行可能額の確定に伴う補正であります。 以上が歳入であります。 恐れ入ります、4ページをお願いします。 第2表地方債補正でありますが、4件の変更で、起債の目的、限度額、借り入れや償還の方法については、いずれも記載のとおりであります。 次に、6ページをお願いします。 第3表繰越明許費でありますが、記載のとおり11件の事業について年度内での完了が難しく事業の繰り越しをお願いするものであります。 まず、6款2項林業費の林道上地平瀬線開設事業は、第1工区のルート変更に伴う測量設計や第2工区での台風21号災害に伴う法面等の災害復旧及び掘削工事完了後の法面部崩壊による崩土撤去等に不測の日数を要したことから、年度内完成が難しく繰り越すものであります。 8款2項道路橋りょう費の第一及び第二佐野橋架替工事は、和歌山県が実施する佐野川改修工事に伴う橋梁架替工事負担金でありますが、第一佐野橋は仮設道路のルート選定等の調整に時間を要したこと、また、第二佐野橋については、橋梁下部工の仮設工法の検討やたび重なる出水の影響により工程におくれが生じたことから年度内完成が難しく繰り越すものであります。 5項都市計画費の都市計画道路計画決定業務は、都市計画道路の見直しに伴う都市計画道路変更でありますが、県道池田港線への交差点や線形等について、警察、和歌山県等との協議などに時間を要したことにより、また堤防下水路整備工事については、新宮紀宝道路整備に伴う都市下水路の買収及びかさ上げ工事を行うものでありますが、今年度実施の測量設計、用地測量に当たり、民有地相手方との調整に時間を要したことから年度内完成が難しく繰り越すものであります。 9款1項消防費の救急救命活動車等復旧事業は、昨年10月の台風21号豪雨により活動中に被災した車両の復旧でありますが、特殊車両のため製造に期間を要し年度内完了が困難となったため繰り越すものであります。 10款5項社会教育費の文化複合施設整備事業については、基本設計に時間を要したため、当初予定していた実施設計の一部を繰り越すものであります。 11款1項公共土木施設災害復旧費の坪井猿掛線道路災害復旧事業は、測量設計を行う中で工法の検討に時間を要したため、年度内での完成が難しく繰り越すものであります。 2項農林水産業施設災害復旧費の林道上地平瀬線ほか林道2線の災害復旧事業については、いずれも国の補助申請に必要な測量設計に不測の日数を要し、年度内完成が困難となったため繰り越すものであります。 以上、簡単ではありますが、説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。 5番、松畑議員。 ◆5番(松畑玄君)  歳入、12ページの土地の貸付料、これ、来年度全額もらわないということで、かわりに20回払いの4,500万円ぐらいがされるわけですよね。賃貸料、これ全額まけてあげるけれども、売ったお金の20分の1を来年度もらうということですよね。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  20回払いにしてございますので、元本の今回20分の1を納入いただくということでございます。 ◆5番(松畑玄君)  これ、20分の1所有権が行くわけで、賃貸料を全部まけてあげるということになるのは、ちょっとおかしいんじゃないかなと思うんですけれども。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  契約上こちらのほう、全部土地の代金を完納してから所有権が移転するというようなことになってございますので、売買の期間中ですので、それに合わせて賃貸料を納入していただくというのは、少しそこについては難しいのかなというふうに考えてございます。 ◆5番(松畑玄君)  契約の中で所有権移転の期間中は賃料をいただかないという契約になっているんですか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  そういう、いただかないというような内容にはなってございませんけれども、賃貸期間については土地売買の効力が発生するまでという形になってございますので、そういった取り扱いをさせていただいているということでございます。 ◆5番(松畑玄君)  売買の効力が発生するというのはどういうことでしょう。所有権が移転するときですか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  賃貸期間が10年特約つきで定めてございましたので、それの終了した後ということでございます。 ◆5番(松畑玄君)  じゃ、今後20年間もう家賃をもらわないという形になるんですか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  それを20年間分割でお支払いいただくというようなことでございます。 ◆5番(松畑玄君)  そこに金利的なものは発生しないのでしょうか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  こちらのほうでは、利息としていただいてございます。 先ほど、財政課長の説明にもございましたとおり、土地の売買に利息ということで今回補正予算も計上させていただいてございます。 ◆5番(松畑玄君)  それは大体お幾らぐらいですか。利息。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  今回にいたしましては、利息として412万2,619円でございます。 ◆5番(松畑玄君)  わかりました。 ○議長(屋敷満雄君)  14番、田花議員。 ◆14番(田花操君)  4ページの地方債の臨時財政対策債というのは、どういうところへ使う予定で起債、借り入れしたのかな。 ○議長(屋敷満雄君)  地方債は、総務建設委員会になる。常任委員会で分割してやる。田花議員は総務建設委員会やろう。できんです。 ◆14番(田花操君)  あかんのか。 そうしたら、42ページ。 文化複合施設整備事業は、結局はおくれにおくれ、早く前へ進めようとせんといかんのに、大きな減額補正を強いられておるように……。先ほどの説明で年度内完了が見込めんからと。年度内完了を見込めんものは継続的に繰り越しをしてでもやっていくというのが本来のあり方ではないかというふうに思うけれども。 今の文化複合施設の進め方のおくれがこういうところへやっぱり出てきておるんじゃないかというふうに感じますし、1番、文化複合施設整備事業の繰越額が2,186万2,000円、これで当初予算からさらに5,500万円減額補正。これは予算見積もりが過大やったのか、それとも中身的にちょっと曖昧やったのか、その辺いかがかな。 ◎文化振興課長(須崎誠久君)  まず、6ページにございます繰越明許費、文化複合施設整備事業の2,186万2,000円につきましては、今年度、年度末に見込んでおりました実施設計分2カ月分を今年度実施が困難なため来年度へ繰り越すというものでございます。 続きまして、42ページ、43ページの文化複合施設整備事業の基本設計及び実施設計業務の減額5,500万円につきましては、市が設計予算ととっていた金額から設計業務を行った業者と随意契約を行ったわけですが、その金額が離れていたため、その分の減額を行うというものでございます。 ◆14番(田花操君)  ちょっとわかりにくいけれども。 一方では、年度内完了を見込めんから繰り越しをして、一方では、年度内完了を見込めんからといって全額落としているという、こういった予算の、やはり文化複合施設は皆さん喉から手が出るほど早く前へ前へ進めてほしいという思いでおる中で、予算執行がこういった形で大幅な減額に出てくるというのは、やはり早く文化複合施設をつくってほしいという市民の声から見たら、余りにもおかしいんではないかということを私は聞きやるのであって。だから、なぜ減額補正せんとこれを全額繰り越してまで使おうとせんのか、そこを私は聞きやる。 ◎文化振興課長(須崎誠久君)  すみません、先ほどの説明がわかりづらくて申しわけありません。 5,500万円の設計予算の減額につきましては、設計予算、平成29年度、30年度で2億1,000万円見込んでいたものが、業者との契約が1億3,932万円になったということで、市の予算額と契約額との差額を減額させていただいたということでございます。 それと、先ほどの6ページの2,186万2,000円につきましては、文化複合施設の事業の進めるスケジュールのおくれから実施設計分を繰り越すということと、すみませんページが飛びまして、また42ページ、43ページなんですが、新宮城跡・新宮城下町遺跡発掘調査事業につきまして、遺跡第2次出土遺物等整理業務委託料、また、遺跡第2次発掘調査業務委託料、この分につきましても、文化複合施設の進めるスケジュールのおくれから減額するというものでございます。ただ、これにつきましては、平成30年度で必要な予算を確保しつつ、来年度中に発掘調査、また、設計業務を終わらせて目標の平成33年度末完成に向けて進めていきたいというふうに考えております。 ◆14番(田花操君)  文化複合施設整備事業の、今言われた当初予定では2億3,000万円の予算をとっていたと。実際は、業者と契約したら1億8,000万円、それで5,000万円が余ってきたという説明でええんかな。 ◎文化振興課長(須崎誠久君)  金額についてでございますが、設計予算につきましては、平成29年度、30年度で2億1,000万円をとっていたものでございます。 業者との契約が1億3,932万円ですので、約7,200万円ほどの差額がございますが、そのうち5,500万円を平成29年度として減額補正して調整するというものでございます。 ◆14番(田花操君)  文化複合施設の今の状況というのは、まだ配置案、この実施設計らいうところへ行く以前の問題で、今まだ市長判断が最終的にまとまっていない。だから、実施設計業務らいうのは、本来あり得ん話であって、こういうところの予算が現在使われて、業者と。特記仕様書の中で行われていきやるというのは、私らはあり得んのではないかというふうに思たある。 だから、配置計画、基本計画もまだ決まっていないのに、実施設計業務というのは、これは、まだそこまで行くコンセンサスは得ていないと私は理解していますが、そのとおりでええんですか。 ◎文化振興課長(須崎誠久君)  繰越明許させていただく2,186万2,000円につきましては、実施設計の分でございます。平成29年度で実施設計を行うようなスケジュールには、おくれている関係からなってございません。 それと、先ほどございました施設配置案につきましては、市長のほうからも小学校敷地西側1棟案ということで表明させていただいたというふうに認識してございます。 ◆14番(田花操君)  その1億8,000万円の、今、業者と契約している中身というのは、1棟案の受けた中身ではないんやろう。その1棟案の前の2棟案の話がこの1億8,000万円の契約中身じゃないんか。 ◎文化振興課長(須崎誠久君)  業務委託の仕様書の中では、1棟、2棟という形で記載してございません。面積的には6,000平米程度ということで業者に依頼して、施設配置も含め検討していただいたということでございます。 ◆14番(田花操君)  1棟、2棟関係ないと言っても、基本計画の提言を受けたのは2棟なんやから。そりゃあ、市長は1棟でいきたいと言って表明したというのは、それはその後の話やだ。1億8,000万円というのは、いつの時点で契約したんかと言ったら去年のいつごろしたん。 ◎文化振興課長(須崎誠久君)  業者との契約額は1億3,932万円ですが、契約は平成29年7月に行ってございます。 ◆14番(田花操君)  その1億8,000万円というのは、どの時点で契約変更したのか。 ◎文化振興課長(須崎誠久君)  契約変更してございません。 私のほうで、1億8,000万円という数字を上げてはいなかったと思います。もしそういう発言があれば訂正させていただきたいと思います。 ◆14番(田花操君)  5,000万円の減額の中身と言って尋ねたときに予算は2億3,000万円余り、それで、実際は1億8,000万円何がしで業者と契約しているので、差額の5,000万円を減額したという話じゃなかったのかな。 ◎文化振興課長(須崎誠久君)  申しわけありません、訂正させていただきます。 設計予算につきましては、平成29年度と30年度で2億1,000万円、業者との契約が平成29年度、30年度2カ年で1億3,932万円でございます。この差額の約7,200万円のうち、平成29年度で5,500万円を減額するというものでございます。 ◆14番(田花操君)  今の市長の1棟案という、いきたいと。それではまだまだ、これ、その前段の基本計画の2棟案というのは、いまだに提言を受けて、それを尊重しますという形で私は生き続けておると思った。議会の中でも、いろんなこの1棟案についての皆さん異論、2年後表明する中で、実施設計業務委託というのは去年の7月に結んだと言ったね。これは、よりどころは2棟案の基本計画。だから、それが今度は1棟になったんやったら、この契約自体も没にして打ち切り清算して、今度は1棟案の設計の委託契約をどの時点でしていくかは別として、やらんとつながっていかんのではないかなと思う。 だから、去年の7月にやったこの設計業務の1億3,000万円、これは結局無駄な金に、業者はそれに忠実に業務を遂行してきたあると思うで。それから市長が、最近になって1棟でいかんとあかん状況になったという話とはいえ、契約変更を業者と特記変更、全てしていかんと業者はどうしたらええんかということで、私は迷いやると思う。と、私はこれを見て感じるし、その基本計画をもっと、あれだけ市長は民間の人らに提言させておいて、それを受けてそのとおりやっていきますと言って公開して、これがその後の重要遺跡、いろんな発掘の中で、結局はその2棟案は変更せざるを得んと。その辺の基本計画の見直しとこの実施設計の委託の業務内容の変更もろもろ、やっぱり手続として行政がちゃんとせんと結局は2棟でやりますということ、2棟の金幾ら要ったのか知らんけれども、1億3,000万円のうち。無駄な金を結局は使った結果じゃない。そうならんように、しっかりその判断を行政運営を私は市長がやっぱりしっかりしていかんとあかんということは、今まででも何回も。私はそういうように感じるけれども、私の言いやることは筋通らんかな。 いきなり基本計画は2棟案でやりますと言ったのも、これも残った。そのままそれを無視して1棟案でいくという話は、このつなぎをどうするのかというのは、これはもう行政の基本の基やと思うで。そんなことを手続も踏まんとするといったら、私は行政の体をなしていないと思うで。厳しいようだけれども。ぜひ、これ以上言いませんけれども、その辺の流れをちゃんとしておかんと、私は早くとにかく文化複合を、市長は平成32年と言うけれども、私はそれよりももっと早くできんのかという思いで、私はここで、委員会でも質問しやるんやから、そんな市長の足を引っ張るようなことを私は言うていない。 何かコメントあるんやったら市長言うて。これ以上、言わせんさかい。 ◎市長(田岡実千年君)  特にありませんが、平成32年度いっぱいはかかる予定であります。 ○議長(屋敷満雄君)  11番、濱田議員。 ◆11番(濱田雅美君)  33ページのやましろ号運行維持費補助金と路線バス運行維持費補助金なんですけれども、前年度の決算によると、どちらも1番のやましろ号のほうで40万円と路線バスのほうで160万円の決算の差額が出ていて、今回それだけが増額になっているんですけれども、この増額になった理由というか、これはどのようなことかおわかりになっていますでしょうか。 ◎商工観光課長(畑尻賢三君)  お尋ねの昨年度との比較でございますけれども、その増加の要因というのは、このバスの補助金というのは経常費用から収益を除いた分が補助金となってございます。そういった中で、やましろ号の分については、収入が減少するという部分が19万円ほど。それから、支出経費が19万6,000円ほど増額になったということで、合計、昨年度に比べて38万6,000円が増額になっているというところでございます。 それから、同じく路線バスの運行維持費補助金につきましては、その差額が757万5,000円というふうになってございます。 ◆11番(濱田雅美君)  これは、乗客が減少したとかということなのか、あとは、燃料費の高騰であったりとか、そういったことが理由の一つとなっているんでしょうか。 ◎商工観光課長(畑尻賢三君)  やましろ号につきましては、前年度比較で853人の乗客の減少があるということ。それから、支出経費につきましても、燃料費あるいは人件費といったところで増加になっているというところでございます。 ◆11番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 ○議長(屋敷満雄君)  12番、上田議員。 ◆12番(上田勝之君)  今、濱田議員がやましろ号と路線バスの運行補助金についてお尋ねをしておったんですが、私、12月議会でもやましろ号や路線バスの運行補助について100円バス化ということでお尋ねをしたんですけれども、毎年度この3月議会で補正予算が計上されて赤字補填をしていくというような形になっているんですけれども、やはり、毎年毎年結構金額が大きい中で、いつも質疑として取り上げられるというようなところがあります。これが、かなり長くにわたってこの形態がとられているんですね。だから、こういった状況をやはり見直していくということを進めていかなくてはならない。 その中では、一例なんですけれども、医療センター行きのやましろ号と路線バスである勝浦行きのバスが続行しているようなケースって御存じですか。連なって行きやるという時間帯があるんですよ。2台続けて大きなバスが。そういったことを把握しておられますか、こうやって毎年。 例えば、勝浦行きのバスで10時30分発、12時30分発、16時発、これ、医療センターのやましろ号で新宮駅発が10時33分、12時28分、15時58分と2台続けて行くんですよ。少なくとも三輪崎までは同じように行くわけです。そういった状況を把握してこうやって赤字補填をしているのか、その辺についてはいかがなんでしょうか。
    ◎商工観光課長(畑尻賢三君)  議員御指摘のとおり、重複して走っていることを存じておりますが、それぞれ最終的な目的が違うというところで、重なる部分というのはあるのかなというふうに思っています。ただ、議員御指摘のとおり、この多額の補助金につきましては、特別交付税措置があると言えども非常に大きな負担となってございますので、そういったところを総合的に勘案しながら抜本的な見直しが必要だという認識でございます。 ◆12番(上田勝之君)  今、課長お答えいただいたように、ぜひ抜本的な改革に踏み出していただきたい。これ、屋敷議長初め、先般、我々議員有志でも、いわゆるコミュバスといいますか、コミュニティーバスの視察にも行ってまいりました。そういった中で、早期に抜本的な対策に取りかかっていただくよう要望しておきます。 ○議長(屋敷満雄君)  ほかにないか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  それでは、質疑を終わります。 本案はお手元に配付しております分割付託表のとおり、各常任委員会に付託いたします。 会議中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後1時56分--------------------------------------- △再開 午後2時13分 ○議長(屋敷満雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程22 議案第28号 平成29年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第4号) ○議長(屋敷満雄君)  日程22、議案第28号、平成29年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 赤坂市民窓口課長。 ◎市民窓口課長(赤坂幸作君) (登壇) ただいま議題となりました議案第28号、平成29年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について御説明申し上げます。 国保1ページをお願いいたします。 第1条では事業勘定の予算の総額に1億2,151万5,000円を追加し、補正後の予算を48億1,565万3,000円とするものでございます。 それでは事項別明細書により事業勘定の歳出から御説明申し上げます。 国保10ページをお願いいたします。 3歳出、2款保険給付費、1項1目一般被保険者療養給付費1億1,755万7,000円の増額は医療費見込みによる補正でございます。 国保12ページをお願いします。 4項1目出産育児一時金、282万8,000円の増額は見込みによる補正でございます。 国保14ページをお願いします。 11款諸支出金、1項1目一般被保険者保険税還付金113万円の増額は、見込みによる補正でございます。 続きまして歳入を説明いたします。 国保8ページにお戻り願います。 2歳入、8款繰入金、1項1目一般会計繰入金で、4節出産育児一時金等繰入金188万5,000円を見込みに合わせて増額。3節職員給与費等繰入金188万5,000円を減額補正したもので、予算の合計は変わりません。 9款繰越金、1項1目繰越金1億3,149万5,000円は、前年度繰越金の充当でございます。 10款諸収入、3項1目雑入998万円はその他雑入の減額補正でございます。 以上、簡単でございますが国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程23 議案第29号 平成29年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第2号) ○議長(屋敷満雄君)  日程23、議案第29号、平成29年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 佐藤医療センター庶務課長。 ◎医療センター庶務課長(佐藤尚久君) (登壇) ただいま議題となりました議案第29号、平成29年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 今回の補正につきましては、収益のほうでは一般会計負担金など医業外収益の増額のため、また費用のほうでは給与費の増額のため予算の補正を行うものでございます。 それでは病院の1ページをお願いいたします。 第1条は総則規定でございます。 次の第2条は当初予算第3条に定めました収益的収入及び支出の予定額を補正するものでございます。 まず収入の第1款第2項医業外収益を3億404万5,000円増額して、7億5,492万6,000円にし、第1款病院事業収益の補正後の合計額を69億5,449万3,000円にするというものでございます。 次に、支出の第1款第1項医業費用を2億4,822万7,000円増額して、70億5,398万9,000円にし、第1款病院事業費用の補正後の合計額を71億8,387万6,000円にするというものであります。 次の第3条は当初予算第8条に定めました議会の議決を経なければ流用することのできない経費のうち、給与費33億8,946万3,000円を36億3,769万円に改めるというものでございます。 それでは内容につきまして実施計画明細書により御説明申し上げます。 恐れ入りますが病院12ページ、13ページをお願いいたします。 収益的収入及び支出のうち、まず収入の1款病院事業収益を3億404万5,000円増額して、補正後の予定額を69億5,449万3,000円にするというものであります。内訳としまして2項1目の受取利息配当金は、延べ預け入れ金額19億円の定期預金についての受取利息で236万5,000円。 2目他会計負担金は、一般会計負担金の受け入れで3億円。4目国庫補助金は、今年度2名の臨床研修医の教育指導経費に係る補助金で168万円をそれぞれ増額するものであります。 次に支出のほうでは、1款病院事業費用を2億4,822万7,000円増額して、補正後の予定額を71億8,387万6,000円にするというものでございます。 内訳といたしまして、1項1目の給与費で、定年退職者への退職手当の支給などによりまして不足となります退職給付引当金の充足のため増額するものであります。 なお、病院2ページから10ページに実施計画、予定キャッシュフロー計算書、給与費明細書及び予定貸借対照表を付しておりますので、お目通しいただきますようお願い申し上げます。 以上、まことに簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程24 議案第1号 平成30年度新宮市一般会計予算 ○議長(屋敷満雄君)  日程24、議案第1号、平成30年度新宮市一般会計予算を議題といたします。 当局の説明を求めます。 小林財政課長。 ◎財政課長(小林広樹君) (登壇) ただいま議題となりました議案第1号、平成30年度新宮市一般会計予算について御説明申し上げます。 それでは予算書の1ページをお願いします。 平成30年度の新宮市一般会計予算は、第1条で歳入歳出予算の総額を160億1,816万7,000円に定めるものであります。 予算の総額は、平成29年度の当初予算と比較して4,945万5,000円の増、率にして0.3%の増であります。 第2条は、債務を負担できる事項、期間及び限度額の定めは、「第2表 債務負担行為」によるというものであります。 第3条は、起こすことができる地方債の内容は、「第3表 地方債」によるというものであります。 第4条は、一時借入金の最高額を10億円と定めるものであります。 また第5条では、歳出予算の各項の金額を流用できる場合は、給料、職員手当等及び共済費の、人件費に係る予算額に過不足が生じた場合、同一款内での流用を定めるものであります。 それでは内容について御説明申し上げます。 まず初めに全款に係る給与費について御説明申し上げます。恐れ入りますが246ページをお願いします。 給与費明細書のうち、1の特別職は本年度の欄でありますが、長等3人の給料、期末手当、他の手当としまして教育長の退職金及び共済費を含めて合計で4000万9,000円であります。議員については16名で、その報酬、期末手当及び共済費を合わせて合計で1億2,178万3,000円であります。 その他の特別職については、選挙の立会人や基幹統計調査員、消防団員等840名分の報酬で、3,437万8,000円であります。 次に2の一般職でありますが、(1)の総括で職員数は301名であります。なお括弧書きは再任用職員で6名の採用予定となっております。 給料、職員手当の給与費と共済費を合わせて総額で24億5,148万3,000円で、前年度より1億1,226万6,000円の増であります。なお職員手当の内訳は下段に記載のとおりであります。 また247ページ以降、給料及び職員手当の増減額の明細、給料及び職員手当の状況について明細を記載しておりますので御参照願います。 以上が給与費の内訳であります。 続きまして事項別明細書の歳出について、給与費関係を除き款ごとの主な事業について御説明申し上げます。 恐れ入りますが前に戻っていただいて40ページをお願いします。 3歳出、1款議会費は1億8,001万3,000円、361万9,000円の減で、職員の人件費、議員報酬並びに常任委員会、特別委員会等の活動費と事務的な経費であります。 次に44ページをお願いします。 2款総務費は16億8,378万5,000円、1億9,975万1,000円の減で、主には庁舎建設事業と復興祈念公園整備事業の減であります。 項の内訳は1項総務管理費、2項徴税費、3項戸籍住民基本台帳費、4項選挙費、5項防災費、6項統計調査費、7項監査委員費となっております。 そのうち主な事業についてですが、45ページをお願いします。 上段、説明欄4、旧仮庁舎再利用整備事業は、平成28年度の耐震診断により耐震強度の不足が判明した旧仮庁舎について、多目的ホールなど施設の再利用を図るため、耐震補強工事等を実施するものであります。 次に51ページをお願いします。 上段、説明欄4、市民とつくる新宮市魅力発信は、27年度から取り組んできた発信スキルの向上や、参加者間のネットワークを活用し、これまでに企画した体感事業を継続して実施するとともに、オンラインガイドブックを充実させることにより、地域資源の発掘とあわせて女子部ネットワークの市内外への拡充を図るものであります。 次に53ページをお願いします。 中段6目企画費の説明欄1新宮城復元等交流人口獲得事業については、国史跡である新宮城跡の復元整備等を通じた観光の活性化や交流人口の獲得などを目的とした委員会を設置し、調査研究を行う経費であります。 次に61ページをお願いします。 中段説明欄6熊野川地域フラワーツーリズム推進事業補助金は、引き続き地方創生事業として休耕田等を利活用し、花の里景観作物づくりを通じて新たな観光資源の開発や、推進体制の基盤づくりに取り組むとともに、研修会や名物料理、物産の考案及び販売などの実施により、地域の活性化を図るため熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会へ補助するものであります。 次に75ページをお願いします。 中段4項2目和歌山県知事選挙は、平成30年12月16日任期満了に伴う和歌山県知事選挙に要する費用であります。 次に77ページをお願いします。 3目和歌山県議会議員一般選挙費及び4目市議会議員一般選挙費につきましては、それぞれ平成31年4月29日、4月30日に任期満了を迎えることに伴う選挙に要する費用であります。 次に81ページをお願いします。 説明欄16災害時生活用水井戸整備事業は、中核避難所等における生活用水確保及び感染症対策として、井戸を1カ所整備するものであります。 次の説明欄17王子避難路整備事業は、津波一時避難場所である王子ヶ浜小学校への通路の一部について、避難路として延長約50メートルにわたり幅員4メートルに整備するものであります。 次に88ページをお願いします。 3款民生費は58億3,578万7,000円、7,049万8,000円の増で、私立保育園2園の認定こども園への移行や、生活介護等の障害福祉サービスに係る扶助費の増額が主な増要因であります。 項の内訳は、1項社会福祉費、2項児童福祉費、3項生活保護費、4項災害救助費となっており、主な事業については93ページをお願いします。 中段の説明欄23介護給付事業では障害者の自立支援としてホームヘルプサービス等の支援を、その下24の訓練等給付事業は、自立生活のための訓練や就労移行支援、グループホームなどへの支援を行うもので、また一番下34の盲人会館整備事業は、耐震性が不足し、老朽化が著しい盲人会館及び点字図書館を解体し、新たな盲人会館を整備するため、設計を行うものであります。 次に97ページをお願いします。 上段の説明欄9「ねんりんピック紀の国わかやま2019」推進事業は、昭和63年兵庫大会よりスタートした全国健康福祉祭が平成31年11月に第32回大会として和歌山県で開催されることに伴い、本市にてサッカーとボウリングの2競技を実施するための準備経費であります。 次に101ページをお願いします。 中段の説明欄5井の沢隣保館施設改修事業は、1階及び2階のトイレについて多目的トイレの設置などを含めた改修を行うもので、説明欄6の下田隣保館地盤強化対策工事については、平成29年度に実施した地盤調査及び設計をもとに、土砂の流出対策として排水管の復旧、空洞の充填作業及び全面コンクリートによる地盤強化等の工事を実施するものであります。 次に105ページをお願いします。 一番上の説明欄1、子ども医療費助成事業については、中学校卒業までの児童の通院及び入院に係る医療費自己負担分を助成するもので、平成29年8月より小・中学校生の通院分も対象とした現制度が開始され、30年度から通年ベースでの実施となります。 説明欄6子ども・子育て支援事業計画策定事業は、幼児期の保育・教育の充実を目的として、子育て支援を推進する第2回の子ども・子育て支援事業計画を策定するもので、本年度においては計画策定の基礎資料となるニーズ調査と、その集計分析を実施する経費の計上であります。 説明欄10の在宅育児支援事業は、県の補助を活用し保育所等を利用せず在宅において育児を行っている多子世帯を対象として、一定条件のもと第2子は月額1万5,000円、第3子以降については月額3万円を支給するものであります。 次に109ページをお願いします。 上段説明欄2私立保育所運営費は私立保育園5園に対し保育の実施に要する費用を給付するものでありますが、30年度から三輪崎保育園と白梅保育園が認定こども園に移行することから、2園分の給与費が減少する一方で、説明欄4の私立認定こども園運営費として当該2園分の給付費を計上しております。 次に、113ページをお願いします。 中段の説明欄6下田児童館地盤強化対策工事は、先ほどの下田隣保館とあわせて地盤強化等の工事を行うものであります。 そのほか、1枚飛んでいただきまして117ページ、説明欄1、生活保護扶助費が3款では主なものであります。 次に120ページをお願いします。 4款衛生費は17億8,739万1,000円、3,030万2,000円の増で、主な要因は過疎対策事業債の償還額増による医療センター事業会計補助金の増加や、クリーンセンター維持管理費の増であります。 項の内訳は1項保健衛生費と2項清掃費となります。 主な事業ですが121ページをお願いします。 中段の保健衛生総務費、説明欄7の妊婦保健指導事業は妊婦の健康診査や、一般不妊治療、体外受精等を対象とする特定不妊治療に対し助成するものであります。 次に123ページをお願いします。 下段2目予防費、説明欄1の個別予防接種事業は予防接種法に基づく高齢者のインフルエンザや成人用肺炎球菌、子供の日本脳炎、ヒブ、水痘などの定期予防接種、また妊婦の風疹、幼児のおたふく風邪の任意予防接種に対する助成等であります。 次に125ページをお願いします。 中段の3目健康増進費、説明欄4の健康診査事業は、各種がん検診や肝炎ウイルス検査、歯周疾患検診を実施するもので、8の特定健診等事業については、高齢者の医療の確保に関する法律に基づき、生活習慣病予防のため20年4月から実施が義務づけられた特定健診及び特定保健指導を行うものであります。 次に127ページをお願いします。 4目環境衛生費、説明欄6の公衆浴場運営費については、平成27年12月に開設した公衆浴場なぎの湯の運営に要する経費であります。 次に133ページをお願いします。 1目清掃総務費の説明欄5紀南環境広域施設組合負担金(建設費負担分)は、みなべ町以南、2市8町で構成する紀南環境広域施設組合において進めている最終処分場建設に係る負担金であります。 下段2目塵芥処理費の説明欄2クリーンセンター維持管理費は、施設の点検、整備、補修を行うもので、本年度は定期メンテナンスを主に、灰搬送コンベアの更新や破砕機等の修繕整備などを行うものであります。 次に135ページをお願いします。 上段説明欄3資源物等処理経費は、不燃物の処理経費、焼却灰や粗大ごみの運搬処理費が主なもので、一番下、説明欄1の資源物収集業務は、市内約160カ所のエコ広場において分別された資源物の収集運搬等に要する経費であります。 次に138ページをお願いします。 5款労働費は391万円で、主には中小企業勤労者生活資金貸付事業の預託と、地元への就職促進を目的とした合同企業説明会の開催負担金であります。 140ページをお願いします。 6款農林水産業費は3億9,544万8,000円、8,320万6,000円の減で、主な要因は東高森農道橋補強事業や、三輪崎漁港機能保全計画策定業務の減であります。項の内訳は1項農業費、2項林業費、3項水産業費となっております。 主な事業については143ページをお願いします。 上段、3目農業振興費、説明欄4野生鳥獣被害防止事業は、野生鳥獣の捕獲手数料及び農地被害防御用の器具購入に対する助成であります。 4目農地費、説明欄4の農道比奈1号線新設事業は平成26年度から32年度の7カ年計画で、延長138.9メートルの農道を新設するもので、今年度は延長20メートルの擁壁及び用水路を整備するものであります。 5目地籍調査費、説明欄3地籍調査事業は、熊野川町上長井地区、三輪崎地区、高田地区、蓬莱三丁目、徐福二丁目地区の4地区について測量調査等を実施するものであります。 次に149ページをお願いします。 中段2目林業振興費、説明欄6の熊野材需要拡大事業補助金は、熊野材の需要拡大を図るため、新築、増改築を対象に1立方メートル当たり2万円以内、1棟当たり30万円を限度に補助するものであります。 次に151ページをお願いします。 中段5目林道新設改良費、説明欄2の林道上地平瀬線開設事業は熊野川町能城山本から赤木をつなぐ林道で、本年度は延長802メートルの区間を開設するものであります。 次に153ページをお願いします。 一番下、3目漁港管理費、説明欄5三輪崎海岸保全施設長寿命化計画策定業務は、三輪崎海岸区域における施設の保全管理を前提とした長寿命化計画を策定するものであります。 次に156ページをお願いします。 7款商工費は4億1,402万2,000円、9,923万円の増で、主な要因は旧チャップマン邸整備事業や、新宮市交流促進施設さつき改修事業の計上であります。 目の内訳は1目商工総務費、2目企業誘致対策費、3目観光費、4目公設地方卸売市場費であります。 主な事業ですが、157ページの地方創生関係では、説明欄2の新宮市新規開業資金利子補給補助金は、新規開業者への融資の際の利息を助成するもので、8のプレミアム付共通商品券は、10%のプレミアムをつけて販売促進等を図るもの、その下、9の新規開業にぎわい支援事業補助金は、市内で開業する者に対して開業初期の経費の一部を助成するものであります。 説明欄18の新宮市テレビ難視聴解消施設設置等事業費補助金は、補助金交付要綱に基づき、自然的地形によるテレビ放送の難視聴を解消するための施設を改修するテレビ組合に対し、費用の一部を補助するものであります。 その下19の新宮市商工業災害復旧資金利子補給補助金は、国・県の支援策として台風21号災害に対応した融資制度や優遇措置が実施されていることに伴い、該当する融資制度を利用した者に対して年利率1.2%以内、単年限度額30万円で3年間の利子補給を行うものであります。 次に163ページをお願いします。 中段の説明欄13旧チャップマン邸整備事業は、大正時代に西村伊作の設計により建設された洋風建築物である旧チャップマン邸について、まちなか観光拠点の一つとして活用するため改修工事を行うもので、説明欄15の新宮市交流促進施設さつき改修事業では、台風12号による被災後、未改修となっている旧宿泊部分について、地場産品を活用した地域振興施設とするため改修整備を行うもので、それに連動した施策として地元食材を使用したランチバイキングの開催経費についても、説明欄12の新宮市交流促進施設さつき管理費に計上しております。 次に165ページをお願いします。 上段の説明欄19観光プロモーション事業では、旅行博・商談会への出店や、各種メディアや雑誌等を活用して国内外に向けた情報発信を行うとともに、ターゲットを絞ったネットでの情報発信や、地域別モニターツアーを行うもので、その下20の観光客誘客促進・おもてなし向上事業では、観光客の受け入れ体制を構築するため、市内業者向けセミナーの実施や、旅行商品の開発、ガイドの育成などを行い、21の観光施設整備事業については、外国人観光客の情報収集、発信手段を確保するため、公衆無線LAN設備を設置することにより、インターネット接続環境の整備を行うものであります。 説明欄23の聖地巡礼バス推進協議会負担金は、世界遺産である高野地域と熊野地域が第二次交通手段を通して便利に利用できるよう取り組む、自治体や交通事業者で構成される聖地巡礼バス協議会に参画するというものであります。 166ページをお願いします。 8款土木費は9億3,140万4,000円、1億3,950万8,000円の増で、主には玉置口線改良工事及びあけぼの橋補強補修工事の計上によるものであります。 項の内訳は、1項土木管理費、2項道路橋りょう費、3項河川費、4項港湾費、5項都市計画費、6項住宅費となっております。 主な事業については169ページをお願いします。 2目用地費の説明欄2一般国道42号新宮紀宝道路関連業務は、用地取得業務に伴う事務的経費の計上でありますが、それに対する国庫委託金については業務の進捗により本年度から4カ年で交付される予定であります。 次に171ページをお願いします。 下段3目道路新設改良費の説明欄2玉置口線改良工事は、国道169号から玉置口字下地地区の集落を結ぶ道路で、幅員が狭く法面も風化し、路肩も軟弱であるため改良工事を行うもので、説明欄4の王子ヶ浜線改良工事については、27年度から35年度までの計画で延長800メートルの舗装等を実施するもので、本年度は延長116メートルの施工を予定しております。 次に173ページをお願いします。 説明欄6東敷屋小津荷線改良工事は、国道168号から分岐し、東敷屋集落へつながる道路でありますが、路面のクラックや沈下が発生しているため道路改良を行うもので、説明欄13の西野田線改良工事については、舗装版の老朽化と車両通行による側溝ぶたの騒音により、近隣住民の生活に支障を来しているため、舗装及び側溝の整備を行うものであります。 下段4目橋りょう維持費の説明欄2あけぼの橋補強補修工事は、平成7年度に架橋されて22年が経過し老朽化が進んでいることから、補強補修工事を行うものであります。 次に175ページをお願いします。 上段説明欄3、第一佐野橋架替工事は、県が実施する佐野川改修に伴う橋梁かけかえ工事費用の負担金で、5及び6の事業については年次的に実施している橋梁定期点検により改修が必要と判定された橋梁について、補修工事のための測量設計を実施するものであります。 5目交通安全対策事業費の説明欄2池田町第1王子橋線歩道設置工事は、通学路としても利用されているものの、歩道が1メートルと狭いことから、歩行者の安全を確保し円滑な歩道利用を可能とするため、幅員を1.5メートルに拡幅するものであります。 次に179ページをお願いします。 中段1目港湾管理費の説明欄6新宮港客船誘致事業は、国内外の客船会社等に対する市の観光資源等を材料としたポートセールスの実施や、シャトルバスの運行等によるまちなか誘客への取り組みを行うとともに、今年度においては初入港となる外国客船コスタネオロマンチカ、スターレジェンドの寄港定着など、持続的な客船数確保を目的として、10市町村2県による広域連携を進め、さらなるおもてなしの充実等を図るものであります。 次に183ページをお願いします。 下段2目、街路事業費の説明欄1、大橋通上本町線電線共同溝事業は、国道42号から熊野速玉大社までの電線類地中化全長320メートルのうち、本年度で100メートルを実施するものであります。 次に185ページをお願いします。 中段説明欄6御幸町全竜寺線下水路改修事業は、老朽化した都市下水路について延長15メートルにわたり改修するもので、8の市田川応急ポンプ設置事業については、市田川水系の低地盤地域に内水排除ポンプを増設するもので、排水能力毎分8トンのものを2基、毎分14トンのものを1基設置する予定としております。 次に187ページをお願いします。 1目住宅管理費の説明欄2市営住宅維持修繕管理費は、砂羅団地61年棟の外壁改修工事を含む各市営住宅の維持修繕に要する経費であります。 次に188ページをお願いします。 9款消防費は6億4,061万4,000円、1,598万3,000円の減で、目の内訳は1目常備消防費、2目非常備消防費、3目消防施設費、4目水防費となっております。 主な事業ですが189ページの上段、説明欄2消防職員教育事業は救急救命士に関する教育、また消防大学校、県の消防学校での専科教育等の受講を予定するものであります。 次に193ページをお願いします。 中段の説明欄15消防団員報酬については、消防団員335名の報酬であります。 次に195ページをお願いします。 中段の説明欄8高規格救急自動車更新は、耐用年数の10年を経過している高規格救急自動車なぎを、また9の消防団水槽車整備事業では、整備後26年が経過している熊野川第2分団水槽車についていずれも更新整備するものであります。 説明欄10の消防分団詰所借地取得事業は、現在借地契約中の消防団佐野分団詰所の土地を取得するものであります。 196ページをお願いします。 10款教育費は、17億2,117万7,000円、2億2,444万8,000円の増で、主な要因はやたがらすサッカー場人工芝張替事業及び光洋中学校外壁落下防止工事の計上であります。 項の内訳は1項教育総務費、2項小学校費、3項中学校費、4項幼稚園費、5項社会教育費、6項保健体育費となっております。 主な事業については199ページをお願いします。 上段の説明欄8教育活動支援プログラム事業は、少人数学習のほか、発達障害児童・生徒へのサポート体制や、中学校における不登校、いじめの未然防止、生徒指導等の充実を図るもので、その下9学校読書活動推進事業については、29年度より各学校に学校司書を派遣し、学校図書館の整備・運営等に関して支援を行っているものでありますが、30年度から1名増の2名体制とし、読書活動の充実を図るものであります。 一番下15の学校防災教育推進事業は、逃げる防災を基本に東京大学大学院片田研究室の指導を仰ぎながら、授業研究、意見交換会を4回開催し、防災教育の推進を引き続き行うものであります。 次に203ページをお願いします。 1目学校管理費の説明欄8外国語教育推進事業は幼稚園から小学校4年生までを対象として早期に外国文化や外国語に触れる機会を設けることにより、国際感覚を身につけながら親しむ活動の充実を図るものであります。 次に207ページをお願いします。 1目学校管理費の説明欄8外国語指導助手招致事業については、指導助手2名の賃金と外国からの赴任旅費等の経費で、12の熊野川複合集会所外壁塗装工事は、熊野川中学校の屋内運動場として使用されている熊野川複合集会所について、劣化した外壁の塗りかえを実施し、教育環境の整備とともに建物の構造部分や外壁の保全等を行うものであります。 一番下13の光洋中学校バリアフリー化事業は、平成31年度に歩行に障害のある生徒が入学予定であることを踏まえ、トイレの改修や通路の段差解消などを実施するものであります。 次に209ページをお願いします。 上段説明欄14光洋中学校外壁落下防止工事は、築40年以上が経過し劣化が見受けられる外壁モルタルについて、学校利用者の安全を確保するため国庫補助を活用して落下防止対策を行うものであります。 次に217ページをお願いします。 2目文化振興費の説明欄7歴史文化交流事業等補助金は、歴史文化交流事業実行委員会が実施する室根神社特別大祭に合わせた岩手県一関市と宮城県気仙沼市への訪問交流事業及び気仙沼市への三輪崎郷土芸能保存会による歴史文化交流事業に対し補助を行うものであります。 次に221ページをお願いします。 上段説明欄11の重要文化財旧西村家住宅保存修理事業は、老朽化が著しい当該住宅について適切な保存を目的として国・県補助金を活用し、半解体修理を実施するもので、本年度は事業3年目となります。 次に229ページをお願いします。 中段、13目文化複合施設整備費の説明欄1文化複合施設整備事業については、施設整備に向けて平成29年度に引き続き設計を進めるもので、その下2の文化複合施設開設準備事業は、管理運営基本計画に基づき、管理運営実施計画の策定と施設開館の周知を目的としたプレイベントの開催を実施するものであります。 その下3の新宮城跡・新宮城下町遺跡発掘調査事業は、施設建設に伴う本発掘調査を実施するものであります。 次に235ページをお願いします。 中段の説明欄9やたがらすサッカー場人工芝張替事業は、平成20年度に整備され劣化が著しく進んでおり、平成31年度にはねんりんピック紀の国わかやま大会でのサッカー競技の開催が予定されていることからも、人工芝の張りかえ工事を実施するもので、その下10の高田テニス場・若もの広場整備事業では紀伊半島大水害により被害を受け利用休止となっている施設の再整備に向けた測量、調査及び設計を行い、12の千穂ヶ峯遊歩道トイレ解体事業については、神倉小学校敷地内に観光トイレが整備されたことを受け、既に利用休止している神倉神社敷地内のトイレを解体撤去するものであります。 次に237ページをお願いします。 一番下、説明欄8の新宮・那智勝浦天空ハーフマラソン大会負担金は、第7回大会を開催し、地域の活性化及びスポーツ振興等につなげるものであります。 238ページをお願いします。 11款災害復旧費は3,508万円で、昨年10月の台風21号により崩落した新宮城跡の斜面2カ所について保護工事を実施するものであります。 242ページをお願いします。 12款公債費は23億8,453万6,000円、2億3,205万2,000円の減で、主な要因はクリーンセンターやくろしおスタジアム建設に伴う地方債の償還終了であります。 元金では財政融資資金、市中の銀行等長期債の償還元金283件で利子についても元金と同様財政融資資金等からの長期債に係る利子334件分と、一時借入金に係る支払利息の見込み計上であります。 244ページをお願いします。 13款予備費は、前年度と同額の500万円であります。 以上が歳出であります。 続きまして歳入でありますが、前に戻っていただきまして12ページをお願いします。 2歳入、1款市税は総額29億5,117万7,000円で、前年度比3.3%の減であります。 個人市民税は台風21号災害による雑損控除等により、また法人市民税につきましても地方における景気の後退等を勘案し、いずれも微減の見込みであります。また、固定資産税は償却資産で太陽光発電施設等による増が見込まれるものの、評価替えの影響から全体では3.9%の減となり、また軽自動車税については増税分により微増と見込んでおります。 14ページをお願いします。 市たばこ税では喫煙者の減少から7.4%の減、入湯税については微減の見込みであります。その下2款地方譲与税は総額8,800万円で、地方揮発油譲与税及び自動車重量譲与税ともに増収を見込んでおります。 次に16ページをお願いします。 上段の特別とん譲与税については前年度と同額を見込んでおります。その下3款利子割交付金では100万円の減、4款配当割交付金では800万円の減を、5款株式等譲渡所得割交付金は700万円の減見込みで、それぞれ地方財政計画及び実績見込みによる計上であります。 6款地方消費税交付金は、地方財政計画等をもとに前年度と同額の5億4,000万円、7款自動車取得税交付金は、地方財政計画と実績見込みにより300万円の増であります。 8款地方特例交付金は前年度と同額の計上であります。 9款地方交付税でありますが、普通交付税については公債費算入分の減や合併算定替分の縮減、地方財政計画等により5,000万円減の49億5,000万円とし、特別交付税は遺跡発掘調査分の算入により前年度より5,000万円増の10億5,000万円を見込み、総額では前年度と同額の60億円を計上しております。 10款交通安全対策特別交付金は、前年度実績等により360万円の見込み計上であります。 次に18ページをお願いします。 11款分担金及び負担金は総額で1億1,798万2,000円を見込んでおり、主には老人ホーム養護者等負担金及び保育所利用者負担金などであります。 12款使用料及び手数料は総額で2億6,163万7,000円を見込んでおり、主なものは住宅使用料と清掃手数料であります。その他の内訳は1項1目総務使用料から、22ページの2項5目消防手数料までいずれも説明欄記載のとおりであります。 次に22ページをお願いします。 13款国庫支出金は総額20億9,744万5,000円、5,845万6,000円の増で、主な要因は私立認定こども園運営費や、障害者自立支援関係扶助費に係る民生費国庫補助金の増であります。 その他の内訳は1項1目民生費国庫負担金から24ページの3項3目土木費委託金までいずれも説明欄記載のとおりであります。 次に26ページをお願いします。 14款県支出金は総額で11億319万9,000円、5,985万1,000円の増となっております。 主な要因は県議会議員選挙と県知事選挙に係る総務費委託金の計上及び私立認定こども園運営費による民生費県補助金の増であります。 また内訳については、1項1目民生費県負担金から30ページ3項2目教育費委託金まで、いずれも説明欄記載のとおりであります。 次に30ページをお願いします。 15款財産収入は総額7,528万8,000円、3,457万8,000円の増で、新宮港埠頭株式会社からの土地売払収入の分割分を計上したことが主な要因であります。 下段の16款寄附金は総額1,900万3,000円で、主にはふるさと納税寄附金と、33ページの商工費寄附金で、一般財団法人化に伴う新宮徐福協会及び熊野川町ふれあい公社からの寄附金であります。 次に32ページをお願いします。 17款繰入金は総額で4億3,650万7,000円、4億1,094万4,000円の減で、減債基金及び庁舎建設基金からの繰入金の減が主な要因であります。 主には基金繰入金で退職手当基金は退職手当の財源として、熊野川関連施設整備基金については新宮城跡・新宮城下町遺跡発掘調査事業へ、地域振興基金は交流促進施設さつきの運営管理費を初め、新宮・那智勝浦天空ハーフマラソン大会負担金や、新宮秋まつり、忠度まつり、新宮花火大会の補助金などへ、合併市町村振興基金については、旧仮庁舎再利用整備事業、木ノ川護岸改修工事、市田川応急ポンプ設置事業、消防分団詰所借地取得事業の経費の一部財源として、熊野川町区域まちおこし基金は、熊野川複合集会所外壁塗装工事へ、育英奨学基金は育英奨学金制度の財源として繰り入れを予定するものであります。 19款諸収入は総額2億9,322万8,000円、3,747万8,000円の増で、主な要因はやたがらすサッカー場人工芝張替工事に伴うスポーツ振興くじ助成金の計上であります。 内訳については36ページの4項5目過年度収入まで、いずれも説明欄記載のとおりであります。 36ページをお願いします。 20款市債は総額19億7,610万円、4億1,120万円の増で、主な要因は仮庁舎再利用整備事業に伴う合併特例債及びやたがらすサッカー場人工芝張替工事等による過疎対策事業債の増であります。各事業に充当した主な起債ですが、過疎対策事業債が10億3,120万円、防災対策などの緊急防災・減災事業債が1億7,510万円、旧仮庁舎再利用整備事業に伴う合併特例債は1億2,870万円を予定しております。 以上が歳入の内訳であります。 次に6ページをお願いします。 第2表債務負担行為でありますが、最初の子ども・子育て支援事業計画策定事業は、計画策定の基礎資料となるニーズ調査と計画策定業務を本年度から2カ年で行うことから、本年度予算計上分を除いた残りの金額を限度額として計上するものであります。 次の重要文化財旧西村家住宅保存修理事業は、シロアリ被害による分解範囲が拡大したことにより左官工事量が増加し、平成31年度まで工期延長が必要となったことから新たな債務負担行為を設定するものであります。 三つ目の新宮城復元資料収集懸賞事業については、新宮城の天守等の復元根拠となる設計図等について懸賞金を設けて募集を行うため、平成30年度から32年度までの債務負担行為を設定するものであります。 次に7ページをお願いします。 第3表地方債でありますが、退職手当債ほか27件で、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は記載のとおりであります。なお限度額の合計については19億7,610万円であります。 以上、簡単ではありますが説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(屋敷満雄君)  会議中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後3時12分--------------------------------------- △再開 午後3時26分 ○議長(屋敷満雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第1号について質疑に入ります。 なお、質疑については、これを分割して行いますので、議員各位におかれましては、お手元に配付の議案分割付託表中、所属委員会以外の項目のみ質疑願います。 まず、第1条歳入歳出予算から行います。 歳出1款議会費40ページから、2款総務費87ページまで質疑を行います。 1番、北村議員。 ◆1番(北村奈七海君)  質疑をさせていただきます。 まず、51ページの4市民とつくる新宮市魅力発信(地方創生)なんですけれども、これは女子部の活動を継続するという理解でよろしいんでしょうか。 ◎商工観光課長(畑尻賢三君)  そのとおり、女子部の活動でございます。 ◆1番(北村奈七海君)  そうすると、これでこの魅力発信女子部という事業は4年目を迎えると思うんですけれども、1年目から3年目までさまざまな活動をされてきたと思うんですけれども、特に3年目なんですけれども、どういった実績があってこの事業を継続させるという判断に至ったのかという、実績と継続を決めた根拠というのはどこにあるのか教えてください。 ◎商工観光課長(畑尻賢三君)  平成29年度の取り組みとしましては、具体的な事業としましては、アクションアイデアの発想のワークショップの実施、キックオフミーティング、それからさまざまなワークショップ、観光振興計画策定に係るワークショップ、それからそれぞれ観光ガイドとつくるワークショップなどの観光メニューの創出、あるいは試作体験としてのモデル事業の実施といったさまざまな活動を行ってございます。 ◆1番(北村奈七海君)  去年はワークショップが多いというふうに今の御説明でわかったんですけれども、ワークショップに関して例えば楽天トラベルの方が来られたりだとか、何か報道の方も来られて、去年は900万円というお金をかけて事業してきたと思うんですけれども、ちょっと私が1年目、2年目と私も携わらせてもらったんですけれども、3年目は一切入ってはいないんです、私は。 ただ、その中で得たつながりで、女子部に入っている市民の方ともちょっとお話しする機会があったんですけれども、具体的に何をしているのかということを女子部に入っている女性の方とお話しした限りでは、ワークショップの内容だったりとか、具体的にことしは何をするという方針がしっかりとは提示されていないんじゃないのかということだったりとか、後はどうしても人数が少なくなっている。継続して事業を行ってきたとは思うんですけれども、女子部として活動に携わる女性の方が、どんどん少なくなってきてしまっていたということが、私が女子部を見て、お話を聞いている中では得ている情報なんです。 それで、今先ほどはワークショップを去年はしてきましたということなんですけれども、ただワークショップをしただけでは、やっぱり事業として余り効果はないのかなというふうに思います。それでもこれを継続するということは、これは市長の決裁とって継続してもよいという最終的な決断をされていると思うんですけれども、市長はどういったところで継続に値するというふうに思われたんでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  この事業に関しては、1年目から私が予想する以上に発信等の効果が出ていると思っておりまして、やはりこういったことは継続が大切だというふうに感じております。 ◆1番(北村奈七海君)  思ったよりも効果が出ているということなんですけれども、それをちょっと課長にこれはお聞きしたほうがいいのかもしれないんですけれども、どういった指標で判断して、前年度に比べてどれぐらい効果が上がったというふうに捉えられているんでしょうか。それは市長はどういったデータをお持ちなんですか。 ◎市長(田岡実千年君)  細かいデータは把握しておりませんが、いろんなことを見聞きする中で、大変効果が出ているというふうに感じております。 ◆1番(北村奈七海君)  ちょっと机上の空論みたいな感じになってしまうので、具体的にお聞きしたいんですけれども、1年目から継続して、例えば3年間ワークショップに所属された方というのは、最初何名おられて3年目は何人残っておられるというのは、把握されていますでしょうか。 ◎商工観光課長(畑尻賢三君)  当初の人数、今持ち合わせてございませんけれども、当初から随分減っているという感じは受けております。そういった中で人数についても固定化しているのではないかというような懸念もございまして、今後そこはもっと広めていかなければならない課題と認識しております。 それから、先ほど少し具体的な取り組みとして申し上げました事例、ちょっとワークショップという話ばかりしてしまいましたけれども、あとは官公庁、国土交通省であるとか商店街、あるいは財務省といったところでの情報発信として活動も行ってございます。 ただし、今申し上げましたように、特定の人に偏りがあるのではないかというような御指摘もございますので、今後はそういったところをどのように広げていくかというところが、これからの課題かというふうに思っております。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 私も以前ちょっと参加してください、どうですかというメールをいただいていたということもあって、女子部の参加はどうでしょうかというメールも1年間そのメールだけはいただいていたんですけれども、やっぱりそれは振り返ると人数が少な過ぎてワークショップを開催できないので、延期しますということもあったんです。 今、課長からもおっしゃられたとおり、特定の方に対して特定の方だけが事業をやってしまっている。かかわってきた人たちも今人数は把握されていないということでしたけれども、どんどん減っている。私自身も女子部の1年目で知り合った方たちが、お話を聞いているとどんどん抜けてしまっているという現状は把握しています。 それで、情報発信ということなんですけれども、それでは1年目につくられたウエブサイトだとかを効果的に使われてきたのかということで、ちょっともう一度ウエブサイトも見たんですけれども、3月に行われる新宮城のピクニックというかスケッチのような情報発信というのはありますけれども、具体的に市外から来てもらって、市内をどう回ってもらうのかというところの観光に対する情報発信というところまでは、とても現状いけてはいないのではないかと思います。 それで、もう一個質問なんですけれども、今回は財源の内訳はどういった内容になっているんでしょうか。 ◎商工観光課長(畑尻賢三君)  市民とつくるこの魅力発信の事業について400万円、その財源内訳でございますけれども、2分の1の国の交付金を得ているというところでございます。 ◆1番(北村奈七海君)  去年も2分の1が過疎債のソフト事業を充てていて、もう2分の1が国の交付金だったと思うんですけれども、ことしもそれと同じような内訳ということでよろしいでしょうか。 ◎財政課長(小林広樹君)  平成30年度につきましては、過疎債のソフトは充当しておりませんので、一般財源ということになります。 ◆1番(北村奈七海君)  そしたら100%一般財源ということですか。 ◎商工観光課長(畑尻賢三君)  2分の1は国の交付金ということでございます。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。 今お聞きした中では、2分の1は国の交付金だということなんですけれども、具体的に評価の軸がちょっと定まっていないのかなという印象をまず持ちますし、それから1年目から継続してどういった方が一生懸命しておられて、去年は1年目からやってきた方がひとり立ちするのを手助けしていきたいというふうにも言っていたかと思うんですけれども、具体的に去年1年間でどういった方が、例えばですけれどもひとり立ちして事業を始められたのかというところに関しては、具体的に何かとられていますか、データというかを。 ◎市長(田岡実千年君)  中心的に頑張っていただいていたメンバーが、今新宮市内外国人の観光客がふえていることから、休止していたホテルを借りて比較的大規模な宿泊施設を経営したりとか、そういった事例もございます。 ◆1番(北村奈七海君)  それは多分失礼ながら女子部の活動があったからというよりは、もともとそういったことを考えておられて、それに着手したということだと思うので、その方のそういった仕事と女子部の活動がリンクしたということではないのではないかと思います。 そしてそれは、それこそ特定の方の結果であって、1年目からどのように人が新宮市の活性化のためにつながっていただいて、継続的な効果が発揮されたのかという事例にはならないと思います。 今恐らくおっしゃられた方は3年目からの……、すみません、そうですね。そこはすみません、はい、なので、それをちょっと女子部の活動として言われるというのは、ちょっと違うのではないかなと思います。 それ以外で例えば去年ですと絵本の箱というんですか、新宮市の観光スポットであるとか、有名なお祭りの絵を書いて、入れ子式の箱をつくって、それをお土産として販売してはどうかという方とか、ブックカバーをつくられている方とかがおられたと思うんですけれども、そういったほかの方もひとり立ちされたという方はおられるんですか。 ◎商工観光課長(畑尻賢三君)  直接的に結びついたかどうかというのは、さまざまな要因があろうかと思いますけれども、こういった女子部の活動を通じて、ネットワークを広げる、あるいはさまざまなスキルアップを行うといった形で取り組んだ上で起業に結びつけていただけたらなというところでございます。 直接そのことをなりわいとして起業されたということでは、お伺いはまだいたしておりません。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。 なので、この魅力発信女子部に関しては、きちんとどういった基準で評価をするのかという、評価軸を、まずきちんと公開していただいて、そして半年でどれぐらいできたのか、1年でどれぐらいできたのかという評価をしっかりとしていただきたい。 そして、やっぱりこういった事業を3年続けてきて、4年目に入るということなので、ネットワークももちろん大事だと思うんですけれども、それがやっぱり市民の方に還元されないと事業を行っている意味というのは薄まってしまうのではないかと思います。 ですので、ちょっと今回400万円という、前年度よりは下がっていますけれども、この400万円というお金が今回もまたイシュープラスデザインという、以前はそこに委託して、よそから来てもらっていろいろ教えてもらうということをしていたと思うんですけれども、ことしもそんな形で外部から講師の方を呼んで教えてもらうということをするんでしょうか。 ◎商工観光課長(畑尻賢三君)  大きく全体を委託契約するというつもりはございません。それぞれワークショップを開催するに当たっては、コンサルティングする有能な人材というのがあろうかと思いますので、そういった方にはお願いしなければならないかなというふうには思っております。 ◆1番(北村奈七海君)  ということは、最初からはどこか委託業者を決めて委託する予定はないということなんですか。ここの運営支援等業務委託料と項目にはあるので、どこかに委託するということではないんですね。 ◎商工観光課長(畑尻賢三君)  今のところは予算組みの段階ですので、どこということはございませんけれども、これまでの経験を生かしてノウハウがあるといったことも当然考えられようかとは思っております。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。 ちょっと3年目のところで、具体的に女子部の皆さんがそれぞれイベントを行ったりだとか、プロダクトをつくったりということをされた中で、特にイベントのほうに携わった方のお話を聞くと、なかなか自分たちの意見というものが通りにくかったりとか、行政の方とちょっと意思疎通がしにくかったりだとか、あとは地域の方にお世話になったけれども、そこに対してどういった形で貢献できたのか、その指標も自分たちではつくりづらかったというお話を聞いているので、これを継続されるというのであれば、やっぱり3年培ってきた中で課題というものが必ずあるはずやと思います。そこをしっかりと改善していくということをお願いしたいんですけれども、特にはやっぱり評価軸が全く定まっていないのが私はちょっと原因かなと思っているんですけれども、ことし1年間これをされるというんであれば、どういった評価の軸をつくる予定なんでしょうか。 ◎副市長兼企画政策部長(向井雅男君)  この事業につきましては、女性目線が旅行形態の中心になるという形の中で、市職員または民間の方も含めて、そういった魅力発信をしていこうということで立ち上がって、その計画の中で進められてきたというふうに思っています。 この計画そのものが国の申請の中で一応3年間の交付金をいただくということで、今事業を進めています。最初北村議員も入っていましたので、多分御存じのとおり、ホームページをつくってそのテーブルを立ち上げた。2年目についてはいろんな企画をさせていただいて、3年目いろんな新企画をつくりながら取り組みをしていただいたというふうには認識しています。 そういった中で、ちょうど今、議員御指摘の点も少しは私の耳にも入ってございます。ただ交付金をいただく中で、当然検査、検証あるいは評価をしていくことも交付金をいただく申請の中に、報告の中にありますので、そういったことは当然報告していかないとだめだと思います。 1年に1回彼女らは、取り組みを市民の方も含めて公表してございますので、その辺出ていただければ何らかの形のものがあったかと思いますので、ただ今回は少しその応援事業を丸々受けるのではなくて、自分たちの力も使いながら今回新企画に向けてやっていただきたいということをお願いしていますので、議員御指摘の点も踏まえて何らかの見直しは、今年度平成30年度でしていかなければいけないというふうには認識しています。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 向井副市長のところにもそういったお話が少しは届いているということで、今後ある程度よかった部分、ちょっと課題が残る部分というのは、継続していく以上やっていかないといけないところかなと思うんですけれども、私がやはりこの事業に対して一番望むことは、過去私がお話し聞いた中では、地域住民の方にちょっと手伝ってもらう、力をかりるボランティアを得るといったときに、もちろん地域住民の方は心安く、いいですよという形でボランティアでやってくださるんですけれども、そのボランティアというのを当たり前やというふうに思ってしまわれている。それは女子部の方ということではなくて、当局側の方が手伝ってくれることが当然だから、手伝ってもらえなかったらなぜなのかという考え方にちょっとなってしまっている。 それだと幾ら地域の方へ、そして地域に貢献しようと思っても、もう最初のスタートがちょっと違ってしまっているというふうにイベントを企画した方から聞いています。それでそのイベントを立てられた方も、手伝ってくれた地域の方も、ちょっとイメージと違ってしまった。だから、このイベントは一体どういう意味があってやったんや、女子部という事業は何のためにやるものなんやという声を聞いたので、そういった地域の方へどう貢献するか。今回は委託が去年に比べたら大分外部に委託するお金というのは少ないなと、低くなったなと思うので、やっぱりそれであれば地域に住んでおられる方が、地域のために何らかできるような、もう少し間口も広げて、より新しい人が参入しやすくなるような形で、あの事業をやっていってもらいたいと思います。 それは一個目で以上です。 もう一個が、45ページの旧仮庁舎再利用整備事業なんですけれども、これが耐震改修の整備を実施するということで、多目的ホールを初めとした施設の活用と書いてあるんですけれども、この多目的ホールというのは具体的にどんなものを想定しているんでしょうか。 ◎総務課長(尾崎正幸君)  多目的ホールという部分が先行しているんですけれども、議員も御存じのように文化複合施設、こちらが完成すればホール機能も復活するという中で、ここ数年文化芸術活動をされている方からは、新宮市内で活動の拠点がないということで、御要望もいただいているところです。 文化活動の拠点という意味だけではなく多目的ホールですので、旧職業訓練センター時代の大教室のような、講演会等できる多目的なスペースを設けたいということで、考えている次第でございます。 ◆1番(北村奈七海君)  それでいうと、イメージとしては文化複合施設の中からなくなってしまったという言い方はちょっとあれかもしれないんですけれども、小ホール的な使い方をする場所になるのかなと思うんですけれども、講演会だったりとか、文化活動を今市民ホールがなくて困っておられる方がいるということで言われていたんですけれども、小ホール的なイメージということでいいんでしょうか。 ◎総務課長(尾崎正幸君)  当然文化複合施設のほうが建設されるということで、同じ機能を同時に持つということは問題があると我々も思っていますので、小ホール機能という観点もないことはないんですけれども、その機能を持ちたいというところは、文化複合施設ができるまでの間はそういう機能も持たせたいと。 また、多目的ホールだけではなくて、ほかの部分、ほかのあいている部屋、こちらにつきましては高齢者福祉の拠点というようなことも構想的にはございますので、そちらを含めて活用できるような形を考えてございます。 ◆1番(北村奈七海君)  すみません、ちょっと私が余りわからないので、確かにホール的な使い方だけをメーンにしてしまったら、向こうに新しくホールができるので、それは同じような機能がかぶってしまったら、何のためにつくるのかというところがわからなくなってしまうと思うんですけれども、でもホールをつくって文化複合施設ができるまでは、それでホール的な使い方をするとしても、じゃ、できた後、また機能を転用するということも考えておられるということなんですか。 ◎総務課長(尾崎正幸君)  現在のところは固定的にホール機能でずっと使うというような考え方を持っているわけではございません。それは将来的な課題として文化複合施設ができるまでに考えていかねばならないと考えてございます。 ◆1番(北村奈七海君)  何か、それだと何というか将来的な見通しがすごく曖昧なのに1億6,000万円というお金をかけて、これ単年度事業だと思うのでもう設計業務も行って、設計工事にも入って、単年度なので翌年には供用開始というようなイメージなのかなと思うんですけれども、何というかホールができるまでは何となくホールとして使って、ホールができたら何となくその後は何にしようかなと考えるみたいな感じだと、とてもこの1億6,000万円というお金を使っていっていいのかなというふうに、ちょっと疑問符が出てきてしまうんですけれども。 ◎総務課長(尾崎正幸君)  全く何も考えずにということではないのです。先ほども少し触れましたけれども、私のちょっと説明不足だったかもわかりませんが、多目的ホールだけで活用しようとする施設ではございません。ほかにも先ほど申しましたように、高齢者福祉の拠点としての機能を持たせてあいている部屋も使っていくと、そういう中で講演会もできますし、また現在、市全体、市職員の関係の大きな研修会等も外部の施設でやってございます。そういうものの活用にもしていけるだろうと思ってございます。 私が申しましたのは、必ずしも小ホール的なものでずっと使っていきたいということではないということで、御理解いただきたいと思います。 ◆1番(北村奈七海君)  ちょっとその小ホール的なものではない、でもこちらとしては何となくまだ小ホール的なものなのかなと思ってしまっているというところで、余り何もないところで議論をしてもちょっと深まっていかないかなと思うので、もう少しそれは個別で聞いてみたいと思います。 あと、最後に53ページの新宮城復元等交流人口獲得事業に関して質疑をします。 これに関しては、新宮城跡の復元整備等を通じた観光の活性化、交流人口の獲得を目的に委員会を設置し、ということなんですけれども、これは委員会はこれからつくられるということなんでしょうか。もうつくられているんですか。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  これから新たに平成30年度設置させていただくというものでございます。 そういった中で、新宮城復元を究極の目的としまして、まちなかのにぎわいでありますとか観光の活性化、いろんな意味でまちづくりに貢献できるような調査研究を行っていくというものでございます。 ◆1番(北村奈七海君)  これはちなみに委員会がつくられて、委員というのはどういう形で委嘱をされるのか、公募をされるのか、どういう選抜というんですか、方法なんでしょうか。 ◎副市長兼企画政策部長(向井雅男君)  そのあたりは市長と相談させていただいて、今後のことになるかと思います。 ◆1番(北村奈七海君)  なるほど。あと、新宮城の復元等と頭についているので、新宮城の復元を念頭に置いて活動されるのかなと思うんですけれども、新宮城の復元に関しては、やっぱりお城の詳細な図面がないとなかなか復元というものが難しいというふうにお聞きしているんですけれども、ではその復元のための図面というのがなかなか探しても出てこないし、私が聞いているお話だとアメリカにあって、私がお聞きしただけなので具体的にどうこうということではないんですけれども、アメリカにあってそれを探すのがすごく骨が折れるというようなお話をちらっとしか聞いていないんですけれども、聞いているので、何ていうかかなり長期間にわたって復元の図面を探すことになると思うんです。 しかも、その復元の図面が発見されただけでは、すぐに復元というのはやっぱりできなくて、その中からさらに文化財的にこれは大事なんかとか、じゃ復元するためには何が必要なんかとかということで、しかも新宮城の整備事業がこれから始まるわけですよね。それが20年か30年ぐらいは長いことかけて整備をやっていくというふうに、ちょっと私は思っているんですけれども、その中で本当に復元ができるというふうに当局は踏んで委員会をつくっているのかなと。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  議員今お話しいただきましたように、復元に際しましては極めて精度の高い良質な図面などの資料が必要となります。また、使われている部材等も非常に精度の高いものが求められるということも聞いてございます。また、仮に復元できましても、その建造物が国史跡に指定されるかというのは、また別問題であるということも伺ってございます。 なかなかハードルの高い案件ではございますが、わずかの可能性が残されている部分なら、将来に向けて少し長期的な視点になりますけれども、調査研究していこうというのが、今回の委員会設置、また本事業の趣旨でございます。 ◆1番(北村奈七海君)  趣旨は私もよく理解しますし、もちろん城跡だけではなかなか観光の方に向けては目に見えるものがなかったら、石垣を見ても玄人でなかったらこの石垣を見て新宮城の昔の姿をイメージしろと言っても、それはすごく無理だと思うので、復元というものがもちろんできたらいいかなとは思うんですけれども、物すごく長期的にこれだけやるということができるのかなというちょっと不安があったので、質疑させていただいたんですけれども、今、課長のほうから長期的に見てというふうに言われたんですが、ちょっとそこに関しては当局と私が思っていることとの間にずれがあるかなと思いますので、今後も注視していけたらと思います。 以上です。 ○議長(屋敷満雄君)  それでは、11番、濱田議員。 ◆11番(濱田雅美君)  1番の北村議員からも今出たんですけれども、旧仮庁舎再利用整備事業についてなんですけれども、先ほどの答弁の中で高齢者福祉を兼ねてという答弁がありましたが、具体的にはどのようなものをお考えなのかなと思いまして。 ◎総務課長(尾崎正幸君)  先ほど私が申しました高齢者福祉の拠点というところでございますけれども、現在、地域包括支援センター、この庁舎1階に入ってございます。入った当初からわかりにくい、狭いというようなこともお聞きしておりますので、地域包括ケアシステムが構築され、また医師会との連携も始まるということもございますので、そちらを旧仮庁舎のホール棟ではない部分を利用して、活動できないかということで計画をしているところでございます。 ◆11番(濱田雅美君)  ホールではないところを利用してということで、今何か一つ一つ、各部屋というか、状態になっているのは、そのまま利用するという形になるんですか。 ◎総務課長(尾崎正幸君)  整備方針といたしましては、機関決定されたものにつきましては、最低限の改修を行うということで、それにあわせて大規模な改修は行わないというコンセプトで行うということにされてございます。 したがいまして、床の傷んでいるところの改修、あるいは庁舎として使っていたときに簡易の壁で間仕切りをつくってございます。そういうものの撤去、基本的にはそういうものをやっていきながら、活用できればと考えているところでございます。 ◆11番(濱田雅美君)  イメージ的には横の連携がとれるような、本当にワンフロアで済むような形にするのが一番理想的なのかなとは思うんですけれども、そういうふうな形にもっていくことは可能なんですか。 ◎総務課長(尾崎正幸君)  現在のところは、そういう形で全てぶち抜いてというふうなワンフロア的な考え方は持ってございません。構造上抜いてしまいますと、またそこで耐震補強も必要になってこようかと考えてございますので、既存の正規の壁といえばおかしいですけれども、もとあった壁を残し、簡易でつくった壁については取り壊していくというような考え方で進めたいと思っております。 ◆11番(濱田雅美君)  そうすると、今ある地域包括ケアシステムの担当課というのは、こちらに移動されるということですか。 ◎総務課長(尾崎正幸君)  担当課は健康長寿課になってございますけれども、健康長寿課自体はこちらへ残ると。地域包括支援センターの部分について、移って運用できないかということで計画しているところでございます。 ◆11番(濱田雅美君)  わかりました。 それと、あとは先ほども言っていました複合施設ができるまでの間、多目的ホールとして利用できないか、小ホールとしても流用できないかという、あそこのスペースはもうそのまま残して、これからもそのまま活用していくということになってくるんですか。 ◎総務課長(尾崎正幸君)  はい。多目的ホールとして使う部分も先ほど申しましたように、基本的な考え方は同じでございます。床についてはかなり傷んでおりますので、そちらの改修は必要だと考えております。 ただ、放送設備等についてはまだ使えるというような判断もできますので、そこにつきましては業者に確認をいただきながら、必要最低限の整備を行っていきたいと思ってございます。 ◆11番(濱田雅美君)  わかりました。 次に、防災行政無線管理経費なんですけれども、これ従来新型受信機に交換するということなんですけれども、やはりこれ新型受信機にかえても、今のままの市民からの苦情といいますか、聞こえにくいというところは改善にはつながらないんでしょうか。 ◎防災対策課長(田中幸人君)  これにつきましては、Jアラートで届く情報というものが大変量が多くなってきて、現在の受信機では処理しかねるというような状況になっていますので、その部分を改善するということになっていますので、ちょっと議員の今の御指摘の聞こえにくい部分というのとは、またちょっと違う問題となりますので、そういうような方については、これまで同様にメール配信や電話配信やフリーダイヤル、そのようなことをまたお伝えしていきたいとは考えています。 ◆11番(濱田雅美君)  わかりました。 あと宮井戸津波避難場所維持管理費というのがあるんですけれども、こちら盛土の周辺に結構大きな石とかが散らばっている状態になっているところがあるんですけれども、やはり小さい子供とかが、こかったときにけがをするんじゃないかなというところがすごく懸念されるんですけれども、そういった整備のほうの管理費の中にはそういうのは入っておられるんでしょうか。 ◎防災対策課長(田中幸人君)  これにつきましては、草刈りや水道代とかそういうような一般的なものなんですが、石ころを入れて大きいところについては、立ち入りを御遠慮いただきたいというような区域は設定しているんですが、そのほかのところについては今御意見いただいていますので、ちょっと確認した上で、そういうところはまたその都度その都度私どものほうで対応していきたいと思っていますので、また御連絡いただきたいと思います。 ◆11番(濱田雅美君)  石もとがったような石が結構多くて、やっぱりこかると、きっと切るだろうなみたいな石も幾つか見つけられたので、ちょっとそういったところの整備も今後お願いしたいと思います。 あとは災害時生活用水井戸整備事業なんですけれども、本年度これ一つということなんですけれども、これは設置はどちらのほうに、場所的にはどこになりますか。 ◎防災対策課長(田中幸人君)  本年度につきましては、神倉小学校に設置をさせていただきたいということで、御相談に上っております。 ◆11番(濱田雅美君)  すみません、本年度これ1基ということなんですけれども、最終的に新宮市内全体でどれぐらいの井戸を今後設置していく予定とかいうのは、もう決めていますでしょうか。 ◎防災対策課長(田中幸人君)  私どもとしては大規模災害時、主に地震の場合なんですが、大勢の方が避難される、やはり小中学校がやっぱり大勢の方が避難されて来ますので、市街地の6校に順次設置していきたいというふうに考えております。 ◆11番(濱田雅美君)  6校で。そのほかは今のところ計画はない、考えてはいませんか。大きな避難所の端にということはないんですか。小中学校の6校だけですか。 ◎防災対策課長(田中幸人君)  今考えておりますのは、市街地については旧市内といいますか、新宮地域では4校、それで三輪崎、佐野のほうでは2校の6校を現在のところは考えておる状況です。 ◆11番(濱田雅美君)  以上です。 ありがとうございます。 ○議長(屋敷満雄君)  それでは、12番、上田議員。 ◆12番(上田勝之君)  すみません、45ページ、旧仮庁舎といいますか、職訓の耐震改修について。 先ほど北村議員、濱田議員が聞かれていましたけれども、全体像は決まっていないんですか。全体像決まっていないのに、建物は使うということだけは決めているんですか。 ◎総務部長(小谷充君)  全体像といたしましては、先ほどから申し上げているとおり、今まであった大教室を多目的ホール、そしてほかの諸室については、一つは先ほど言いました地域包括ケアシステムの包括支援センター、あとは貸し事務所的な貸し室として、事務室としての研修の場とか、そういった部分で活用を図っていきたい。 要するに、現在新庁舎を建てて旧仮庁舎のまま放置しておくよりも、もっと利活用できるんではないかというような中で、庁内で検討を重ねてまいりました。そうした中で今回平成30年度から整備を図って、この年中に整備をし、年明けからはそういった形で利活用を図っていきたい。 特に先ほどから申し上げております、旧市民会館が解体後やはり文化、芸能等において、市民に御負担をこうむっているという状況を鑑みまして、そういった判断をしたというところでございます。 ◆12番(上田勝之君)  どうも説得力に欠けるような気がしますね、その説明じゃ。 基本的には文化複合施設から小ホールが消えたんで、その小ホール機能をこの多目的ホールに生かすと。小ホールの代替やとはっきりと言われたほうがいいんじゃないでしょうか。文化複合施設から小ホールという名称は消えていますよ、現在。 ◎総務部長(小谷充君)  文化複合施設においては、いろいろと議論、今また委員会等でもなされておるところであります。そういった中で小ホールが全くないというような形では、まだ発してはいないというふうには思っております。 そういった中で、やはり現在における…… それは委員と当局、私どもの多目的ホールと小ホールと言葉だけでそういった形で捉まえてしまえば、内容的に同様ではないかということも理解はできます。 ただ、前からありました旧職業訓練センター当時の大教室、多目的ホールですね。やはりそこでは発表会であったり、また商業的な展示等々あったと思います。それらが現在なかなか市内の中で使用できないという状況が発生しております。そういったことも鑑みまして、やはり早急にそういったもとの施設を復活していきたいというのが本意でございます。 ◆12番(上田勝之君)  その理由はわからんではないですよ。確かに現在そういうちょうどいい規模のホールが市内にないというのは、確かに理由としてわかる。 ただそれであれば、文化複合施設の建設が昨年来から乗っているなら、仮庁舎終わった後にすぐそういった結論を出してしかるべきなんじゃないんかなと。なぜこんなに期間があいているのかと。 しかも、もともとはいわゆる市長が常々思っている、もとの市街地、中心地のほうに何とかにぎわいを取り戻したい、だからそういったいわゆる300人から400人のホール、一番使い勝手のいい職訓のようなホールを文化複合施設のほうへ一体的に集めて、中心市街地の再生に使いたいんだという構想のもとにやってきたはずなんです。 我々は、我々というか全員ではないですけれども、議員各位の中では、訓練センターのリニューアルによる利活用を求めてきた経緯もあります。現在も地域包括ケアシステムに伴って、そういったワンストップで市民の方がいろんなことを相談できる窓口をしっかりと設置すべきや、それももちろん理解できます。そういった利活用というのはしっかりとわかりますよ。 ただ、その中ではやっぱり分散させてしまう。それでいろいろ新しい施設をつくっても、もとのは残していくんだ、そこの方針が非常にぶれがあるんです。年度によって。     (「維持管理費はどうするんなよ、分散したら」と呼ぶ者あり) ◆12番(上田勝之君)  今そういう維持管理費の話も出てきたけれども、それが二重にかかるわけですよ。 そこをしっかりと、いわゆる訓練センターというか旧仮庁舎をリニューアルして利活用していくんだというんであれば、それをしっかりと中身を詰めてから耐震改修なりリニューアルの予算化をすべきなんじゃないかなと。 耐震改修はするわ、余り直さんわ、これで今から使い方考えていくんやと。今から使い方考えていくんやというのは、ちょっといかがなものかとは思います。しかも貸し館、貸し室ですか。 ◎総務部長(小谷充君)  議員おっしゃってはおられますけれども、今からというか方針的にはもう決まっておりますので、一つはそういう多目的ホール。 ◆12番(上田勝之君)  その方針をしっかり説明してくださいよ。今から決めていくという答弁やったやないですか。 ◎総務部長(小谷充君)  そうではないですよ。先ほど言いましたように、包括支援センターはきっちりと移行していきたい、移設していきたいというふうに…… ◆12番(上田勝之君)  じゃ、ここのあいた包括支援センターのスペースはどう使われるんですか。そのことも考えておられるんですか。 ◎総務部長(小谷充君)  そこはまた、現在子育て推進課等もありますし…… ◆12番(上田勝之君)  じゃ、後はどうするんですか。
    ◎総務部長(小谷充君)  そこはこれからですけれども。 ◆12番(上田勝之君)  移して移して、じゃ結局どうするんですか。 じゃ、その新庁舎を考えるときにそういうことは考えられなんだん。僕はおらなんだからわからんですよ、この建物の使い方。しかも、1階のこっち結構あきスペースもありますよね。この新庁舎も。 ◎総務部長(小谷充君)  あきスペースというか、そういうスペースはないと思っていますけれども。 ◆12番(上田勝之君)  ここの今、申告をやっているところなんかあいているじゃないですか、ふだんは。 ◎総務部長(小谷充君)  1階のあれはギャラリーとして、今は申告をさせていただいておりますけれども、ふだんはギャラリー的な形で…… ◆12番(上田勝之君)  ギャラリーって、何をギャラリーしているんですか。 ◎総務課長(尾崎正幸君)  議員おっしゃられるとおり、1年程度進めている中でギャラリー機能として何か展示したとか、そういうことがたびたびあったのかと言われれば、残念ながらそういう形では利用しておりませんでした。 ただ、庁舎を建設する中でギャラリー機能を持たせる、また昨年につきましては、選挙時の期日前投票の会場として使う。それで現在は申告受付の会場として使うというような、ギャラリー、多目的という言葉を使うのは非常に申しわけないんですが、そういう形で使っていく。将来的には展示スペースとして、市民の絵画であるとかそういうものも展示できればということで設けたところでございます。 ◆12番(上田勝之君)  ちょっと待ってください。それは文複の機能とめちゃくちゃ類似しませんか、そんなして言われたら。文複にもギャラリーは併設してくれ、ギャラリーをつくっていただきたいというお話はいっぱいありますよ。ちょっと整理ができていないんじゃないですか。 ◎総務部長(小谷充君)  いや、庁舎の中ではやはり行政的な部分でのギャラリー的な、的なと言ったら失礼ですけれども、ギャラリーとして…… ◆12番(上田勝之君)  行政的なギャラリーって何なんですか。 ◎総務部長(小谷充君)  何というんですか、市役所として市民に対してお知らせしていくというか、展示して、まあいうたら広報的な部分を、機能を果たしていきたいという部分だと思っております。 ◆12番(上田勝之君)  だから結構やっぱり無理がありますよね、それは。その行政的なギャラリーというのは理解不能に陥ります。 だから要は、ワンストップでされるというのは、非常に市民にとってはいろんな各部署へ、各窓口へ行かなあかんようであればわかりにくいから、それは当然ありがたい。ただ、そういったことにきちんと使っていくんだ、あるいは職訓のいわゆるホールの部分を文化複合施設の小ホールのかわりにこちらを使うんだと、はっきり言ったらいいんですよ。 ◎副市長兼企画政策部長(向井雅男君)  仮庁舎の件は非常に内部でも議論をさせていただきました。 究極的には、地域包括ケアシステムの構築に必ずこの建物はいるんではないかというところから、論点は始まっております。 その中で、いろんな協力をしていただく中で、ぜひあそこを拠点の施設にしたいという中で、当然出てくる問題が文化複合施設のそういった今市民の声が聞こえる問題。耐震補強する中で、一部だけ耐震補強すればいいのかどうかといういろんな問題があります。 そういった中で、今先ほど小谷総務部長のほうから答弁をさせていただきましたけれども、本来の目的はそこにありますので、この改修をさせていただいた上で、とりあえず文化複合施設ができるまで、そういった多目的のホールとして利用をさせていただきたい。 その中で、今地域包括支援センターのほうをあちらに移動させていただいて、そちらを構築していくというところで今構想は立てておりますので、その後のことについてはいろんな他機関との協力も要りますので、その辺は御理解いただきたいというふうに思います。 ◆12番(上田勝之君)  地域包括ケアシステムに伴って、いわゆるワンストップサービスを構築していく、ワンストップサービスの施設をしっかりと整備していく。市民の方がそういったことの相談に来たときに、そこで一つのところで賄えるということは、大変いい取り組みだと思いますし、それはそれで結構なんで、それはそれで進めるのは僕は市民にとっても非常に利便性が高まるし、これからの高齢化社会やいろんな形を考えれば、それはそれでいいんだと思います。 ただ、それが職訓全体を使う話ではないと思うんです。だけど、ホール部分はホール部分で代替機能として文複の小ホールと重複するんであれば、そこの現在のいわゆる今の文化複合施設の構想で、小ホール機能がやはり使いにくいんであれば、それはしっかりと代替機能としてこの旧仮庁舎、職訓のホール部分を使うんだと。そこをしっかりと説明されるべきですよ。 そういった全体像を示した上で、耐震改修とリニューアルを図りたいは、私はちなみにもともと職訓はリニューアルして図書館はいかがかというような提案、これは議員各位の中からもいろいろ出たし、職訓は取り壊してしまって駐車場化すべきなんじゃないかという意見も、総務建設委員会の中なんかではあったようにも伺っています。議員各位からいろんなアイデアも出ています。 ただ、そうやってリニューアルして使うということは、私は別に全然悪いことよりか、むしろそうやってやることはいいと思うんですけれども、そこにしっかりとした計画等、やっぱりどんどん肥大化していく。公共施設の計画もありましたよね、公共施設の今後どうしていくのかという。そういう中で、公共施設をどんどん肥大化させていっていいのかというところ。そこら辺の精査がちょっと不足しているし、ちょっと今の御答弁では、この耐震改修については説得力が弱いような答弁のように感じます。感じますというか、私は思う。 だから、しっかりと旧仮庁舎の使い方をもっとしっかりと具体化してから、具体化すべきなんじゃないかと思うんですけれども。 ◎総務部長(小谷充君)  旧市民会館が解体してもう2年になってきます。そういった中で、やはり先ほどからも私のほうから言っておりますとおり、市民の御負担というのはかなりこうむっているというふうには感じております。 そういった中で、やはり上田議員からは施設のあり方といいますか、そこらがはっきりと固まっていない中でというようなお話しになっているわけでありますけれども、私どもといたしましては、やはりそういった市民の御負担を一日でも早く解消したい、そういった部分において旧仮庁舎をできるだけ再整備を図っていって、前のような形の利活用を図っていきたいというふうには考えておるところであります。 ◆12番(上田勝之君)  もちろん部長、何回も答弁というかこのやりとりを繰り返してお言葉を返して申しわけないかとは思うんですけれども、やっぱりそれは当然部長が今おっしゃられたことというのは、我々も改めて感じるし、市民の方々からもいろんな困っているんだと、クレームをいただくことも多々あります。 ただ、その中で、じゃ文化複合施設が完成した暁にはどうするんかということは、どうされるおつもりなんですか。 ◎総務部長(小谷充君)  文化複合施設については、現在も基本設計、また実施設計に向けて取り組んでいるところであります。小ホール的な部分と、またこちらの旧仮庁舎における多目的ホールとの同一性というんですか、同内容という部分においては、完成後にやはりそういった形での機能の使用によって分担というんですか、そういったところも考えていかなければならないというふうには思っております。 ◆12番(上田勝之君)  1億6,000万円かけて建物を改修するんやから、それは今からなかったらあかんのちゃいますか。 ◎総務部長(小谷充君)  今からというんですか、現在も庁内の中では考えているところであります。ですので、この整備期間中において、きっちりとした形のものをお示しさせていただくというふうに考えております。 ◆12番(上田勝之君)  それで予算を認めよというのは、非常におかしな答弁ですよ。2年間実質これで耐震改修して使い出せて、平成33年3月に文複が順調よく完成して2年間ですよ、今のお答えだったら。じゃ、その2年後どうするかということがないじゃないですか。それを今からこの1年間かけて考えていくというのは、1年間なり1年弱の間に検討していくのに耐震改修だけは認めよというのは、非常に答弁として無理がありませんか。 ○議長(屋敷満雄君)  会議中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後4時27分--------------------------------------- △再開 午後4時37分 ○議長(屋敷満雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(屋敷満雄君)  質疑中ですが、お諮りいたします。 本日はこの程度をもって延会したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。 あす午前10時から会議を開きます。 なお、請願1件の提出があり、追加案件としての取り扱いについて、この後第二委員会室において議会運営委員会を開催する旨、委員長より連絡がありましたので、委員は御出席願います。 本日は御苦労さまでした。 △延会 午後4時38分...