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令和 3年 11月 福祉保健常任委員会-11月11日-01号
令和 3年 11月 都市整備常任委員会-11月11日-01号

  • 付議事件(/)
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  1. 世田谷区議会 2021-11-11
    令和 3年 11月 都市整備常任委員会-11月11日-01号


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    令和 3年 11月 都市整備常任委員会-11月11日-01号令和 3年 11月 都市整備常任委員会 世田谷区議会都市整備常任委員会会議録第十二号 令和三年十一月十一日(木曜日)  場  所 大会議室  出席委員(十名)    委員長         石川ナオミ    副委員長        中塚さちよ                真鍋よしゆき                和田ひでとし                平塚けいじ                江口じゅん子                上川あや                ひうち優子                神尾りさ                くりはら博之  事務局職員    議事担当係長      長谷川桂一    調査係主任       遠藤美代子  出席説明員    副区長         岩本 康
       技監          松村浩之   北沢総合支所    総合支所長       木本義彦    街づくり課長      一坪 博    拠点整備担当課長    岸本 隆   砧総合支所    総合支所長       佐々木康史    街づくり課長      松本賢司   烏山総合支所    総合支所長       皆川健一    街づくり課長      髙野 明   都市整備政策部    部長          畝目晴彦    都市計画課長      堂下明宏    都市デザイン課長    髙橋 毅    建築調整課長      小田代貴彦    建築審査課長      高橋一久   みどり33推進担当部    部長          釘宮洋之    みどり政策課長     上原雅三   道路・交通計画部    部長          田中太樹   土 木 部    部長          青木 誠    工事第一課長      倉地浩輔    工事第二課長      丸山寛樹  ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 令和三年第四回区議会定例会提出予定案件について   〔議案〕    ① 世田谷区建築物の建築に係る住環境の整備に関する条例の一部を改正する条例   〔報告〕    ① 議会の委任による専決処分の報告(歩行者の負傷事故に係る損害賠償額の決定)   (2) 東京都市計画地区計画の決定(放射二三号線沿道地区)及び関連都市計画の変更について   (3) 下北沢駅南西側区間における「鎌倉通り沿い緑地エリア」整備時期の変更について   (4) 東京都市計画地区計画の変更(世田谷西部地域大蔵・岡本・鎌田・瀬田地区)及び関連都市計画の変更等について   (5) 東京都市計画地区計画の決定(北烏山二・三丁目地区)及び関連都市計画の変更等について   (6) 世田谷西部地域上祖師谷・給田地区地区計画の変更(素案)(補助五四号線沿道地区)について   (7) (仮称)世田谷区未来つながるプラン(案)の検討状況について   (8) 世田谷区手数料条例の一部を改正する条例について(長期優良住宅の普及の促進に関する法律等の改正に伴う別表の改正)   (9) 東京都市計画公園の変更について(第八・二・三九号上祖師谷農業公園)   (10) 北烏山七丁目十二番及び十四番の用地(岩崎学生寮周辺の樹林地)の取得に関する協議等の進捗報告について   (11) 窓ガラス損傷事故の発生について   (12) その他  2.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前九時一分開議 ○石川ナオミ 委員長 ただいまより都市整備常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 まず、委員会運営についてですが、新型コロナウイルス対策として、これまでも会議時間の短縮に御協力をいただいておりましたが、本日は、レジュメの記載のとおり多くの案件が予定をされております。理事者の報告は簡潔明瞭に、また委員の質疑は要点を絞るなど、皆様方の御協力をいただきたいと思います。  また、発言の際は、お手元のワイヤレスマイクの使用をお願いいたします。  それでは、1報告事項の聴取に入ります。まず、(1)の議案①ですが、報告事項(8)と関連がございますので、先に(8)を議題といたします。皆様、(8)の資料をお開きください。それでは、(8)世田谷区手数料条例の一部を改正する条例について(長期優良住宅の普及の促進に関する法律等の改正に伴う別表の改正)について、理事者の説明を願います。 ◎高橋 建築審査課長 それでは、世田谷区手数料条例の一部を改正する条例について御説明させていただきます。  初めに、かがみを御覧ください。1改正趣旨です。長期優良住宅の普及の促進に関する法律及び住宅の品質確保の促進等に関する法律の一部改正に伴い、世田谷区手数料条例の規定の整備及び認定手数料等を変更する必要が生じたため、一部を改正するものでございます。本件につきましては、同条例を所管する総務部より令和三年第四回区議会に提出するものです。  2改正内容についてでございます。添付資料、参考3、長期優良住宅等改正概要を御覧ください。一番最後の資料になります。二点御説明いたします。①住棟認定に伴う手続きの主体の変更(長期優良住宅法第五条)についてです。長期優良住宅として認定するには、工事着手前に申請することが必要であります。分譲マンションの場合ですと、当初の申請者は分譲事業者になっておりますので、区分所有者――入居者になりますが――が決まったときには、分譲事業者から区分所有者に変更する手続が必要になります。この手続について改正前では、左側の図のように、住戸単位で行っておりましたが、改正後は、右の図のように、管理組合の管理者等が一括で変更認定を受けるよう手続を合理化するものでございます。  次に、②住宅性能表示制度長期優良住宅長期使用構造等の一体申請(住宅品質確保法第六条の二)についてでございます。図は、認定申請の手続を示したものでございます。改正前は、左側の図のように、技術的審査登録住宅性能評価機関所管行政庁が審査しておりましたが、改正後は、右側の図のように、建築主の申請により登録住宅性能機関が技術審査を行い、長期使用構造等である旨の確認書等を計画に添付し、基準に適合しているとみなすことができる場合には、所管行政庁の審査を省略するものでございます。  添付資料、別紙、世田谷区手数料条例の一部を改正する条例新旧対照表を御覧ください。三ページ目になります。用紙、下の欄の中央にページ数を記載してございますので、こちらになりますと二ページになりますので、御覧ください。一九分の二と記載があるページです。PDFデータでいいますと四ページです。冊子でいいますと一九分の二ページになります。右側の改正前の手数料の額の算定方法から、申請戸数で除すという方法を削除いたします。  PDFのページでいいますと二一ページ、冊子でいいますと一九分の一八ページになります。ここにも同様の記載がございますので、こちらも削除となります。  PDFでいうと六ページです。冊子でいいますと四ページになります。一九分の四ページです。このページ以降、建築物の床面積の合計に応じて、下線部の金額をそれぞれ変更することとなります。  かがみのPDFデータでいいますと二ページにお戻りください。(3)施行予定日ですが、令和四年二月二十日でございます。  また、添付資料の参考1、2は、各法の新旧対照表となりますので、後ほど御確認いただければと思います。  説明は以上でございます。 ○石川ナオミ 委員長 ただいまの説明に対しまして御質疑がございましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石川ナオミ 委員長 こちらは御覧いただいて御確認いただきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 (1)令和三年第四回区議会定例会提出予定案件につきまして、議案①世田谷区建築物の建築に係る住環境の整備に関する条例の一部を改正する条例について、こちらの資料をお開きいただきまして、理事者の説明を願います。 ◎小田代 建築調整課長 そうしましたら、私のほうから、世田谷区建築物の建築に係る住環境の整備に関する条例の一部を改正する条例について説明をいたします。  一ページ目の改正理由ですけれども、先ほど建築審査課長から御説明をしました、長期優良住宅法の一部改正に伴いまして、区の住環境整備条例において、当該法改正改正箇所を引用している条項について改正する必要が生じるため、規定の整備を行うものでございます。  2の改正内容ですが、住環境整備条例の届出等を規定してございます第七条について改正するもので、新旧対照表をおつけしてございますので、そちらで説明をいたします。  PDFの三ページ目になります。新旧対照表ページ記載ですと、四分の二ページというものです。一番下のところ、(7)の下線部、データですと黄色でマーキングしてございますけれども、こちらが改正箇所になります。右の改正前では、一項から三項までを規定してございましたけれども、法改正で項が追加されたことに伴いまして、左の改正後では、一項から五項までを規定いたします。  データの一ページ目にお戻りいただきたいと思います。こちら、3の施行予定日でございますけれども、先ほどの報告と同様、令和四年二月二十日としてございます。  説明は以上です。 ○石川ナオミ 委員長 ただいまの説明に対しまして御質疑がございましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 では、続いて報告に移ります。  ①議会の委任による専決処分の報告(歩行者の負傷事故に係る損害賠償額の決定)について、理事者の説明を願います。 ◎丸山 工事第二課長 それでは、議会の委任による専決処分の報告(歩行者の負傷事故に係る損害賠償額の決定)について御報告いたします。  本件事故の発生につきましては、令和元年五月二十一日開催の本委員会におきまして、事故の発生報告をさせていただいております。このたび相手方との示談が成立したことから、損害賠償額専決処分の御報告をさせていただきます。  初めに、1の事故の概要でございます。発生日時、発生場所、相手方につきましては記載のとおりでございます。  次に、事故内容です。二ページ目を御覧ください。二ページ目の事故発生現場詳細図を御覧ください。現場は尾山台ハッピーロード、いわゆる商店街通りでございます。区の管理する区道におきまして、工事第二課職員が車道のブロック舗装のがたつきを補修するため、ブロックを外そうとハンマーでたたいたところ、割れたブロックの破片が飛び散り、歩道を通行していた相手方の右頬に当たって負傷いたしました。  一ページ目にお戻りいただけますでしょうか。(5)損傷の程度でございます。損傷の程度につきましては、右頬の挫傷、挫創でございます。  (6)過失割合につきましては、区が十割でございます。  次に、乙への損害賠償額につきましては、十一万六千三百円です。なお、区が支払う賠償金につきましては、特別区自治体総合賠償責任保険により全額補填されます。  3の専決処分日につきましては、令和三年十月二十七日でございます。  このたびは誠に申し訳ございませんでした。  御報告は以上です。 ○石川ナオミ 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がございましたら、どうぞ。 ◆真鍋よしゆき 委員 発生日時が平成三十一年四月二十五日なんですけれども、専決処分が令和三年十月二十七日ということで、これだけ長期間を有したというのはどういうことがあったのか、それから、顔に当たられたということで、心配なんですけれども、その辺の回復状況はどうなんでしょうか。 ◎丸山 工事第二課長 先方とは何度かやり取りさせていただいていたのですが、新型コロナウイルスの関係で、この保険の手続に必要な病院からの書類というのをなかなか取りに行けない状況だったというのが長引いた理由の一つでございます。  なお、回復具合については、傷痕も見えないような形で回復されたというふうには聞いております。 ◆上川あや 委員 これは前回も御報告いただいたということだったんですけれども、これは再発防止策とかということは以前、お話があったんでしたっけ。 ◎丸山 工事第二課長 前回の御報告の中では、作業の際の養生、作業帯周辺ビニールシートやベニヤ板で囲うというような作業方法を提示させていただいております。 ◆上川あや 委員 ぜひお願いします。人通りが少ないところでしたら、人がいないのを見てということができるんですけれども、今回のように商店街のところですと、なかなか人がいない時間というのは難しくなってしまうので、そういった配慮、ぜひほかのところでも展開していただくようにお願いいたします。  終わります。 ◆江口じゅん子 委員 私も上川委員と関連なんですけれども、前回その再発防止策というのは提示されて、今後、養生やベニヤ板ということですけれども、ただ、通常の道路工事の際って、歩行者が通りますと誘導する方とかっていると思うんですよね。そういう配置ってどうだったのかなと。  職員の方はもう周辺というよりは、路面のほうに集中していたと思うので、やはり誘導員なりという方が、今人が通るからちょっとやめてくださいとか、普通そういう声かけがあってしかるべきだったと思うんですけれども、そういう誘導会社というか、そういうところに対しての指導というのも必要じゃないかなと思うんですが、ちょっと事実関係と誘導する職員という方に対しての今後の指導というところも、ぜひ再発防止と検討していただきたいと思うんですけれども、いかがですか。
    ◎丸山 工事第二課長 工事自体は区の直営作業なので、当日三名で作業を行っていたとのことなのですが、この交通誘導自体も職員が行っておりました。実はその作業をするに当たっては、土木直営作業安全基準という規定がございまして、その中で第三者への事故防止として、例えば草刈り機やこういった飛散が懸念される場合は、パネルやシート等で作業箇所を囲って、石類などの飛散防止対策を図ると定めております。当日は、大変申し訳ないんですけれども、その作業を怠ってしまったというのが原因になります。  その後というか、ずっとやっているんですけれども、各事務所において当日の作業内容と場所等を報告するミーティングを行っているんですけれども、その中で、毎日のように土木直営作業安全基準を遵守するよう、所長の指導の下、徹底しているところでございます。 ◆江口じゅん子 委員 通常しなくてはいけなかったことがされていなかったということで、そこはもう本当に真摯に反省して、区民の方がけがをされたわけですから、もう二度とこういうことがないようにしっかりと、現場でも、課また部全体でも共有していただいて、ぜひこういうことがないようにしていただきたいと重ねて要望します。  以上です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 続いて、(2)です。東京都市計画地区計画の決定(放射二三号線沿道地区)及び関連都市計画の変更について、理事者の説明を願います。 ◎一坪 北沢総合支所街づくり課長 それでは、(2)東京都市計画地区計画の決定(放射二三号線沿道地区)及び関連都市計画の変更について御報告いたします。  本件につきましては、令和三年四月開催の本委員会において、地区計画素案として御報告したものでございます。  資料の一ページを御覧ください。1の主旨でございます。本地区は、世田谷区都市整備方針において、都市計画道路の放射二三号線の整備に合わせ、沿道のまちづくりを検討するとしています。こうした中、放射二三号線が事業認可され、東京都により道路整備事業が進められていることから、区は沿道にお住まいの方々などとともに街づくり懇談会を開催してきました。本日は、各説明会等における区民意見等を踏まえ、放射二三号線沿道地区地区計画案及び関連都市計画の変更案を取りまとめましたので、御報告するものでございます。  次に、下の2対象地区でございます。図の環状七号線の西側に伸びる斜めのハッチで示す区域が地区計画予定区域でございます。  続きまして資料の二ページを御覧ください。3のこれまでの経緯でございます。令和三年四月に本委員会に素案の報告をさせていただいた後、六月に地区計画素案の説明会を開催し、九月には都市計画法第十六条に基づく地区計画原案の公告、縦覧及び説明会を開催いたしました。  次にその下、4の地区計画(案)の理由でございます。こちらにつきましては九ページに記載しておりますが、後ほど御確認いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、5の地区計画(案)の概要でございます。四月に本委員会に御報告した素案の内容からの変更はございません。地区計画の目標を実現するため、(5)に示す事項を定めております。  次に、6の関連する都市計画の変更です。本地区において、地区計画を決定することに合わせて、用途地域及び高度地区を変更いたします。  資料の一四ページの計画図を御覧いただけますでしょうか。一四ページまでページを飛んでいただければと思います。図の右下の凡例にございます番号①から⑤、アの六つの区域において、用途地域高度地区を変更いたします。図の下のほうにございます拡大図1、2にお示しする①、④、⑤、アの区域につきましては、京王線連続立体交差事業や放射二三号線の道路整備事業に伴う用途地域高度地区の境界線の変更です。いわゆる地形地物の変更に伴う変更となります。  ②の区域につきましては、凡例にございますとおり、第一種低層住居専用地域から第二種中高層住居専用地域に変更し、容積率や高さの限度、高度地区を記載のとおり変更いたします。  ③につきましても、凡例のとおり、第一種低層住居専用地域から第一種住居地域に変更し、容積率、高さの限度、高度地区をこちらも記載のとおり変更させていただきます。  資料の二ページにお戻りいただけますでしょうか。次に、7の地区計画(原案)説明会の開催結果(概要)の御報告になります。説明会は、令和三年九月十日金曜日に下北沢小学校にて開催いたしました。参加者の数は十一名で、主な意見は、用途の制限について住宅地区では風俗店は建てられないのか、形態、意匠の制限について色彩の制限はできるのか、今後の手続において説明会はあるのかなどといった質問がございました。いただいた質問につきましては、説明会の会場で直接回答するとともに、今後発行するまちづくりニュース等で質問及び回答を掲載する予定でございます。  資料の三ページを御覧くださいませ。8の地区計画(原案)に対する縦覧・意見書についてです。地区計画原案の縦覧期間は令和三年九月十日からの二週間、意見書の受付は九月十日からの三週間行いましたが、意見書の提出はございませんでした。  最後に、9今後のスケジュール(予定)でございます。令和三年十二月に、本日御報告いたしました地区計画等の案について、都市計画法第十七条の規定による公告、縦覧、意見書の受付を行い、その後、令和四年一月には都市計画審議会へ諮問させていただき、令和四年三月の都市計画決定を目指しております。  報告は以上でございます。 ○石川ナオミ 委員長 ただいまの説明にいたしまして御質疑がございましたら、どうぞ。 ◆真鍋よしゆき 委員 この二三号線について、平成二十七年に事業認可が下りたということですが、都施行なのか、区施行なのか、進捗状況はどうなのか教えてください。 ◎一坪 北沢総合支所街づくり課長 この路線につきましては、東京都施行でございます。東京都に確認したところ、前年度時点の用地取得率ではございますが、二二%の用地取得率というふうに伺っております。 ◆真鍋よしゆき 委員 二十七年に事業認可が下りて、その後、この周辺まちづくりに至るところが、ある意味まだ用地買収はその程度ですが、先行してここまでやれたことは結構なことだと思うんですが、前からこれは質問していますが、都で施行しようが、区で施行しようが、その沿線の影響や今後の土地活用というのは重要なことなので、同じような形で地域の計画を立てるというのが大原則だと思いますが、区のお考えを教えてください。 ◎堂下 都市計画課長 委員からいろいろ都市計画道路等事業認可に合わせ、路線沿線だけではなくて、周辺まちづくりを進めていくというようなお話をいただいております。道路によって、拡幅の場合ですとか、全く新しい道路になるところですとか、その地域によっての地域特性というのを考えていく必要があると思いますけれども、こういった都市計画道路をはじめ、まちづくりを進めるに当たっては、また周辺環境との調和ですとか、今後のまちづくりをどうしていくかということにつきましては、総合的に検討していきたいというふうに思っています。 ◆真鍋よしゆき 委員 前段にむにゃむにゃと言われたのが気になるんですが、幅員が十五、六メートルからから二十メートルの道路が、どちらの形にしても整備されるということは、その沿道の方にとっては大きな影響がありますし、特に残地の活用みたいなものが、本当に事業を進めるに際して、大きな課題になっているわけです。道路工事だけは進んで、沿道地区計画等が全く進まなければ、その残地の活用もできなくて、かえって道路事業の進捗を遅らせるという問題もあって、だから、例外なく、これだけの歩車道分離の道路をつくる場合には、そこに協力をしてくださる方々の生活再建も見越して、きちっとしたまちづくりの、皆さんも交えての協議が必要だし、それは早めに仕掛けるというのは大原則だと思うんですが、そういう解釈でよろしいですか。 ◎堂下 都市計画課長 道路幅員の関係ですとか、あとは既存の用途地域等によるその道路沿道のまちづくりがどうなっているかというところはまず押さえつつ、こういった都市計画道路をはじめ、都市計画事業を行うに当たって、しっかりと地元の皆さんの御意見をお聞きしながら、区としてどう考えていくかということにつきましては、しっかりと取り組んでいきたいというふうに思っております。 ◆江口じゅん子 委員 私も昔、明大前に住んでいたので、この地域って給水所もあって、非常に閑静な住宅街ということを記憶しているんですけれども、真鍋委員がおっしゃられるように、本当に周辺に及ぼす環境は大きいというふうに思うんです。  裁判もされているというふうに聞いていて、地元の関心も高いとは思うんですが、原案の説明会十一名、あとその意見書の提出もなしということで、コロナ禍ということもあるんですけれども、住民参加のまちづくりというところでは、多くの方に知ってもらって、こういった場にも参加していただくというところでは、どういった工夫をされてきたのかというのを聞きたいと思います。 ◎一坪 北沢総合支所街づくり課長 委員御指摘のとおり、コロナ禍の中で説明会を開催しておりますので会議に出席することを見合わせる方もいらっしゃったかと思います。その点につきましては、我々としては説明会当日の朝に、ユーチューブ動画で、当日説明する内容を発信しましたことと、あとは窓口で個別の対応をしますよということで、ニュースにそういった問合せも受けますのでという話を御案内しております。また、ホームページ等にも説明会の資料をアップしているというようなところで、できる限りコロナ禍で参加できない方に対しての配慮をしているところでございます。  また、あとこれまで平成二十七年から十二回の懇談会をやってきた。そうして、道路に反対する方々もいらっしゃいましたので、その方々と議論してきた中で、最終的に意見がなかったのかなというふうに当課としては感じているところでございます。 ◆江口じゅん子 委員 十二回懇談会を続けてきたという努力というのは、それは必要なことだと思うんですけれども、その上で、地元の方がみんな総意で賛成しているかどうかというのは、また私はちょっとそこまでは分かりかねるなというふうに思うんです。  ただ、住民参加のまちづくりということで、ユーチューブの動画とか、いろいろ工夫もされてきたということですけれども、私も自分の活動地域でこの間も街づくり懇談会とかもありましたけれども、特にやっぱり高齢者の人は、来たくても来ないし、そもそもそういうのがあるのも知らなかったとか、やっぱりそういう声っていまだにとってもすごく多いなというふうに思うんです。  確かにユーチューブ動画というところでは、若い層とか、現役世代は活用もできるかと思うんですけれども、一方で、何度も言うんですけれども、やっぱりデバイドの方って、高齢者、また障害者、様々いて、でも、そういう方たちもこの地域で住んでいらっしゃるわけです。そういうところに届ける工夫をするというところでは、一層の配慮というのが、特にこのコロナ禍のところでの工夫というのが必要だと思っていて、そういうデバイドと言われる高齢者とか、そういう人たちに対しての工夫というところではどういうふうにされてきたのかというのを伺いたいと思います。 ◎一坪 北沢総合支所街づくり課長 委員おっしゃるように、なかなか情報が届きにくいというお話の中では、我々は懇談会を十二回開催するとともに、十五回のニュースを配布しております。沿道の三十メートルの権利者の方々に全戸配布というような形で配っております。もちろんそれを御覧にならずに、捨てられてしまうかもしれませんけれども、できるだけ必ず全戸に届くように配布をしているという中では、一定程度の問合せ、反応もございますので、そのあたり、今後も創意工夫しながら、情報を届けていきたいと思っております。 ◆江口じゅん子 委員 一層のやっぱり工夫だと思うんです。やはり住民参加のまちづくりというのを徹底する。DXというのも大いに活用していただいていいんですけれども、でも、そういう中では届かない層という方がいらっしゃるわけですから、これまでもやってきたということだったら、より一層の工夫といったことを求めていきたいです。これからの公告、縦覧とかというのもありますけれども、それもただ、役所の窓口とかホームページに掲示というところにとどまらないで、きちんとそれも届けるということを最後まで徹底していただきたいなと要望します。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 では、続きまして、(3)下北沢駅南西側区間における「鎌倉通り沿い緑地エリア」整備時期の変更について、理事者の説明を願います。 ◎岸本 北沢総合支所拠点整備担当課長 下北沢駅南西側区間における「鎌倉通り沿い緑地エリア」整備時期の変更につきまして御説明させていただきます。  初めに、資料の1主旨でございます。小田急線の地下化に伴い生じる線路跡地の利用、上部利用につきましては、上部利用計画に基づき、現在、下北沢駅南側区間において施設整備を進めております。  主旨の下側に、下北沢駅南西側区間と題している施設配置図を御覧いただけますでしょうか。下北沢駅南西側区間につきましては、区施設整備とともに、小田急電鉄による商業施設整備が行われている下北沢駅南西口エリア、そして下北沢駅南西口エリアの工事ヤードとして使用しながら、整備可能な箇所から順次擁壁工事を進めている鎌倉通り沿い緑地エリアがございます。  この鎌倉通り沿い緑地エリアにつきましては、令和四年三月末の完成を目指し、第三回区議会定例会での補正予算をもって先行工事となる擁壁工事を進めておりますが、下北沢駅南西口エリアの小田急電鉄施設整備の遅れなどもあり、後発となる緑地広場工事の年度内完成が困難な状況となってございます。  この緑地広場につきましては、地域とのワークショップや現場見学会などを積み重ね、起伏ある地形を生かした芝生広場、グリーンインフラ施設となる雨庭や、子どもたちも楽しめる築山やステップ遊具などを整備する計画としており、地域の方をはじめ、多くの方より早期利用開始を期待する声をいただくところでございます。  区といたしましては、改めて小田急電鉄との工程調整及び工期の見直しを図り、緑地広場工事に関わる今年度予算につきまして、第四回区議会定例会の繰越明許に係る補正予算として御提案させていただき、引き続き早期完成を目指してまいりたいと考えているところでございます。  次に、2の整備スケジュールでございます。表のグレーの色塗りが、当初整備予定期間、赤色の色塗りが工事期間の延伸予定となっております。小田急電鉄商業施設につきましては、完成時期が令和三年十一月下旬頃から令和四年一月下旬頃となったことや、鎌倉通り沿い緑地エリアでの擁壁工事の遅れなどにより、その後の緑地広場工事につきましては、現在、工事発注に向け、詳細設計を進める中で、完成予定は令和四年四月末となっております。  次に、3予算でございます。緑地広場工事予算として今年度計上しております約九千四百万円につきまして、第四回区議会定例会にて、繰越明許に係る補正予算として御提案させていただく予定でございます。  最後に、今後の予定でございますが、第四回区議会定例会の補正議決の後、令和四年一月上旬の緑地広場工事着手をもって、引き続き鎌倉通り沿い緑地エリアの早期利用開始を目指してまいります。 ○石川ナオミ 委員長 ただいまの説明に対しまして御質疑がございましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 では、続きまして、(4)東京都市計画地区計画の変更(世田谷西部地域大蔵・岡本・鎌田・瀬田地区)及び関連都市計画の変更等について、理事者の説明を願います。 ◎松本 砧総合支所街づくり課長 それでは、世田谷西部地域大蔵・岡本・鎌田・瀬田地区地区計画変更案及び関連都市計画の変更等について御報告させていただきます。  資料データの一ページを御覧ください。1の主旨でございます。本地区は、世田谷西部地域地区計画区域内にございまして、これまで建て替えを契機とする区画道路整備など、個別の建て替えに合わせて目標とするまちづくりを誘導してきたところでございます。令和二年四月には、地区内を通過する都市計画道路補助二一六号線及び補助二一三号線の一部が事業化されたため、これを契機として、沿道のまちづくりの検討を進めてまいりました。このたび、原案の説明による区民意見等を踏まえ、世田谷西部地域大蔵・岡本・鎌田・瀬田地区地区計画変更案及び関連する都市計画の変更案等を取りまとめましたので、御報告するものでございます。  次に、2の対象地区を御覧ください。この図中、黒の一点鎖線で囲まれた範囲が規定の世田谷西部地域地区計画区域でございまして、地区の西側に都市計画道路補助二一六号線が南北に走っております。この補助二一六号線の今回、事業着手区間を中心として横のハッチがかかっている区域約二・四ヘクタールが、今回の地区計画変更予定の区域でございます。  資料データの二ページを御覧ください。3にこれまでの経緯を記載してございます。前回、令和三年二月に本委員会に素案を御報告させていただいた後、同月に地区計画変更素案の説明会を開催しております。さらに、令和三年九月には都市計画法第十六条に基づく公告、縦覧と原案説明会を開催し、いただいた御意見を踏まえまして、このたび、都市計画案として取りまとめております。  続きまして、4の地区計画変更(案)の理由についてでございますが、こちらにつきましては、資料データの一七ページに記載しておりますので、後ほど御確認いただければと思います。  続きまして、5の地区計画変更案についてでございます。名称、位置、面積、地区計画の目標及び地区整備計画については記載のとおりでございます。こちらにつきましては、令和三年二月に本委員会に御報告させていただいた内容から変更はございません。  続きまして、6の関連する都市計画の変更等についてでございます。(1)用途地域の変更、(2)高度地区の変更、(3)世田谷西部地域大蔵・岡本・鎌田・瀬田地区地区街づくり計画の変更、以上を本地区計画の変更に合わせて同時に行ってまいります。  なお、変更する区域につきましては、資料データの一ページの地区計画変更予定区域と同一でございます。こちらにつきましても、令和三年二月に本委員会に御報告させていただいた内容から変更はございません。  続きまして、7の地区計画変更(原案)説明会の開催結果(概要)について御報告いたします。原案説明会につきましては、令和三年九月十日、砧南小学校ランチルームにて開催いたしました。参加者数は五名でございます。計画そのものに対する御意見は特にございませんでしたが、風致地区の許可の審査基準について教えてほしいということですとか、都市計画道路事業の進捗などに関する御質問をいただいたところでございます。  なお、説明会当日朝より地区計画変更原案等の説明動画を区ホームページより配信させていただきました。  資料データの三ページを御覧ください。8の地区計画変更(原案)に対する縦覧・意見書の提出について御報告いたします。縦覧期間は令和三年九月十日から二十四日の二週間、意見書の受付は九月十日から十月一日の三週間行いました。意見書の提出はございませんでした。  最後に、9の今後のスケジュールについてでございます。令和三年十二月、都市計画法第十七条による地区計画等変更案の公告、縦覧、世田谷区街づくり条例第十四条による地区街づくり計画変更(案)の公告、縦覧をいたします。令和四年一月には都市計画審議会へ諮問させていただき、令和四年二月、東京都都市計画審議会付議し、三月の決定を目指して進めてまいります。  なお、地区計画変更等の詳細につきましては、お手元の資料データの四ページから一六ページ、別紙1と書かれました資料を後ほど御覧いただければと思います。  また、用途地域変更等の詳細及び理由につきましては、資料データ一八ページから二三ページ、別紙2と書かれました資料を、高度地区変更案の詳細及び理由につきましては、二四ページから三五ページ、別紙3と書かれました資料を、最後に、地区街づくり計画変更案の詳細につきましては、三六ページから四三ページ、別紙4と書かれました資料を、こちらも後ほど御覧いただければと思います。  報告は以上でございます。 ○石川ナオミ 委員長 ただいまの説明に対しまして御質疑がございましたら、どうぞ。 ◆江口じゅん子 委員 地区計画変更の対象面積が百六・三ヘクタールですから、位置、丁目を見ても本当に広範囲ということを改めて理解したんですけれども、やはり先ほども申し上げたんですけれども、所定の手続はきちんとのっとってされていると。あとユーチューブ配信ですか、そういった工夫もしているけれども、しかし、結果として、参加者数が少なかったりとか、住民の意見を踏まえて計画案というのを取りまとめたわけですよね。しかし、そこにそもそも、これを知らなかったとか、参加しなかったとか、意見の届けようがなかったら、特に変更はございませんということになってしまいますし、だから、そこら辺の工夫というのはどうなのかなと。所定の手続をいつも一定されているというのは理解しているんですけれども、しかし、結果として意見がないということをよしとするのか、やはりそこはもうちょっと、コロナ禍でもあるし、工夫する必要があるのかというところでは、ますます工夫は必要だと思うんですけれども、そこの認識と、あとユーチューブで配信されて、アクセス数ってどのぐらいというのを聞きたいと思います。 ◎松本 砧総合支所街づくり課長 確かに今回の地区計画の変更対象区域としては約百ヘクタールを超える面積でございますけれども、今回は、補助二一六号線沿道地区ということで、約二・四ヘクタールの区域が地区計画等変更をかけようとする区域でございまして、残りのもともとの百三・九ヘクタールの住宅地区というんですけれども、こちらについては、特に変更を予定してございません。  今回、地区区分を新たに設けます補助二一六号線沿道地区の範囲と、さらにその周辺地域として既存の道路や河川で囲まれた範囲約二百件に、まちづくりニュースを戸別に配布してお知らせするとともに、地区内に権利をお持ちの地区外地権者約二十名にも郵送でニュースをお送りしております。そのほか砧・玉川総合支所の街づくり課窓口ですとか、砧・二子玉川のまちづくりセンターにニュースを配架させていただくとともに、「区のおしらせ」砧・玉川地域版にも説明会開催案内を掲載し、地元周知を図ってきたところでございます。  今回、説明会の参加者が五名ということでございますけれども、本地区につきましては、その多くが補助二一六号線の道路事業協力者ということもございまして、道路事業所管を経由してまちづくりについてお問い合わせいただくケースも多くございます。今後も道路事業所管と連携しながら、地域の皆様の御意見をお伺いして、当該地区のまちづくりを進めていきたいと思います。  次に、御質問のございましたユーチューブの動画配信回数でございますけれども、およそ六百件を超える程度の再生回数があったということでございます。 ◆江口じゅん子 委員 結果るる御報告いただいて、ユーチューブの配信も六百件ということですから、思った以上に区のほうが工夫をすれば、きちんと届く範囲がこれまで以上に広がるという実績だと思うので、やはりユーチューブの配信のみならず、既定の、いつもの配架とかだけではなくて、さらなるやはり工夫というところは必要だと思うので、ぜひそこを進めていただきたいなと思うんですけれども、いかがですか。 ◎松本 砧総合支所街づくり課長 これまでも、コロナ禍前におきましては、今申し上げたような周知の方法を地元に対してさせていただいております。コロナ禍ということで、確かに御高齢者様を中心にその説明会、人が集まる会議へ参加することを見合わせたいという御意見もいただいておりまして、そういう方たちへの情報伝達というのは、今後もしっかり検討していかなくてはいけないなと思っております。  地域の自治会長さんですとか、町会長さん、あるいは商店街の方々と、どういった方法で周知をすれば、地域により広く情報が伝わっていくのかというのは、今後引き続き検討していきたいと思っております。 ○石川ナオミ 委員長 ここで理事者の入替えをいたします。皆様しばらくお待ちください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 それでは次に、(5)東京都市計画地区計画の決定(北烏山二・三丁目地区)及び関連都市計画の変更等について、理事者の説明を願います。 ◎髙野 烏山総合支所街づくり課長 北烏山二・三丁目地区地区計画の決定及び関連都市計画の変更等について御報告いたします。  本件は、本年五月の都市整備常任委員会地区計画素案を報告させていただいた案件でございます。  1主旨でございます。本地区は、烏山松葉通住宅及び烏山北住宅で構成される一団地の住宅施設で、建設後五十年以上が経過し、建物の老朽化等が進んでおり、建て替えが望まれております。平成二十七年、東京都住宅供給公社からの十年以内に建て替えに着手する旨の文書の提出を契機に、まちづくりの検討を進め、平成三十年には分譲団地管理組合三者と東京都住宅供給公社から成る烏山北住宅四者協議会から区へ地区計画策定依頼書が提出されております。区は、既存団地の緑豊かな住環境を維持しつつ、道路、公園等の基盤整備を図り、周辺環境に配慮した防災性の高い市街地を形成するため、一団地の住宅施設の廃止及び地区計画の策定に向けた検討を進めてきております。このたび、素案概要説明及び原案説明会における区民意見等を踏まえ、北烏山二・三丁目地区地区計画案及び関連都市計画変更案を取りまとめたので、報告させていただくものでございます。  次に、2の対象地区を御覧ください。本地区は、世田谷区北西部、甲州街道の北側、東八道路の南側に位置する南北一キロにわたる長大な団地の街区でございます。本団地は、民間分譲団地と公社の賃貸住宅が組み合わさっている団地で、総住戸数は千二百四十五戸と大規模な団地でございます。実線の区域は、北烏山二・三丁目地区地区計画の範囲、グレーのハッチの範囲は、関連都市計画として変更する二つの一団地の住宅施設の範囲でございます。破線は、本地区計画の策定に伴い区域の変更を行います北烏山二丁目北部地区地区計画の範囲でございます。  本団地は、都市計画法の一団地の住宅施設に位置づけられ、現在、建蔽率二〇%、容積率六〇%と厳しい制限となっております。こうしたことが、老朽化した団地の建て替えを難しくする要因の一つとなっております。こうしたことから一団地の住宅施設を廃止いたしまして、地区計画を定め、良好な住環境を確保しながら、周辺環境と調和した団地へ移行できるよう、都市計画手続を進めてきております。  次に、資料二ページを御覧ください。3のこれまでの経緯につきましては、記載のとおりでございます。  4地区計画(案)の理由書は、一五ページにございます。後ほど御確認いただければと思います。  5地区計画(案)につきましては、本年五月の常任委員会で御報告した素案の内容からおおむね変更はございませんが、ポイントについて御案内をいたします。  (1)から(3)の名称、位置、面積については記載のとおりでございます。  (4)地区計画の目標につきましては、上位方針の位置づけや地域の現状、地域住民の御意見等を踏まえまして、大きく記載の四つとしております。この四つの目標を実現するために、土地利用の方針、地区施設の整備方針、建築物等の整備方針をまとめ、その方針に沿って地区施設等を配置しております。  一三ページをお開きください。計画図2でございます。既存の通路等を踏まえまして区画道路を配置し、主に区画道路に沿って公社の通路等を配置しております。区画道路は実線の黒とグレーの実線でございます。点線の部分は歩行者通路等でございます。公園、広場につきましては、既存の広場の合計面積以上を確保し、公園は主に団地の中央に、広場は既存の広場を尊重し分散して配置しております。グレーのハッチのかかっている部分が公園、広場になっております。こうした公園、広場を歩行者通路等でつなぐことによりまして、北側の広域避難場所への避難経路としております。図でいきますと左側の中央高速道路の左側が広域避難場所となっております。  二ページにお戻りください。5の(5)②でございます。建築物等に関する事項でございます。建築物等に関する事項といたしましては、目標とする市街地を適正に誘導するため、建築物等の用途の制限、容積率の最高限度、高さの最高限度、建蔽率の最高限度、壁面の位置の制限、壁面後退区域における工作物の設置制限、形態又は色彩その他意匠の制限、垣又はさくの構造の制限を定めてまいります。  次に、6関連する都市計画の変更でございます。(1)、(2)につきましては、二つの一団地の住宅施設の変更による廃止をいたします。  (3)につきましては、北烏山二丁目北部地区地区計画の変更をいたします。  (4)、(5)につきましては、地区街づくり計画の変更でございます。いずれも、地区計画の策定と同時に行ってまいります。  次に、資料の三ページを御覧ください。7地区計画(原案)説明会の開催結果についての御報告でございます。原案説明会につきましては、九月十六日、十八日の二日間で計二回開催し、三十四名の方に御参加いただきました。また、説明会と同時に説明動画をユーチューブで配信いたしまして、再生回数は約三百回となっており、たくさんの方に見ていただきました。  いただいた主な意見といたしましては、地区計画策定スケジュールに関することや、都市計画道路補助二一六号線及び補助二一九号線の整備時期と地区計画の関係性に関すること、既存樹木の保全に関することなどがございました。  次に、8地区計画(原案)に対する縦覧・意見書について御報告いたします。縦覧期間は令和三年九月十日から二十四日の二週間、意見書の受付は九月十日から十月一日の三週間行いました。意見書の提出はございませんでした。  最後に、9今後のスケジュールでございます。本年十一月に都市計画法十七条の公告、縦覧、意見書の提出を行います。令和四年一月に都市計画審議会へ諮問させていただき、令和四年三月の決定を目指しております。  報告については以上でございます。 ○石川ナオミ 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がございましたら、どうぞ。
    ◆平塚けいじ 委員 今のこの7の主な意見の中で、補助二一六号線と補助二一九号線の整備時期と地区計画の関係性というところの内容を教えていただければと思います。 ◎髙野 烏山総合支所街づくり課長 都市計画道路については、二つ意見がございまして、こういった団地の建て替えを機会に道路整備を進めて、交通の利便性を上げてほしいという御意見、一方で、やはり今団地がどちらかといいますと地域から閉鎖的な団地になっておりまして、通過交通量は非常に少ない区域になっております。そういった静かな環境を残してほしいということで、都市計画道路については整備をしないでほしいというような相反する意見が双方ございます。  現在、こういったスケジュールについての御質問については、現在都市計画道路の整備については今見通しが立っておりません。ただし、今回の地区計画の中では、そういった都市計画道路の整備を見通して、壁面の後退の制限を入れるなど、都市計画道路の空間を維持するような地区計画にしておりますという御説明をさせていただいております。 ◆平塚けいじ 委員 今の御説明ですと計画はまだまだ未定であって、決定はされていないということなんですが、やはり道路がないと、多分この計画もなかなか難しいのかなというふうに思うので、そちらのほうは、区としては、どうやって進めていこうとされているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ◎田中 道路・交通計画部長 当該区間につきましては、第四次事業化計画の優先整備路線に位置づけられております。当該区間につきましては、団地の建て替え、また、完成時期と都市計画道路の事業時期、開通時期が整合することで、道路の整備効果のみならず、総合的なまちづくりの進展が期待されるものと考えております。  しかしながら、現段階では、各団地の個々の具体的な建て替え時期が未定ということでございまして、今後、当該区間のどの部分から着手するのかなど、事業化時期を見極めていく必要もあるものと考えております。  また、当該区間の延長が約一キロメートルと非常に長いということがあって、多くの事業費、期間等を要することになりますので、区間の分割も検討せざるを得ないのかなと考えております。しかしながら、京王線連立事業、千歳烏山駅周辺などの関連事業の進捗状況も見極めながら、まずは区間の分割検討と第一に着手する区間を定めて、早期事業化を目指してまいります。 ◆平塚けいじ 委員 多分都施行ですよね。これは区施行でしたっけ。どちらでしたっけ。 ◎田中 道路・交通計画部長 区施行を予定しております。 ◆平塚けいじ 委員 区施行ということであれば、特に区として、今、課長がおっしゃったように、時期を見定めながら、しっかりとここ多分、交通不便地域でもあると思いますので、道路整備をしっかりと進めていただいて、この地区計画がまずは進むように、今後も推進していただくことを要望しておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 では、続きまして、(6)世田谷西部地域上祖師谷・給田地区地区計画の変更(素案)(補助五四号線沿道地区)について、理事者の説明を願います。 ◎髙野 烏山総合支所街づくり課長 世田谷西部地域上祖師谷・給田地区地区計画変更(素案)(補助五四号線沿道地区)について御報告いたします。  1主旨でございます。本地区は、世田谷西部地域上祖師谷・給田地区地区計画の区域内であり、これまで主に建て替えを契機としてまちづくりを誘導してまいりました。平成十六年一月には当該地区内に計画されている都市計画道路補助五四号線が事業認可され、現在、東京都により整備が進められております。これを契機として、補助五四号線沿道について、地域住民の皆様と意見交換を重ね、地域の防災性の向上や緑ある周辺住環境と調和した町並みなど、当該地区沿道に適するまちづくりの検討を進めてまいりました。このたび、これまでの意見交換会等でいただいた意見を踏まえ、世田谷西部地域地区計画の変更素案を取りまとめたので、報告するものでございます。  2対象地区についてでございます。一点鎖線の八十六・九ヘクタールが世田谷西部地域上祖師谷・給田地区地区計画の区域でございます。そのうち実線の斜めのハッチで記した約一・九ヘクタール、図でいきますと下のほうになりますが、地区計画の地区区分を分割いたしまして変更する補助五四号線沿道地区となっております。  これまでの経緯でございます。平成五年八月に世田谷西部地域地区計画を策定いたしました。平成十六年一月に補助五四号線の補助二一六号線から補助二一七号線の間の約六百八十メートルの区間が道路事業認可となりました。以降、意見交換会などを重ね、いただいた御意見を踏まえて、このたび素案を作成しております。  続きまして、二ページに進んでいただきまして、4地区計画変更(素案)について説明をいたします。地区計画の名称、位置、面積は記載のとおりでございます。地区整備計画といたしましては、地区を住宅地区と補助五四号線沿道地区に区分し、補助五四号線沿道地区について建築物に関する事項を変更しております。  具体的な変更内容につきましては、地区計画の図書で御説明をさせていただきます。四ページの別紙1を御覧ください。地区計画の目標を御覧ください。抜粋して御案内をいたします。当該区域は、道路、公園等の基盤整備が未整備なまま市街化が進行し、防災上の問題がある住宅地が形成されつつあることから、土地区画整理などの面整備事業導入までの経過的段階において、最低限必要な区画道路整備を推進し、地区全体の住宅市街地としての都市機能の向上を図ることを目的としております。具体的には、西部地域地区計画の範囲内につきましては、用途地域は第一種低層住居専用地域、建蔽率五〇%、容積率一〇〇%となっておりますが、地区計画によりまして、建蔽率四〇%、容積率八〇%に制限されております。しかし、敷地に接する道路について幅員六メートルとなるように区画道路として整備していただいた場合については、この制限を解除いたしまして、用途地域の指定上の建蔽率、容積率等が活用できるというような規定となっております。  このたび変更する地区につきましては、都市計画道路が整備されることで基盤整備が進み、土地利用や住環境が変化するため、補助五四号線沿道について、地区を区分し、地区計画の変更と併せまして用途地域を変更し、沿道にふさわしいまちづくりを誘導するものでございます。  それでは、地区計画の図書に沿って変更の内容について御説明をさせていただきます。本図書におきます下線部が今回の変更で加えた部分となります。初めに、土地利用の方針でございます。補助五四号線沿道地区において、延焼遮断機能を高めるために、防災性の高い沿道市街地の形成を図るとともに、生活利便施設等が適切に配置される土地利用を誘導するといたしました。  次に、五ページにお進みいただきまして、建築物等の整備の方針でございます。下線部、補助五四号線沿道について、建蔽率、容積率の最高限度及び敷地面積の最低限度に加えて、建築物の高さの最高限度を定めるとしております。  また、その他当該地区の整備、開発及び保全に関する方針では、補助五四号線沿道地区について、既存樹木の保全や宅地内の緑化及び浸水被害の防止と雨水貯留浸透施設の整備を促進することを加えております。これらの方針に沿って、補助五四号線沿道について地区整備計画を加えております。  六ページにお進みください。建築物等に関する事項といたしましては、補助五四号線沿道地区につきましては、敷地の細分化を防止し、防災性の向上を図るため、最低敷地面積を百二十五平米といたします。また、低層住宅地との調和を図るため、最高高さを十七メートルとしております。  二ページにお戻りください。二ページ、5関連する都市計画の変更等でございます。地区計画の変更に合わせまして五四号線沿道地区においては、高度地区及び用途地域を変更いたします。まず高度地区につきましては、第一種高度地区から二十五メートル第二種高度地区に変更いたしますが、今回地区計画において改めて高さ制限十七メートルに制限してまいります。  用途地域につきましては、第一種低層住居専用地域から第一種中高層住居専用地域に変更いたします。これに伴って建蔽率は五〇%から六〇%へ、容積率は一〇〇%から二〇〇%に変更いたします。  また、併せて(3)の地区街づくり計画も変更いたします。基本的な変更点は地区計画の内容と同様となっておりますが、さらに建築物の構造の制限、樹木の保全と緑化の推進、雨水流出抑制施設の配置を追記しております。  地区計画の変更に合わせてこうした関連する都市計画等の変更をすることによりまして、生活利便施設等が適切に配置される土地利用を誘導するとともに、耐火または準耐火建築物への建て替えを誘導し、防災性の高い沿道市街地の形成を図ってまいります。  6地区計画等変更素案説明会について御報告いたします。素案説明会につきましては、十一月二十七日の土曜日上祖師谷一丁目区民集会室での開催を予定しております。  最後に、今後のスケジュールでございます。令和四年一月に都市計画法十六条に基づきます地区計画原案の説明会及び縦覧、意見書の提出を予定しております。四月に本常任委員会に御報告させていただき、六月には都市計画法十七条に基づく地区計画案の縦覧、意見書の提出を行います。七月に都市計画審議会へ諮問させていただき、十月の決定を予定しております。  報告については以上でございます。 ○石川ナオミ 委員長 ただいまの説明に対しまして御質疑がございましたら、どうぞ。 ◆真鍋よしゆき 委員 この沿道の地区計画について、これまでもいろいろ取り上げてきたんですけれども、今日、改めて公の場所ですので、確認をしていきたいと思います。  それで、平成十六年に事業認可が下りて、これは東京都の施行ですから、都のほうの担当者が用地買収に歩いていた。それに協力してくださる方に、大丈夫ですよ。この道路ができれば建蔽率、容積率が上がりますから、残地についての有効活用を図れますよということで、用地買収に応じた方がいらっしゃいます。その方は、その後、残地について建築確認申請を出そうとしたら、まだ建蔽率四〇、容積率八〇のままだったと。それでそれはないんじゃないかということになって、私もこれまで取り上げてまいりました。  それから十五年たって、令和元年にやっと意見交換会を区が開催してくださって、それでここまで来たわけです。それで令和四年に都市計画の変更になるという今説明なんですけれども、まずお聞きしたいのは、平成十六年から令和元年までの間の十五年間、一体ここのことについてはどう考えていたのか。東京都が施行しているから、それはそれ、用途の変更等について、地区計画については、区のやはりお仕事だと思うんですが、この十五年間どうしてかかってしまったのか、改めて公の場で教えてもらいたいと思います。 ◎髙野 烏山総合支所街づくり課長 本五四号線につきましては、委員御指摘のとおり、平成十六年一月に事業認可され、この間事業が進んでおります。まちづくりの検討につきましては、その後、平成二十九年に建築基準法の四十二条一項四号の道路指定がされたことがきっかけとなりまして、やはりまちづくりの検討が加速してきたという経緯がございます。その後、令和元年に意見交換会を開催いたしまして、順次、令和二年には二回、三回と意見交換を積み重ねて、地域の機運を高めながら進めてきたところでございます。今回、いよいよ地区計画の策定に向けて手続を進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆真鍋よしゆき 委員 今の視点の中で、住民に対する思いやりみたいなものが私はあまり感じられない。もっと踏み込むと、東京都と世田谷区で、都施行といえどもこの残地の活用等は、こういう形で都市計画を変更して、用途を変更しなければできないわけです。東京都と世田谷区というのは緊密に連絡をしていたのかというまず疑問が湧きます。そういうことがないまま、この区議会で指摘をされたからだと私は思っているんですが、それでこのような形での意見交換会から地区沿道まちづくり、今日のこの説明になったということで、もちろん改むるにしくはなしなんですが、これを教訓に、今後、こういう形で、やはり歩車道分離のこれだけの幅員の道路ができるということは、延焼遮断帯といいますか、いろいろな形の防災の観点からも、当然地区整備計画は必要になってくると思うんです。そうすると、この十六年に事業認可が下りたところからでも、もうすぐにでもやっぱり考えるべきことだと私は思います。  そのことについてどうだったかということはなしに、今こういうところまで進んだという説明ばかり聞いていると、どうしても私は腑に落ちないんですよ。だから、これを教訓に、今後生かしていくとかというお話しされるならまだしもね。だから、さっきの放射二十何号線ですか、あれなんかはもうそれこそ事業認可が二十七年に下りたら、もうすぐさま動き出していますよね。そういうふうにやはりすべきですよ。だから、これを教訓に今後こういうふうにしていくんだという答弁をいただければありがたいんですが、この十五年間はもうしようがなかったんだみたいな答弁じゃ、私はやっぱりおかしいなと思いました。改めて見解を求めます。 ◎髙野 烏山総合支所街づくり課長 こういった五四号線のような低層住宅地を貫く広幅員の道路につきましては、沿道の住環境はかなり変わると認識しております。こうしたことから、やはりこういった事業に合わせてまちづくりの検討は必要であろうかというふうに思います。  検討に合わせて、やはり地域の機運ですとか、地域の沿道の方の要請ですとか、いろいろな御意見なども伺いながらまちづくりを進めていく必要があると思います。委員の御指摘も踏まえて、今後、こういった事業に合わせて、まちづくりの機運醸成ですとか、そういった意向の確認などを進めてまいります。 ◆江口じゅん子 委員 ちょっと教えていただきたいんですけれども、平成十六年に五四号線が事業認可をされて、現在の進捗状況を伺います。 ◎髙野 烏山総合支所街づくり課長 五四号線の道路事業の進捗状況ということだと思うんですが、こちらについては用地取得率が九〇%を超えておりまして、今九九%というふうに聞いております。 ◆江口じゅん子 委員 先ほど課長もおっしゃられたように、住宅街を貫く大型道路ですから、その住環境が変わる、周辺の立ち退かれる方もいますし、本当に及ぼす影響って大きいと思うんです。現在はそこまで用地取得も進んでいるということですけれども、やはりその経過は非常に長くて、また賛否両論あるのも事実だと思うんですよね。これは都施行ということですけれども、都施行であれ、区施行であれ、やはり周辺住民の合意と理解とというのをきちんと丁寧に進めることがまず前提だと思うんです。  先ほど北烏山二・三丁目地区のがありましたけれども、優先整備路線ということでしたけれども、やはりそこも賛否両論あるという御報告もありましたので、改めて道路事業ということに関しては、区は地元区で住民の声を一番聞くところなので、その理解と合意、それから丁寧な対応というのを重ねて要望したいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 では、続きまして、(7)(仮称)世田谷区未来つながるプラン(案)の検討状況について、理事者の説明を願います。 ◎堂下 都市計画課長 (仮称)世田谷区未来つながるプラン(案)の検討状況につきまして御報告いたします。  本件は、現在策定を進めております令和四年度から五年度の二年間を期間とした次期実施計画の検討状況につきまして、五常任委員会併せて御報告をさせていただくものでございます。  かがみ文の3素案からの主な変更点を御説明いたします。一つ目でございます。東京二〇二〇大会が終了したことから、そのレガシーとして、共生のまち世田谷の実現についてを記載の冊子のページに加筆しております。  次に、第二章についてでございますけれども、まず社会状況の変化、将来人口推計から見える課題・展望につきまして、また、基本計画に向けての項目では、マッチング、参加と協働の取組、DXの推進など、記載の冊子のページに加筆しております。  次に、SDGsについてでございます。この間、様々な御議論をいただき、改めて整理をしたものでございます。  ここからは冊子を見ながら御説明をいたします。PDFの五三ページを御覧いただければと思います。冊子ですと三三ページになります。四つの柱につきまして、新たに四つ葉のクローバーの形を用いまして、区独自にSDGsとの関連性を整理しました。クローバーの下に五、十、十六を置き、人権の尊重とジェンダー主流化の視点を持ちながら、真ん中に十七を配置し、参加と協働により経済、社会、環境の側面から取り組むことで、誰一人取り残さない包摂的な社会の実現を目指すものでございます。  続きまして、PDFの五八ページを御覧いただければと思います。冊子ですと三八ページになります。四つの政策の柱に基づく取組につきまして、施策ごとに施策を構成する事業の方向性、実現に向けた取組の項目名、現況値、成果指標の指標名と現況値、また、右上に該当するSDGsのゴールの項目を追加しております。  本委員会所管に関連する施策といたしましては、四つの施策を位置づけております。まず一つ目といたしましては、PDFの六〇ページ、冊子ですと四〇ページになります。施策2安全で災害に強いまちづくりといたしまして、豪雨対策の推進など四つの事業を記載しております。  二つ目といたしまして、PDFの七〇ページ、冊子ですと五〇ページとなります。施策7住み慣れた地域で安心して住み続けられる居住支援の推進でございます。  三つ目といたしまして、PDFですと八九ページ、冊子ですと六九ページとなります。施策17気候変動の緩和と適応に対応する取組みの推進でございます。事業番号17―4、みどりの保全創出を記載しております。  最後に、四つ目でございます。PDFですと九三ページ、冊子ですと七三ページでございます。施策19魅力ある街づくりでございます。  いずれの施策におきましても、斜線となっている事業費、年次計画、成果指標の目標値につきましては、案の段階でお示ししてまいります。  続きまして、PDFの一〇〇ページ、冊子ですと八〇ページを御覧ください。DXの推進における実現に向けた取組を一覧で掲載しております。案の段階では、国や都の動向、地域行政制度の見直し、次期情報化事業計画などと整合を図りながら、さらに具体化してまいります。  続きまして、PDFの一〇八ページ、冊子ですと八八ページとなります。行政経営改革十の視点に基づく取組をお示ししております。  次に、PDFの一四七ページ、冊子ですと一二七ページでは、外郭団体の見直しについて、十一の外郭団体ごとに、改革の方針に基づく取組とその方向性、実現に向けた取組の項目を追加しております。いずれも斜線となっている年次計画については、案の段階でお示ししてまいります。  次に、PDFの一六四ページ、冊子ですと一四四ページを御覧ください。公共施設等総合管理計画に基づく取組について記載しております。  かがみ文、PDFの二ページにお戻りいただけますでしょうか。4のパブリックコメントの実施状況でございます。百五十九人の方から計二百十件の御意見をいただきました。パブリックコメントでいただいた御意見や区の見解につきましては、二月の案報告の際に併せて報告をさせていただきます。  次に、5の今後のスケジュールです。今後の予算編成と並行いたしまして、具体的な年次計画や成果指標の目標値、事業費などを整理し、来年の二月には計画案を御報告させていただき、年度内の策定を目指してまいります。  最後に、6の次期基本計画の策定についてでございます。令和六年度を初年度とする次期基本計画の策定に向けて、新たに専門家などで構成する審議会を設置する方向で検討を進めております。審議会の条例につきましては、第一回定例会の提案を予定しており、具体的な構成や区民参加の手法などについては、来年一月にお示しさせていただく予定とのことでございます。  御説明は以上でございます。 ○石川ナオミ 委員長 ただいまの説明に対しまして御質疑がございましたら、どうぞ。 ◆江口じゅん子 委員 御説明も非常に的を絞って簡略で、だけれども、資料はボリュームなので、ちょっと追いつかない部分があるんですけれども、素案からの主な変更点というのが3にあるんですけれども、主な以外のものもあるということですよね。私も、さきの議会で配られた3のほうと見比べたいとは思ったんですけれども、ちょっと時間がなくて、どこがというのは分からない部分があるので、主な変更点以外でどういったところがというところがあれば、ちょっと伺いたいと思うんですけれども。 ◎堂下 都市計画課長 例えば将来人口設計ですと、冊子ですと一八ページ、基本的には社会状況の変化等を踏まえて、表現等を記載しているといったところが主なことになりますけれども、将来人口推計の(3)、最後の段落冒頭から四行目までにつきまして、素案では、子育て支援が必要という認識を一行で記載していたけれども、より詳細な加筆ですとか、そういった形の変更がございます。  また、お戻りになりまして、九ページですと、社会状況の変化の(6)でございますが、二段落目に、コロナ禍でのひとり暮らしについて加筆ですとか、三段落目に、地域コミュニティーが面から点へ、災害のサポートの力低下などを加筆、そういったところを修正しております。 ◆江口じゅん子 委員 主なもの以外にも個々あるということですよね。委員会もコロナ対策で限られているということもあって、個別のところは具体的に所管で聞いていただきたいというところだとは思うんですけれども、ざっと主なだけではなくてというところは、表にするなりして提示していただきたかったなというふうに、これは要望します。  あと私が伺いたいのは、八四ページの行政経営改革のところなんです。ここは主な変更点というところで、八八ページで十の視点に基づく取組って、これがついたのは、それは一覧として分かるんですけれども、やはり重要なのは、世田谷区がどういう視点、どういう立場に立脚して、次期基本計画を見据えて、今後につながるプランで行革を取り組んでいくかというところだと思うので、ここの八四ページからで、もし変わったところがあるというんだったら教えていただきたいと思うんですけれども、お願いします。 ◎堂下 都市計画課長 行政経営改革の十の視点のところで、項目名の変更ということで、冊子だと八六ページで、PDFだと一〇六、3―6の区施設等のエネルギー使用量の削減、素案では、区役所全体のエネルギー使用量の削減という名称でございましたけれども、内容等に街路灯のLEDなんかの項目も含まれるということで、区役所だけに限らないといった取組でございましたので、区施設等という名称に変更したということ。  7―1の事業手法の見直し等による効率化・質の向上でございますけれども、素案では、事業手法の見直しによる効率化という名称だったものが、DXの観点から、デジタル技術を活用した行政サービスの利便性向上についての取組も本項目に位置づけて、行政サービスの利便性向上など質の向上に関する取組も含まれることから、名称を変更したといったものがございます。 ◆江口じゅん子 委員 個別の事業の個別の書きっぷりというよりは、私の質問意図としては、すみません、伝わるように質問できなかったかもしれないんですが、やはり八四、八五にある区としてどういった視点というところ、立脚するところの考えというのを確認したいなと思って伺いました。  個別の事業を見ると、私は冊子では一二一で、公園を活用した税外収入の確保とか、いろいろ事業名というのが上がっていますけれども、ただ、この八四ページにあるように、やはり経済的な、財政的な観点のみならず、新公会計制度というのも活用はするんだけれども、しかし、区としては、低所得者などへの配慮の観点を踏まえ、区民の視点に立った改革を着実に推進していきますというふうにあるように、やはり区民の視点に立った行政経営改革というのが、新実施計画(後期)で転換した点ですから、そういったところがきちんと文書で書いてある、区の考えが示されているというところが私は重要だと思ったんです。  ただ、その八四、八五を見たところで、前回の素案とどこが違うのかなと。ただの従来型の行革ではなくて、新実施計画(後期)で転換をした、区民の視点に立った改革というところがどういうふうに、議会の議論もあって、今回案で示されたというところをちょっと確認したいと思ったんですけれども、いかがですか。 ◎岩本 副区長 御指摘いただきました、本文ですと八四ページ、行政経営改革十の視点については基本的に変わっていないと思っております。この間、御指摘いただいたように、単なる削減ではなく、低所得者への配慮等というこの前回の行政経営計画からプラスしたところですけれども、そういったところについても変更はないと聞いております。  今回、検討状況ということで、案ではございませんけれども、お示ししているのは、具体の個票というんでしょうか、取組項目を前回九月の素案のときには、例示だったわけですけれども、具体的にお示しをしてあるということで、ちょっと数が非常に多いですけれども、御確認をいただければというふうに、正式には、来年、年明け一月以降御説明しますけれども、今回は検討状況ということで、具体の取組、行動例とかをお出ししているということですので、御確認をいただければと思います。 ◆江口じゅん子 委員 今回のその検討状況で主に示されたのは、具体的な取組ということを提示したと、数値についてはまた後ほど示せて、そこが大きい変更なんだなというところが分かりました。ただ、立脚するというところ、区民の視点に立った改革というところでは、引き続き議論もしていきたいですけれども、やはり充実というところは重ねて求めたいと思います。  それと、パブリックコメントですけれども、これは普通、区民意見がばっと一覧があって、それに対する区の考えというのがあるんですけれども、それは二月にお示しするということですけれども、少なくない方が、これからの区のどうなるかということの計画に対しての意見が出されているので、私は意見だけでも提示していただいてもよかったのかなと、これは要望したいと思います。  そして最後に、次期基本計画策定に向けて審議会を設置するということですけれども、これは今の「子どもが輝く 参加と協働のまち せたがや」で基本計画をつくったときの審議会のありようというのが、まず前提になるとは思うんです。しかし、参加と協働というのが実施計画の検討状況でも、区政の根幹として強く位置づけられているので、その審議会のありようというところでは、より多くの区民や、また議会の意見を反映するという立場で、今回の審議会のメンバーとか構成というのを参考にするのみならず、より広く区民や議会の声を聞くメンバー構成というのを考えていただきたいと思うんですけれども、それについてはいかがですか。 ◎堂下 都市計画課長 今回の審議会につきましては、条例を制定する予定というふうに聞いております。その中で、内容等につきまして、具体的な構成ですとか、区民参加の手法などにつきましては、現在、検討中というふうに聞いております。来年の一月にお示ししていただく予定というお話をされておりますけれども、今委員お話しのものにつきましては、所管のほうに伝えさせていただきます。 ◆中塚さちよ 委員 私からも、今、江口委員からもありましたけれども、パブコメがかなりの数寄せられたということで、この間、コロナでやはり区民参加というものがなかなか難しくなっていた中で、パブコメというのは非接触型の、あとオーソドックスな手法ですけれども、多くの方が寄せていただいたということですので、これはやはりもうちょっと丁寧にというか、真摯に受け止めて活用していっていただきたいというふうに要望させていただきます。  あと質問としましては、タブレットのデータの五二ページですけれども、SDGs、クローバーモデルですけれども、これは、ここの委員会か、違う場所だったかもしれないんですけれども、前は四分割しているような図があって、それでジェンダー平等なんていうのは、本当は全部に通じていなきゃいけないはずなのに、あまり重要視したところに取り上げていなかったというようなことを私どものほうで意見を言ったりしていたのが、少し反映されて、このクローバーモデルになって、下の土台のところに、例えばジェンダー平等というのが入ったのかなというふうに考えていますので、その辺は少しうまくバージョンアップしてきたのかなと思っています。評価しています。  例えばその中で、例としては、PDFのほうでいいますと六〇ページです。この施策2安全で災害に強いまちづくりというところでは、恐らくこれに関連するSDGsの番号でいうと十一番の住み続けられるまちづくりをというようなことがありますけれども、これも、でも、構成する事業を見ていきますと、例えば豪雨対策なんていうのは、グリーンインフラですとか、世田谷区がこれまでの豪雨対策として考えていたところでいいますと、このクローバーモデルでいうと、持続可能な社会の実現とか、こういった観点も入ってきている分野なのかなと思います。そうじゃないと、これからにつながるプランとして、結局豪雨対策とか、そういう防災とか、まちづくりは、区民の健康と生命を守るの柱一の視点しかないということだと、ちょっと未来につながるプランとしては物足らないんじゃないかなと。  これからの時代に向けては、こうした世田谷区も実際にやってきたグリーンインフラであったり、そうしたまちづくりに関しては、コロナ後を見据えた持続可能な社会の実現という視点も入ってきていないとおかしいんじゃないかなと思うので、この施策に対応しているこの図というんですか、番号、アイコンというのかしら、これについても、本当にどういう視点でこの事業に取り組んでいくのかということも、もう一回徹底的に考えていただき、よりよいものにしていただきたいというふうに考えますけれども、いかがでしょうか。 ◎堂下 都市計画課長 今回のせたがや版のクローバーモデルというものを策定いたしました。五番のジェンダー平等ということを含め、十番、十六番というものを土台にしつつ、柱が四つございますけれども、そういったものについては十七番のパートナーシップという形の中で、関連してやっていこうという形で取りまとめたものでございます。  施策2につきましては、基本的には十一番といったことでは掲げさせていただいておりますけれども、こういった土台を含め、今、委員御指摘の視点等について、こういった表記の仕方につきましては、所管とも調整をして、検討させていただければというふうに思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 (9)東京都市計画公園の変更について(第八・二・三九号上祖師谷農業公園)について、理事者の説明を願います。 ◎上原 みどり政策課長 それでは、東京都市計画公園の変更について(第八・二・三九号上祖師谷農業公園)について御説明をいたします。  本件は、九月の本委員会に都市計画案について御報告をさせていただきました案件でございます。  まず、1の主旨でございます。区では、世田谷区農地保全方針に基づく農地保全の取組といたしまして、都市計画公園の指定を行ってきております。世田谷区西部の農地保全重点地区、上祖師谷地区に位置します本計画地は、生産緑地が多くを占め、上祖師谷五丁目公園も遊戯広場に活用できるものでございます。こうしたことから、農地及び農の風景を保全しつつ、農地と既設公園を一体的に活用して、農業振興等拠点として整備するため、上祖師谷五丁目地内における約〇・七ヘクタールの区域について、上祖師谷農業公園として都市計画決定するものでございます。  2のこれまでの経緯は、九月の本委員会に都市計画案の御報告をさせていただき、その後、都市計画法第十七条に基づく都市計画案の公告、縦覧を実施、十月二十二日の都市計画審議会にて諮問し、御承認をいただいているところでございます。  3の概要につきましては記載のとおりでございます。  二ページ目にお進みください。案内図でございます。計画地は、世田谷区西部の上祖師谷五丁目、小田急線祖師ヶ谷大蔵駅から北西へ約千二百メートルのところに位置しております。北側の計画地内は区立上祖師谷五丁目公園を含んでおります。また、計画地の周辺には、都立公園である祖師谷公園や区立公園の大道北どんぐり公園、大道北記念公園などがございます。計画地の西側には給田六所神社通りがございます。  それでは、三ページにお進みください。三ページ目からは都市計画図書となってございます。左側から、種別は特殊公園、名称は記載のとおりで、面積は約〇・七ヘクタールという形になってございます。  四ページ目にお進みください。新旧対照表でございます。今回の都市計画変更は、東京都市計画公園に上祖師谷農業公園を新たに追加するというものでございます。  それでは、五ページ目にお進みください。住居表示図でございます。こちらは地図上の黒線で囲んだ区域が計画地でございます。  そのまま六ページ目にお進みください。計画図でございます。こちらも中央の黒線で囲んだ部分が今回の計画変更区域でございます。
     なお、北側の区域、南側区域とも現状におきましては健全に農業を営んでおり、所有者の方も今後とも農業を営んでいく意欲がございます。今回の都市計画決定はあくまでも将来、農地を手放さざるを得ない状況となった際に、区が取得し農業公園として活用を図るため行うものでございます。  続きまして、七ページ目、最後になります。都市計画案の理由書でございますが、先ほど主旨で御説明した内容と同様でございます。  それでは、一ページ目にお戻りいただけますでしょうか。下段、4の都市計画案に対する縦覧、意見書でございますが、九月十日より二十四日まで実施しておりまして、意見書の提出はございませんでした。  最後に、今後のスケジュールでございますが、十一月中に都市計画決定、告示の予定となってございます。  説明は以上でございます。 ○石川ナオミ 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆ひうち優子 委員 今回の農業公園について、農地を手放さざるを得なくなった状況になったときに、区が公園としてというお話なんですけれども、結構相続などでこういう需要って今後増えてくるのかなと思うんですけれども、全てこういうふうに農業公園として指定するというと、結構予算的にもとなるので、基準だとか、あとどれぐらいのニーズがあるかというのをちょっと教えていただけたらと思います。 ◎上原 みどり政策課長 今回の取組につきましては、農地保全方針に基づいて行っているものでございますが、今、委員おっしゃっていただきましたとおり、農地の保全につきましては全て区で買い取っていくということが最も望ましいということは考えられるかと思います。ただ、一方で、予算的にそういったことはなかなか難しいという中で、農地保全方針におきましては、農地保全重点地区として、一定程度生産緑地が集まっているところを指定させていただいております。区内七地区ございまして、さらにこの農地保全重点地区の中において、群として生産緑地がまとまっていて、農業公園としても活用が可能なところというのを区の職員のほうで、JAさんなんかの協力をいただきまして、選定をさせていただき、所有者様の意向が取れたところについて、都市計画決定をしているというところでございます。  そういったことから、全てということじゃなくて、一定程度農業公園として活用できるものを選んで、保全をしていくために都市計画決定をしているといったことでございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 続きまして、(10)北烏山七丁目十二番及び十四番の用地(岩崎学生寮周辺の樹林地)の取得に関する協議等の進捗報告について、理事者の説明を願います。 ◎上原 みどり政策課長 それでは、北烏山七丁目十二番及び十四番の用地(岩崎学生寮周辺の樹林地)の取得に関する協議等の進捗について御説明をいたします。  まず1の主旨でございます。本件用地の取得につきましては、五月二十六日開催の本委員会にて取得に向けた協議を行っていく旨御報告をしたところでございます。この間、土地所有者との協議を進めてきており、本日は協議の進捗等について御報告をさせていただきます。  2の協議の主な経過でございます。昨年十二月に土地所有者より御相談があり、区として取得に向けた協議を行っていくこととし、五月の本委員会に報告をさせていただきました。その後、売買の条件等について協議を進めているところでございます。  3の土地の概要についてでございます。面積につきましては約三万二千平方メートル、用途地域は西側の烏山通りから二十メートルが第一種中高層住居専用地域、二十メートルから先は第一種低層住居専用地域となってございます。計画道路といたしまして、敷地西側に南北に未整備の都市計画道路補助二一七号線がございます。北側には未整備の主要生活道路三〇一号線、東側は概成の主要生活道路四〇一号線、通称烏山通りがあり、バス通りとして地域の主要な交通路線となってございます。  それでは、4の協議内容について御説明をさせていただきます。  まず、(1)契約形態等でございます。相手方より今年度中の敷地全体での売買契約とすることを契約の条件として提示されており、区といたしましては、財政負担等を考慮し、支払いは複数年払いとすることを要望しております。そのため、売買契約といたしましては、敷地全体で一括で行い、その後、引渡し及び所有権移転と支払いを複数年で行っていく方向で協議を進めております。  続きまして、(2)道路基盤の整備でございます。土地所有者より契約の前提として幅員六メートルの道路整備を求められております。区といたしましては、当該地域の道路基盤整備が必要との判断によりまして、道路用地の寄附について要請を行いましたところ、内諾を得たところでございます。今後は、東西方向の道路整備を図る方向で協議をしてまいります。  二ページ目にお進みください。(3)協定の締結でございます。土地売買契約及び道路用地の寄附を円滑に進めるため、契約の時期や道路用地の寄附の実施などを定める基本協定を締結する方向で協議を進めております。  続きまして、5の整備の考え方でございます。PDF三ページまでお進みください。整備の方向性とあります図でございます。まず、公園緑地の整備の考え方でございますが、図上緑色、公園緑地と書いて南北にあるところが公園緑地の区域でございます。現段階では取得できておりませんので、整備内容について検討は行っておりませんが、今後、取得ができましたら、整備に向けて地域住民の意向を十分に把握するとともに、民間事業者との連携による整備の可能性を検討し、既存の豊かな樹林地を生かした緑地整備を実現してまいりたいと考えております。  続いて、道路整備でございます。現在、寄附を受けて整備を行う道路の位置として検討を行っている箇所を公園緑地の挟まれた部分で赤線で示しております。道路の整備に向けましては、樹林地の保全や整備後の公園緑地利用者の移動の安全性等も踏まえ、道路幅員六メートルの地先道路整備とし、地域の意見や道路交通環境を調査した上で、公園緑地の構想づくりに合わせて具体的な検討を行ってまいります。  では、二ページ目にお戻りください。最後に、6の今後のスケジュールでございます。今後、土地所有者との協議が調いましたら、今年度中に区と土地所有者とで基本協定を締結し、土地開発公社と相手方との土地売買契約を締結、さらに地先道路事業を決定してまいりたいと考えております。その後、令和四年度以降に複数年に分けて土地開発公社による先行取得、引き続いて用地の区買戻しを行ってまいります。公園緑地に関しましては、都市計画決定等を行いまして、基本設計、実施設計、整備と進んでまいります。道路につきましては、道路法に基づく認定手続等を経まして、道路築造工事を行っていく形となってございます。  説明は以上でございます。 ○石川ナオミ 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がございましたら、どうぞ。 ◆平塚けいじ 委員 この整備の考え方として、「民間事業者との連携による整備の可能性も検討し」とあるんですけれども、当然これだけの大きい土地ですので、今後、維持管理費って当然かかってくると思いますので、そこに関してはやはり民間の力もいただきながら、まさに稼げる公共として整備していただきたいと思いますけれども、どうでしょうか。 ◎上原 みどり政策課長 今、委員お話しのとおり、記載をさせていただいておりますけれども、維持管理経費の軽減ですとか、より豊かな公園としての活用を検討していくためにも、民間事業者のアイデアをいただくような形というのは考えていきたいと思っております。サウンディング調査ですとか、民間事業者との連携、対話といったことは整備に合わせて行ってまいりたいと考えております。 ◆江口じゅん子 委員 私も関連なんですけれども、これからサウンディングや民間との対話というのはあるだろうと思うんですけれども、具体的に連携による整備というのはどういった事業スキームが考えられますか。 ◎上原 みどり政策課長 まだ取得できておりませんので、スキームも含めて、本件でどういったことを行えるのかというところは検討しておりませんけれども、全国的に見ますと、様々な手法がございまして、サウンディング調査で通常の指定管理の中で入れていくですとか、パークPFIといったような手法なんかも全国では進んでいるということは承知しているところでございます。 ◆江口じゅん子 委員 具体的にはということですけれども、想定されるものは今御提示されたかなというふうに思っています。  以前も私、申し上げたんですけれども、そもそも岩崎学生寮を保存してほしいと、常任委員会にも陳情を出されて、そのときの内容というのは、ただ、ただ緑を残してほしいという内容だったと、御説明もあったと思うんですよね。やはりこの地域の特性とか、住民の意向を踏まえてというところで、どういった官民連携というのが、そのものも含めてふさわしいのか、やはり民間事業者が受けることで様々な事業が、もちろんそこには、事業者だって自主事業ということとかも提案もあると思うので、そうすると、そもそもの住民の皆さんのただ、ただ緑地を保全してほしいというところと乖離するんじゃないですかと。  先ほどつながるプランのところで、区の行政経営改革の姿勢というのも確認しましたけれども、いわゆる財政的なことだけではなくて、区民に信頼される行政経営改革というところは、新実施計画(後期)とつながるプランの案でも変わっていないということですから、そこはぜひ住民の意向を十分に把握するということとともに、今後の検討過程においても住民の声をよく聞いて、区民に信頼される行政経営改革というところで、きちんと丁寧に進めていただきたいなと、そこは要望します。  あと最後に一点なんですけれども、土地所有者は今年度中に売買契約を条件というふうに記載してありますけれども、その理由と、あと仮にこの三万二千平米を一括購入した場合、どういった想定価格というのがあるのかなというところを伺います。 ◎上原 みどり政策課長 申し訳ありません。今年度中の理由というところにつきましては、相手方の事情になりますので、私のほうからはちょっと申し上げることはできないということで御承知をお願いいたします。  また、価格につきましても、現在、区の評価の手続として適正な手続を行っているところでございますので、見込みも含めてここでちょっと申し上げることは控えさせていただきますけれども、前回の常任委員会のほうでお示しをさせていただきましたとおり、全体事業費としては約百億円程度ということで示させていただいているところでございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 続いて、(11)窓ガラス損傷事故の発生について、理事者の説明を願います。 ◎倉地 工事第一課長 それでは、窓ガラス損傷事故の発生について御報告いたします。  事故の概要でございます。発生日時ですが、令和三年九月十五日の水曜日午前十時頃でございました。  二ページを御覧ください。上の案内図、発生場所ですが、世田谷区池尻二丁目七番先の池尻の機材置場内で発生いたしました。  事故の内容でございますが、二ページ中ほどの詳細図と下にある作業状況図を御覧ください。工事第一課の職員が池尻機材置場内にて、施設管理のために草刈り機を使用して草刈り作業をしていたところ、小石が飛び、隣接する住宅の窓ガラスを損傷させたものです。  一ページにお戻りください。損傷の程度でございますが、けが等はなく、相手方住宅の窓ガラスの上部に約二センチの傷がついたものです。  事後の対応でございますが、相手方と損傷の程度などを確認し、誠意をもって対応を進めております。また、今回の作業において、ブルーシートで飛散養生の上、作業には当たっておりましたが、今後は一層丁寧な作業に努めるとともに、養生範囲を広げるなど、飛散防止対策を再度徹底してまいります。  大変申し訳ありませんでした。  私からの報告は以上でございます。 ○石川ナオミ 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がございましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 それでは、(12)その他ですが、ほかに報告事項はございますでしょうか。 ◎髙橋 都市デザイン課長 本年九月二日の当委員会で御報告させていただきました公用車駐車場内での駐車の際に車がフェンスに当たりまして、隣地のマンションのフェンスをゆがめた事故についてでございます。  この間、保険会社を通じまして示談交渉を行ってきたところでございますが、相手方のマンションの理事会役員が現地を確認いたしまして、補修の必要なしとの結論に至りまして、損害賠償請求はしないこととなりましたので、御報告いたします。  今後、こうした事故がないよう、安全運転に努めてまいります。 ○石川ナオミ 委員長 こちら資料はございません。ただいまの説明に対し御質疑がございましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石川ナオミ 委員長 以上で報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 次に、2協議事項に入ります。  (1)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は、第四回定例会の会期中であります十二月三日金曜日午前九時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石川ナオミ 委員長 それでは、次回委員会は十二月三日金曜日午前九時から開催することに決定をいたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 その他何かございますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石川ナオミ 委員長 特にないようですので、以上で本日の都市整備常任委員会を散会いたします。     午前十一時二分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   都市整備常任委員会    委員長...