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平成22年議会運営委員会( 8月24日)

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  1. 目黒区議会 2010-08-24
    平成22年議会運営委員会( 8月24日)


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    平成22年議会運営委員会( 8月24日)                議 会 運 営 委 員 会 1 日    時 平成22年 8月24日(火)          開会 午前10時00分          散会 午前11時26分 2 場    所 第一委員会室 3 出席者    委員長   橋 本 欣 一   副委員長  松 田 哲 也     (12名)委  員  石 橋 ひとし   委  員  そうだ 次 郎          委  員  富士見 大 郎   委  員  市 沢 芳 範          委  員  栗 山 よしじ   委  員  坂 本 史 子          委  員  森   美 彦   委  員  宮 沢 信 男          議  長  今 井 れい子   副議長   つちや 克 彦 4 欠席者      (0名)
    5 出席説明員  青 木 区長          鈴 木 副区長      (5名)伊 藤 総務部長        一 宮 企画経営部長          中 野 財政課長 6 区議会事務局 伊 藤 局長          島 田 次長      (4名)長 島 庶務係長        小 林 議事・調査係長 7 議    題 議会の運営に関することについて  1 平成22年第3回定例会の招集について  2 提出予定議案について                     (資料あり)  3 会期及び会期中の日程について                 (資料あり)  4 議会運営委員会に提案する意見書等について  5 一般質問の通告期限について  6 陳情について  7 決算特別委員会の設置及び正副委員長の選出について  8 本会議における討論通告書の提出期限について  9 議会運営について  (区側)  (1)芸術文化スポーツ行政区長部局移行に向けた執行体制等整備     の考え方(案)について                  (資料あり)  (2)平成22年度各会計補正予算(第1号)案について      (資料あり)  (3)平成21年度決算に基づく健全化判断比率について      (資料あり)  (4)平成22年度財政調整当初算定結果について         (資料あり)  (5)その他  (議会側) 10 その他 11 次回の開催予定について ───────────────────────────────────────── ○橋本委員長  おはようございます。ただいまより議会運営委員会を開会いたします。  署名委員には、富士見委員、市沢委員、お願いいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 平成22年第3回定例会の招集について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  それでは議題に入ります。議題の1番、平成22年第3回定例会の招集についてです。招集日は平成22年9月7日、火曜日ということで、副区長に説明を求めます。 ○鈴木副区長  平成22年の第3回目黒区議会定例会を平成22年9月7日に招集することにつきまして、御了承いただければ本日直ちに告示いたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○橋本委員長  はい、皆さん、これでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  特になければ、じゃ、そのようにしたいと思いますので、お願いいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 提出予定議案について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  それでは次の議題にまいります。2番、提出予定議案について。それでは、総務部長から説明をお願いします。 ○伊藤総務部長  それでは御説明を申し上げます。お手元の3ページ立ての提出予定議案資料をごらんいただきたいと思います。  まず第1の条例でございますけども、1の目黒区立高齢者福祉住宅条例の一部を改正する条例。本件の改正内容、2点ございまして、一つは中町一丁目にあります既存のコーポみずなかに世帯用住戸1戸増設するものでございます。これまで生活協力員の居室として使用しておりました部屋を世帯用に変えると。これは今回、ライフ・サポート・アドバイザーの導入によりまして、その部屋が空き室となるということから、そこを使って世帯用を1戸ふやすということでございます。供用開始は本年10月1日を予定しております。  それからもう1点目は、新たな借り上げでございます。八雲三丁目にございました高齢者福祉住宅、旧コーポひじり、これは平成21年2月に賃貸借契約期間が満了となりましたので廃止をいたしましたけれども、その後、当該住宅の賃貸人、オーナーから、高齢者用住宅としての仕様を備えて建てかえをした後に再度提供したいと、こういった申し出がございましたので、区といたしましては高齢者住宅が不足していると、そういった現状から、設計費、建設費等の補助を、この全体の補助を申し上げますと、全体整備費が約1億3,300万円余、国の補助が990万円余、東京都の補助が1,150万円余、区の補助が860万円余、全体で3,000万ほどの補助を活用して整備をするということで、これを改めて一括して借り上げをいたしまして、高齢者福祉住宅コーポ八雲として提供することとしたものでございます。年間の借上料は約1,400万円となるものでございまして、借上料、運営費に対しまして使用料等の収入を相殺いたしますと、最終的に区の負担は年間で1,648万円余となります。なお、供用開始は23年1月を予定しているものでございまして、今回の整備によりまして高齢者福祉住宅全体の戸数は、住宅マスタープラン達成目標335戸に対しまして、今回の整備で単身用が186、世帯用11で、計197となります。したがいまして、マスタープランの達成目標に対しまして残り138戸というような状況になります。これが1点目でございます。  2点目は、目黒区女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例でございます。これは、母子及び寡婦福祉法施行令、これが一部改正する政令が本年の4月1日から施行されましたために、この6月に東京都女性福祉資金貸付条例が一部改正をされました。本区におきましても、都区間の均衡上、東京都と同様の改正を行うものでございます。改正内容は記載のとおり、それぞれの資金につきまして限度額を引き上げるというものでございます。本年の4月以後の申請に係る貸付につきまして、さかのぼって適用をするものでございます。2点目は以上です。  大きな2点目、補正予算でございますけども、これは後ほど区側の報告事項の中で説明をさせていただきます。  2ページをごらんいただきたいと思います。  大きな3、決算の認定でございますけども、本件につきましては後日の議運で9月9日になろうかと思いますけども、後日の議運で別途説明をさせていただきます。  それから、大きな4点目、契約案件でございますけども、目黒本町二丁目複合施設(仮称)新築工事の請負契約でございます。本件は、目黒本町二丁目に建設を予定しております複合施設に係る契約案件でございます。この工事は大規模工事となりますことから、2社構成による建設共同企業体JVに発注することといたしまして、条件つき一般競争入札に付しましたところ、4建設共同企業体から入札参加申し込みがございまして、結果、東急・若築建設共同企業体が記載の金額で落札をいたしました。落札率は76.73%で、契約金額は1億8,000万を超えますので、議案として提出をさせていただくものでございます。なお、この施設は都有地を21年6月に取得いたしまして、この地に現在、都営碑文谷母子アパートに併設されております第二ひもんや保育園を移転をいたしまして、あわせて高齢者福祉住宅を整備するものでございます。供用開始は24年4月を予定しております。ちなみに、第二ひもんや保育園は定員83名、現行66人から17名増加をいたしまして83名とします。それから、高齢者福祉住宅は、単身者用11戸、世帯用1戸、計12戸を予定しております。  次に、第5の諮問でございます。人権擁護委員の推薦ということでございまして、まず1は伊東大祐氏、これは・・歳、弁護士の方ですけども、12月末に任期満了となりますので、再任の諮問をさせていただきたいと思っております。現在1期目です。それから2点目、熊澤祐子氏、この方は・・歳で元青少年員でございますけども、この方も12月末で任期満了となりますために、再任の諮問をさせていただきたいと思います。現在1期目です。それから3点目のは、望月千世子さん、・・歳、弁護士の方ですが、この方も12月末で任期満了となりますけども、再任の意思はございませんので、同氏に係りまして、同じく弁護士の飯塚惠美子氏、ちょっとまた議案で細かく御説明いたしますけども、弁護士の・・歳女性を候補者として諮問させていただきます。それから4点目の中山ひとみ氏、・・歳、弁護士、この方も12月末で任期満了となりますけども、再任の意思はございませんので、かわりまして、これも同じく弁護士の森葉子氏、・・歳、弁護士、女性を候補者として諮問させていただきたいと思っております。  人権擁護委員は以上でございます。  それから、第6の報告案件でございますけども、1点目につきましては後ほど区側の報告事項の中で説明をさせていただきます。それから2点目の地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条第1項云々とございますけども、これにつきましては、平成20年4月に教育委員会の責任体制の明確化を図るということから、地教行法の改正がございました。教育に関する事務事業の点検評価結果を議会に提出することになりましたので、昨年と同様に報告をさせていただくものでございます。資料につきましては、後日配付をさせていただきます。  それから、最後の第7の追加送付予定報告でございますけども、専決事案の報告でございます。2件ございまして、1件は庁用自転車と自転車との接触による負傷事故、それからもう1件は、小学校におけますサッカーボール飛び出しによる集合住宅の一部破損事故の2件でございます。いずれも区の責任を認めまして賠償金を支払い、示談が成立をしたということで、区長の専決処分に該当するために報告をするものでございます。内容は、直近の企画総務委員会で報告をさせていただきます。  簡単ですが、以上でございます。 ○橋本委員長  提出予定議案について説明が終わりました。それでは、付託予定委員会につきまして、局長からお願いいたします。 ○伊藤区議会事務局長  それでは、付託予定委員会につきまして説明をさせていただきたいと思います。今ごらんいただきました資料を、また再度ごらんいただきたいと思います。  まず、第1の条例でございます。1、目黒区立高齢者福祉住宅条例の一部を改正する条例でございますが、これにつきましては生活福祉委員会を予定させていただきたいと思います。次に、2、目黒区女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例、これにつきましては、文教・子ども委員会を予定させていただきたいと思います。  続きまして、第2の補正予算でございます。1番、平成22年度目黒区一般会計補正予算(第1号)、それから2番、平成22年度目黒区国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、3番、平成22年度目黒区老人保健医療特別会計補正予算(第1号)、4番、平成22年度目黒区後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、2ページにわたりまして5番目、平成22年度目黒区介護保険特別会計補正予算(第1号)、以上の5件につきましては、企画総務委員会を予定させていただきたいと思います。  続きまして第3、決算の認定でございます。1番、平成21年度目黒区一般会計歳入歳出決算の認定について、2番、平成21年度目黒区国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、3番、平成21年度目黒区老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について、4番、平成21年度目黒区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、5番、平成21年度目黒区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、6番、平成21年度目黒区用地特別会計歳入歳出決算の認定について、以上の6件につきましては、後ほど協議されます決算特別委員会、設置予定でございますが、その決算特別委員会に付託予定ということにさせていただきたいと思います。  次に、第4の契約でございます。1番、目黒本町二丁目複合施設(仮称)新築工事の請負契約、これにつきましては企画総務委員会を予定させていただきたいと思います。  第5の諮問の4件の人権擁護委員候補者の推薦でございますが、これは人事案件でございますので即決を予定させていただきたいと思います。  一応、以上でございます。 ○橋本委員長  はい、では付託予定委員会の説明も終わりました。質疑を受けます。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  よろしいですか。では、なければ2番を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 会期及び会期中の日程について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  続きまして3番、会期及び会期中の日程についてです。9月7日、火曜日から30日、木曜日までの24日間としたいと思いますが、これでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  はい、では、このようにしたいと思います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 議会運営委員会に提案する意見書等について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  続きまして4番、議会運営委員会に提案する意見書等についてです。9月3日、金曜日、午後5時までに各会派とも案を提出していただきたいと思いますので、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  はい。では、こちらもそのようにしたいと思います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 一般質問の通告期限について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  続きまして、5番の一般質問の通告期限について。8月27日、金曜日、正午までとしたいと思いますが、いかがでしょうか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  よろしいですか。はい、それでは無会派の持ち時間の連絡状況を伺いたいと思います。 ○伊藤区議会事務局長  無会派の持ち時間の連絡でございますが、戸沢議員から連絡がございまして、今回30分質問されるということでございます。なお、雨宮議員、工藤議員につきましては、今回はなしということでございます。  以上でございます。 ○橋本委員長  はい、皆様、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○橋本委員長  はい、では、そのようにさせていただきます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 陳情について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  続きまして6番、陳情について。第3回定例会に付託する陳情の締め切りは、8月30日、月曜日、正午までとしたいと思います。よろしいでしょうか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  はい、では、こちらもそのようにいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 7 決算特別委員会の設置及び正副委員長の選出について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  続きまして7番、決算特別委員会の設置及び正副委員長の選出についてです。
     決算の認定については、議長及び現監査委員を除く全議員をもって構成する決算特別委員会を設置し審査することにしたいと思いますが、こちらでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  続きまして、正副委員長の申し合わせによりまして、今回は民主・区民会議から委員長、自由民主党目黒区議団から副委員長を選出することにしたいと思いますが、こちらもよろしいでしょうか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  はい。そして、続きまして、候補者は9月7日の火曜日までに議会運営委員会の席で発表することとしたいと思いますので、該当の会派の方々、よろしくお願いしたいと思います。  では、7番を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 8 本会議における討論通告書の提出期限について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  続きまして8番、本会議における討論通告書の提出期限について。9月27日、月曜日の午後5時までとしたいと思います。ただし、決算特別委員会が午後5時を過ぎて終了した場合は、終了後直ちに提出することにしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  はい、では8番もそのようにさせていただきます。  それから、皆様のもとに予定表があるかと思いますが、議運の予定をちょっと確認をしていただきたいと思うんですが、実は今回、議運が開かれる日程はこのとおりになっておりますが、陳情として、これから継続事項がありますので、継続の陳情がございますので、これを……  (発言する者あり)  すみません、議事の都合により休憩いたします。  (休憩) ○橋本委員長  それでは委員会を再開いたします。  今、お話し申し上げましたが、日程についてをですね、ちょっと今、申し上げるのをちょっと抜けてしまいましたので申し上げます。議運につきまして、陳情の継続がございますので、陳情の審査のための議運の日程を設けたいと思います。この日程をですね、皆さん、今、お手元に予定表をごらんいただければおわかりになるかと思いますが、9月の中で今あいている日程を考えますと、9月15日の水曜日、この日しか今、あきがありません。ですので、議運に上がっています陳情の審査につきましては、この日程にしたいと思いますが、通常どおり午前10時としたいと思いますが、いかがでございましょうか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  よろしいですか。では、そのように議運も進めたいと思いますので、日程に加えていただきたいと思います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 9 議会運営について  (区側)  (1)芸術文化スポーツ行政区長部局移行に向けた執行体制等整備の考え方(案)について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  それでは、9番にまいります。議会運営について、区側から、(1)番、芸術文化スポーツ行政区長部局移行に向けた執行体制等の整備の考え方について、説明を求めます。 ○一宮企画経営部長  それでは、本件につきましては御説明させていただきます。区長と教育委員会の職務権限の変更及び平成22年度以降の組織編成の考え方の案につきましては、昨年11月30日の議会運営委員会に報告させていただいたところです。その中では、芸術文化スポーツ行政につきましては教育委員会から区長部局へ移行させ、総合的に推進していく、そういう方向性を示させていただきました。また、本年2月に検討組織を設けまして検討を続けてまいりましたけれども、今回、執行体制等の整備の考え方がまとまりましたので、御報告させていただくものでございます。本日は、A4、1枚の資料とホチキスどめの資料を御用意しておりますけれども、ホチキスどめの資料をごらんいただきたいと思います。  まず1ページ目をお開きいただきたいと思いますけれども、この1の「はじめに」の中で、上のほうに書かれております職務権限の変更と組織編成の考え方(案)につきましては、昨年から一部変更して、今回決定させていただきました。その内容につきましては(1)から(7)ということで、案と基本的には大きく変わるところはございません。こうした考え方に基づきまして、今回の組織執行体制等の考え方をまとめたものでございます。  1ページ目の下のほうに、大きな2の検討の視点が載ってございますけれども、2ページ目にかけて、今回の業務移行に伴います執行体制につきましては、一つとしてはやはり区民サービスの向上を図る視点、二つとして協働による施策展開を図る視点、三つ目として効率的な執行体制を構築する視点、この三つの視点を持って検討を行ったということでございます。  その下の大きな3、芸術文化行政の現状と課題、今後の方向性でございますけれども、(1)といたしまして、これまでの芸術文化行政の課題でございます。芸術文化行政のさらなる充実のためには、教育視点のみならず、コミュニティ形成とか商店街振興、観光振興と関連した取り組みが重要となってございまして、そのためには芸術文化資源地域づくりとか観光まちづくりに積極的に生かしていくことが求められると、こういうような課題を述べてございます。  その下の(2)の今後の方向性でございますけれども、3行目に書いてありますけども、芸術文化を契機とした区民のつながりが生まれる「文化縁」の形成を促進するため、コミュニティ・商業振興・観光・交流など、区政の各分野が連携して事業を展開していくと。そのほか、芸術文化振興財団とか国際交流協会観光まちづくり協会など関係団体との連携協力関係を維持しながら行っていくということでございます。また、芸術文化振興プランにつきましては、策定してから5年が経過いたしますので、その必要な改定も検討させていただくというようなことを述べてございます。  その下の(3)各分野の連携による芸術文化施策の現状と今後の事業展開でございますけれども、芸術文化につきましては、さまざまな分野と連携して事業を展開していくことになります。それぞれの分野ごとの現状と、それを踏まえた充実に向けた取り組みの方向性を一覧として載せてございます。2ページから3ページにかけて、教育委員会との関係、コミュニティ形成における関係、商業・観光振興における関係、その他の分野と、こういうような形で区別しておりまして、それぞれ現在の取り組みと今後の取り組みの方向を載せてございます。説明は省略させていただきますけれども、後でごらんいただきたいと存じます。  その次、3ページの中段以下に大きな4として、スポーツ行政の現状と課題、今後の方向性を載せてございます。これも(1)としてはこれまでのスポーツ行政の課題ということで、これまで以上にスポーツとコミュニティ形成、あるいは福祉等と連携した施策を展開し、地域活性化や魅力あるまちづくりにつなげていくことが重要になってございます。その実現のために、スポーツ振興を区全体のより大きな取り組みに広げまして、より一層多くの区民がかかわることのできる仕組みを再構築することが必要ということを述べてございます。  その下の(2)の今後の方向性ですけども、スポーツ行政はその効果が教育分野に限らず、コミュニティとか福祉、保健など、さまざまな分野に及びますので、それらを全庁的に共有活用して、スポーツを支える基盤を整備する必要があるということを述べてございます。そして、基本的な考え方といたしましては、①から③まで載せてございますけれども、①として、いつでもどこでもだれでもが参加できる生涯スポーツの振興、②として地域スポーツ資源の共有と活用、③としてコミュニティ形成、健康づくり、福祉にもつながるスポーツ活動の展開ということです。関連分野を含めた総合的な考え方を整理する必要がございますので、スポーツ振興計画の策定等についても予定しているところでございます。  4ページ目にまいりまして、(3)の各分野の連携におけるスポーツ施策の現状と今後の取り組みの方向について、これは先ほど申し上げました芸術文化と同じようなまとめ方をしておりますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。  続きまして、5ページをお開きください。中段のところで、大きな5の組織編成の基本的な考え方ということです。(1)の部の編成・連携の考え方といたしましては、芸術文化及びスポーツの振興が、区長部局の中で横断的に連携できる組織を整備するというような考え方に立ちまして、仮称ではございますけれども文化・スポーツ担当部を設置して、芸術文化スポーツ行政を所管することといたしております。  その下の(2)の組織編成及び各課の主な所掌事務でございますけれども、恐れ入りますけれども7ページをごらんいただきたいと思います。7ページに組織編成案が載せてございます。この上のほうが、組織編成の考え方の概念図とも言うべきものでございます。その考え方を受けまして、矢印の下のほうは新しくできる新しい部の編成ということでございます。  まず上のほうでございますけれども、まず一番上に国際交流担当課長につきましては、一部の業務を広報課と区民の声担当のほうに移しまして、それ以外のものについては新しい組織の中に移行していくという考えです。その下の左側に教育委員会事務局とございますけれども、この教育委員会事務局が所管しております芸術文化スポーツ振興の一部につきまして、新しい組織に編成するということです。右側に区民生活部が載せてございますけれども、基本的に区民生活部の所管事業はすべて新しい組織に編成すると、こういう考え方でございます。  それで、矢印が下に向かっておりますけれども、その矢印の下に区民生活部という形で大きくくくってございます。これが新しくできる部でございまして、この四角の囲みの左側に楕円で囲ってありますけれども、この新しい区民生活部がふれあいと活力のある文化の香り高いまちづくりを推進するということでございます。現在の区民生活部については基本的にそのままという形で、下のほうに四角で囲ったのが二つあります。左側が産業経済担当部長ということです。産業経済担当部長につきましては、観光雇用課を廃止いたしまして、観光部分については新しい組織に設置し、雇用部分については産業経済課が担うと、従来の形に戻すという形でございます。したがいまして、産業経済担当部長については産業経済課と消費生活・区民センター整備担当課長を所掌するという形になります。  その右側が新しくつくる組織でございまして、仮称ですけれども文化・スポーツ担当部長という形でございます。担当部長の下に二つの課を設けまして、一つは文化交流推進課、もう一つはスポーツ振興課ということでございます。この新しい組織が所掌する事務については、吹き出しで書いてありますけれども、大きく四つございます。一つは芸術文化のあるまちづくり、二つ目としてまちを活性化する観光振興、三つ目として区民の交流をはぐくみ、競技を楽しみ、健康づくりを推進するスポーツ、四つ目が自治体交流・国際交流の推進という形でございます。大きくはこの四つの事業を新しい組織が担当するという考え方でございます。  次、8ページをごらんいただきたいと存じます。今度、新しくできる区民生活部の各課の業務内容をまとめたものでございます。後段のほうに産業経済担当部長と文化・スポーツ担当部長が載せてございまして、文化・スポーツ担当部長の所掌事務につきましては記載のとおりでございます。  恐れ入ります、また5ページに戻っていただきまして、5ページの一番下の(3)組織編成・定数・予算編成等でございます。これにつきまして、職員の定数につきましては、例年行われております組織改正・職員定数の中で確定していくこととしたいと存じます。また、予算編成につきましては、現在の所管において作業を進め、予算案確定後、組みかえを行いたいと考えてございます。  次、6ページ目にまいりまして、大きな6のレイアウト等の基本的な考え方でございます。(1)にレイアウト検討の視点ということがございますけれども、これは三つ、来庁者の利便性の確保を図る視点、所要経費や工期の抑制化・効率化を図る視点、必要なスペースを確保し業務連携を考慮すると、この三つの視点を持って検討を重ねてまいりました。その結果が(2)のレイアウト案でございます。そこに白丸が三つ書いてありますけども、これが結論部分でございまして、一つは、4階の国際交流課の跡に文化・スポーツ担当部長室と文化・交流推進課を配置いたします。二つ目の丸ですけれども、5階のスポーツ振興課については、現在の場所のまま移動はないということでございます。5が、1階の産業経済課については、基本的に場所の変更は行いませんけれども、従来から課題となっておりました相談窓口等の改善を図っていくという考え方でございます。その下の(3)のシステム改修の概要でございますけれども、今回の移行に伴いまして、内部情報システムと広聴システムについて所要の変更を加える必要が出てまいります。  恐れ入りますけど、9ページ目をごらんください。9ページ目以降につきましては、教育委員会から区長部局に移行する事務事業の一覧表を掲げてございます。上のほうに凡例が載っておりまして、丸とか三角がついてますけど、丸につきましては教育委員会から区長部局へ移行する事務でございます。三角については教育委員会から区長部局へ補助執行するということでございまして、この補助執行する事務につきましては、10ページの後段等について、教育施設の目的外使用ということがございます。教育財産等については変えることができませんので、事業については補助執行というような形で、こういう形で整理させていただいたということです。その事務事業の一覧表が12ページまで続いてございますので、御確認いただきたいと思います。  説明については以上でございます。  失礼いたしました。A4、1枚の資料に戻っていただきまして、4の今後の予定でございますけれども、きょう御報告した後は8月30日の企画総務委員会に御報告させていただきます。また、9月10日に予定されております生活福祉委員会と文教・子ども委員会にも報告させていただきまして、その後、関係団体に説明をさせていただきます。9月下旬には、この執行体制等整備の考え方、案を取って確定させていただきたいと考えております。11月には移行に関する条例の議案を御提案させていただきたいというふうに考えてございます。  説明は以上でございます。 ○橋本委員長  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○森委員  2月に検討組織を設置をして、今回の報告となったということですが、その間、住民自治に向けた住民参加の状況についてはどうでしたでしょうか。  2点目は、基本的人権としての芸術文化スポーツ行政、区民の権利を擁護し増進していくという立場からの検討はいかがだったでしょうか。  3点目は、1、2を踏まえれば、効率化の観点からこういったことを推進すべきではないと思いますけども、行政の計画の中に挙げておりますので念のために聞いておきますけれども、レイアウトを見ましても、同じフロアじゃないところに行ったり来たりということになりますし、全体の数の点で、これまでの水準を低下させないということが確保できるんでしょうか。  それから4点目は、細かいことになりますが、例えば国際交流の役割として、スポーツにシフトしていってしまうという嫌いはありませんでしょうか。  以上です。 ○一宮企画経営部長  1点目の、2月に検討組織を設置した後の住民参加の状況ということでございますけども、この前に、先ほども申し上げましたけども、昨年11月に御報告いたしました組織編成の考え方というものを載せてございます。これらについてもいろいろな意見をいただきまして、それらを受けて検討組織の検討に入ったということでございます。この2月以降の検討委員会の過程では、対外的な意見聴取ということはしてございませんで、特にこれは職員からの意見、あるいは職員団体からの意見をいただいてございます。そうした中で、それらから相当な意見いただいていますので、可能な限りそれらの意見を反映して今回の執行体制等の整理を、考え方をまとめたというものでございます。  2点目の人権という観点からの芸術文化行政ということでございますけども、今回、本区が考えております、この芸術文化スポーツ行政の移行につきましては、やはり芸術文化とか、やはり政治的な中立性を確保しなければいけないようなもの、そうしたものについては、やはり今回の移行対象には含めていないという考え方でございますので、そういう意味で生涯学習権が奪われるとか、そういうことは起こるものではないというふうに考えてございます。  それと3点目のレイアウトでございますけれども、これまでの水準が確保できるのかということですけれども、今回、レイアウトについては、できるだけ基本的にはやはり同一フロアでまとめていくことが必要だというふうに認識はしておりますけれども、やはり相当、施設整備等の経費等の観点からも考慮いたしますと、やはり最小限で区民サービスを低下させない方法というようなことが適切じゃないかという形で、こういう形になったということでございます。ただ、これが将来もこれでいいという考え方ではございませんので、やはりいつかは、今の狭隘の程度もそれぞれの部によって違っているというような状況がございますので、いつかはそれらも含めてやはり検討する時期が来ると思いますから、そうしたときには、そうしたことも含めて、できれば同一フロアにしていきたいというような考え方は持っているところでございます。  それとあと4点目の国際交流がスポーツにシフトするんではないかということでございますけども、そうしたことは全くないというふうに考えております。やはり国際交流、自治体交流、それぞれやはり人と人の結びつきということで、すべてがスポーツでくくれるということではございませんので、やはり文化とかですね、いろいろな多様な面からの交流というのはあるはずですから、そうしたものをやはり今回、新しい組織に移行することによって、今まで以上にその交流の仕方というものは幅広く検討していくことができるんではないかと考えています。  以上です。 ○森委員  1点目ですけど、2月以降、職員及び職員団体の意見は可能な限り反映したということをおっしゃってるけれども、目黒区が掲げている基本構想・基本計画においては、政策策定過程において住民参加をより一層進めていくということです。それは、住民自治に向けた住民参加という位置づけです。その意味で、やはり9月以降、関係団体へ説明というふうになっていますけれども、今後の予定にあるとおり、11月には条例議案を提案するというスケジュールになっているわけであり、もう9月の段階で説明し、ここで住民参加を、意見を区民から聞いたとしても、非常に切迫したスケジュールになっています。そういう意味では、実質的な政策策定過程での住民参加にはならないだろうなというのは、だれが見ても考えることであります。その意味で、実質的な政策策定過程における住民参加というのは、今回の案件では全く行われていないんでしょうか。その点、いかがでしょうか。  2点目の人権から見た今回のあり方ですが、中立性を確保するという点については教育委員会所管に残すと。これは、具体的にはどういうところを残そうとしているんでしょうか。中立性の関係を確保しただけで、生涯学習権、芸術文化・スポーツにかかわる区民の権利というものが奪われないと言えるんでしょうか。その点。  それから、3点目、4点目、より細かくなりますので、1、2点目のみで今回は結構です。  以上です。 ○橋本委員長  森委員、所管委員会にもこれはかけられていく予定ですが、そちらで会派の方々から聞いていただくのはどうなんでしょう。 ○森委員  もちろんやりますけれども、大きな2点を再質問して終わります。 ○一宮企画経営部長  まず1点目ですけれども、今回はですね、やはり関係団体のほうには11月の組織編成の考え方についてもお示しして、大方の意見についてはお聞きしております。それらを踏まえて、今回の組織整備、執行体制の整備についても検討してございまして、それをさらに9月以降、説明に回らせていただくということでございますので、全く住民の御意見を取り入れてないということではないというふうに考えてございます。  それとあと、具体的に政治的な中立性を確保するためにどういうものを残すのかということですけども、これは11月のときにも御説明申し上げましたけれども、地教行法の改正に伴いまして、やはり区長部局のほうには移行できないというものが明確にされております。それについては、学校スポーツであるとか埋蔵文化財と、こういうものですので、これらについては全く教育委員会のほうに今までどおり残すと。それと、いろいろとそのときもですね、社会教育館とか図書館等の御懸念も示されたと記憶してございますけれども、そうしたものについては従来どおり教育委員会が所管するということにいたしておりますので、今回についてはやはりこの芸術文化・スポーツをさらに発展できると、それについて区民の方の利益が得られると、そういうようなものについて限定して移行したというふうな考え方を持っております。  以上です。 ○橋本委員長  はい、ほかにございますか。 ○坂本委員  議会への報告という観点でちょっと幾つか伺いたいんですけれども、文教・子ども委員会で報告がされてきました。すべて私、それ知っているわけでもないんですが、これまでされてきたということではあるんです。この報告書には、教育委員会がなぜ芸術文化スポーツ行政のこれまでのあり方について、やはりうちではだめだよと、やはり不十分だよと、だからこういう組織改正になっていくんだよという、何というんですかね、動機というか、いうのが全く明らかでないんですね。やはりそこを教育委員会が行ってきたことの中で、いや、もううちじゃないよという、そういうものがはっきりあらわれてくるということの中で移行するということであればね、まだわかるんですが、さまざま疑問がなされている中で、それをちょっと文教・子どもの部分での議論を打ち切って、もう企画総務委員会だよと、組織再編の問題だよというのは、ちょっと私はね、おかしいなと思うんですね。きょう、教育委員会も来てませんけれども、その辺の問題意識というのはすべて明らかになって、ここに提案されているんですか。というふうに認識しているんですか。 ○一宮企画経営部長  この組織編成に当たりましては、教育委員会とも密接な連絡、事務的には密接な連絡をとってやってございます。これは検討委員会を設けてやっておりますので、その検討委員会の情報については逐次、教育委員会のほうにもお知らせしておりますので、それをもとに教育委員会のほうで論議がされているということはお聞きしております。特に今回お示ししたものでだめだというようなことは聞いてございませんので、こういう形でまとめたということでございます。  あと、やはり今回、教育委員会芸術文化を担当していたのではいけないと、そういう前提から出発しているものではございませんので、やはり、今までもこれは十分な教育委員会としての成果を上げてこられましたけれども、やはりこれからの高齢社会等を見据えましたときに、芸術文化とかスポーツ、これはやはり人と人との触れ合いとかつながりというものを重視することでございますので、そうしたものを区長部局に移すことによって、より広い連携とか施策展開をすることで、より一層の効果が発揮できると、そういう考え方で臨んでおりますので、教育委員会がだめだから区長部局に移すと、そういう前提ではないということを御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○坂本委員  そんなことはわかってますよというか、教育委員会にだめだとは言われていないとか、教育委員会がやってきたことがこれまでだめだったからということではないということではなくて、目黒区教育委員会のやはりそういう今までやってきたことの総括というのがあるでしょう。それは文教・子ども委員会に報告されてきたというふうに思うんですよ。でも、それがやはり例えばこれからの時代、区長部局にお任せしたほうがいいでしょうという教育委員会からの見解はないんですか。今聞いているのは、区長部局の話ですよ。 ○一宮企画経営部長  先ほど申し上げましたけれども、これを検討する段階では教育委員会と事務的に密接な連携を保ってきたつもりでございますので、その中では教育委員会での論議等についてもお聞きすることはできました。その中では、教育委員会としてこの方向性については特に異議はないというような形で、私どものほうでは聞いているところでございます。  以上です。 ○坂本委員  その異議はないということが、イコール区長部局がやるべき仕事なんだという結論づけとは私は一致していないというふうに思うんですよね。やはり私は、議会的にはね、文教・子ども委員会で十分に報告をしていただいて、教育委員会自身もその中でやっぱりこうやっていこうと、その方針を出していただいて、いよいよそうなんだと。やっぱりこれからは区長部局がやるべき仕事なんだと、ここの部分についてはという結論が出ましたよということを聞いて初めて、私は次の段階だというふうに思うんですね。ただ、私は、だけど中間のまとめであろうが何であろうが文教・子ども委員会でそういう結論が出たというふうには私聞いてませんよ。教育委員会自身がどういうふうな総括を出してきたかという、そういう文書もないしね。私はやっぱり一定そういう手順を踏むべきだというふうに思いますよ。何でそれをやらないんですか。 ○鈴木副区長  最終的には、法的にも教育委員会の意見を聴取して決定していく、これが手続上のものだと思っています。その以前に、こういった案を出しながら教育委員会としての意見、異議がないということでなくて、それを踏まえながら教育委員会として今後の組織編成、それから教育委員会としての充実、それらを踏まえて教育委員会では検討をしているところでございます。そういったことを逐次、文教・子ども委員会それから教育委員会へ報告した経過の中で、こういった取りまとめをしたという形でございますので、そこら辺は御理解いただきたいと思います。 ○坂本委員  ちょっとそれ、はっきりしてほしいですね。そうすると、8月30日の企画総務委員会に報告をしますよ、9月10日の文教・子ども委員会にも報告をしますよと、これ同時に報告をするということですか。ちょっとそれはあり得ないと思うんですけれども、文教・子ども委員会でも引き続きやるということなんですか。 ○一宮企画経営部長  今のこの予定は、先ほども書いてございますけども、委員会の開催日程が違いますので、9月30日については企画総務委員会のほうに御報告差し上げて、文教・子ども委員会については10日という形でございます。ただ、これを出すときには、あくまでもまだ案という形でございますので、そこについて議会からも御意見をいただきたいという考え方でございます。  以上です。 ○坂本委員  そうするとね、このスケジュールはちょっと余りにもきつ過ぎますよね。そういう意見を聞いていくという姿勢であるならばね。30日に報告をしました、文教にも報告をしましたと。9月は関係団体へ説明をしますよ、次に9月の下旬には案を取りますよというわけでしょう。やっぱりそれはね、そういうことであればね、十分その企画総務委員会も、むしろ文教・子ども委員会も日程をとりますよということの中で、やっぱりそれはやっていくべきだというふうに思うんですよね。それはそういうような、やってみなきゃわからないけれども、それは文教・子ども委員会だって9月10日に、いや、これはいいと、もうぜひ区長部局にやってほしいんだと、うちはもう要らないというふうになるかもしれませんが、そういうスケジュール的なものは私はとるべきだと思いますけれども、どうですか。 ○鈴木副区長  今、坂本委員おっしゃっているような組織編成そのものの考え方については、既に11月に案をお出しをして、文教・子ども委員会も含めて所管委員会には御報告をして御意見はたくさんいただいています。そういった過程の中で、今回は執行体制整備の考え方について案をお出しして各委員会に御報告をする、そういった段取りでございますので、改めて初めて所管委員会にこの組織編成の考え方を出すものではございませんので、そういった経過の中では当然、委員会の意見を踏まえながら検討はしてきたというふうに理解しています。 ○坂本委員  100歩ぐらい譲りましょうよ。要はね、組織体制の問題だから、議会の口出しするような問題じゃないんですよね。そうなんです。ちょっと昔を思い出すと、保健福祉サービス事務所のときもそうでした。組織体制だと、うちが勝手にやるんだと、文句を言うなという話だったですよ。でも私はね、やはり生活福祉の中で文句を言いました、もういっぱい。これはね、組織体制の問題であると同時に、中身の問題なんだと、区民サービスの問題なんだと、福祉がどうなるかという問題なんだということで言いました。そこでも見解は、もう二つに分かれたんですよ。ただ、その中で、一定そういう議会の意見もあるようだからということで、少し、何というかな、くみ取っていただいたところもあったかもしれません。組織体制の変更なんだけれども、やはりその中では区民サービス、それから福祉の問題、これは教育の問題ですけれども、スポーツの問題ですけれども、その中でさまざま内容の変更があるんだから、その辺やっていきましょうねということだったんですよ。これはね、やっぱり改めて出てきて、本当にやっぱりこういう組織で芸術文化振興、それからスポーツ全般やれるの、どうなのというような話もね、改めて文教・子ども委員会でも出ようかと思うんですよ。そういうものをやりながら、やっぱりよりよいものにつくっていくためにはね、こういうタイトな日程だと私は禍根を残すと思うんです。だから、そういう意味で、ぜひ予定としては十分議会にも報告をするべきだというふうに思ってますのでね、その辺はぜひよろしくお願いしたいと思います。 ○青木区長  私ども今、今後のスケジュールもお示しをさせていただいておりますので、そこで御報告をさせていただいて、十分そこで御審議をいただくことは全くやぶさかじゃありません。何時間かけても委員会がそういう仕切りをされるなら、私どもはお答えすることは、当然、私どもの立場でございますから、引き続き十分に御審議をしていただければというふうに、私どもが御審議を受ける立場ですから、御審議をされるのは皆さんですから、それは十分されたらよろしいんではないかなと思います。最終的には条例審査でございますので、さらにその場で、委員のお考えのとおり行動をとられるということだというふうに思います。それ以上のことを私どもは特段申し上げることはございません。これ以上、ここでまた私ども、条例の事前審査にも、11月もありますけれどもね、それも私ども慎重なお取り扱いを委員長にもお願いしたいと思います。 ○橋本委員長  はい、よろしいですか。はい、ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  はい、ないようですので、この案件を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (2)平成22年度各会計補正予算(第1号)案について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  続きまして、(2)平成22年度各会計補正予算(第1号)案について。それでは説明を求めます。 ○一宮企画経営部長  それでは、説明をさせていただきます。  まず、今回は平成22年度目黒区各会計補正予算化(第1号)の案、ちょっと厚い資料をつけてございますけども、1ページ目をごらんいただきたいと思います。1ページ目が一般会計歳入歳出補正予算の総括表でございまして、表頭の左から区分、補正後の財政計画、財源内訳、補正前の財政計画、補正予算、こういうような並びになってございます。上段が歳入で下段が歳出ということでございます。歳入歳出の計欄を見ていただきたいと思いますけれども、補正後の財政計画の歳入歳出の計は892億3,759万6,000円となるものでございまして、補正前の財政計画と比較しまして6,600万円余、率にして0.7%の増となる補正となってございます。詳細については、後ほど御説明させていただきます。  2ページ目と3ページ目につきましては、歳入歳出の各款別の補正額でございますので、説明は省略させていただきます。  4ページ目をごらんいただきます。4ページ目が歳入歳出予算の概要でございます。主なものでございますけれども、左側が歳入、右側が歳出でございます。まず、歳出の主な補正の内容といたしましては、まず(1)の特別区民税では24億1,900万円の減額補正となるものでございます。昨年に続きまして9月補正で区民税の減額補正を行うこととなるものでございまして、当初課税の状況を踏まえて普通徴収一般分、特別徴収給与分、分離譲渡分とも記載のとおり減額するものでございます。区税収入全体で6.1%の減となるものでございます。  次に、(2)の地方特例交付金でございますけれども、ここでは児童手当及び子ども手当特例交付金、減収補てん特例交付金などの交付額の決定に伴いまして、1億円余の減額となるものでございます。  (3)の特別区交付金でございますけれども、これにつきましてはまた後で行います財調の当初算定結果のところで御説明いたしますけれども、22年度都区財調の普通交付金当初算定額の決定に伴いまして、4億2,000万円余の減額補正となるものでございます。これにつきましては、市町村民税法人分が大幅な減になっていることが主たる原因ということでございます。  その下の(4)の国庫支出金でございますけれども、子ども手当交付金の増と児童手当交付金の減、これは従来の児童手当の支給費が子ども手当交付金に含まれて交付されることになったものでございます。その下の地域住宅支援総合交付金、これは4億5,000万円余の増でございます。それと市街地整備総合交付金4,400万円の増、あと地域住宅交付金4億2,500万円の減、これらはいずれも社会資本整備総合交付金の創設に伴います科目名称の変更等によるものでございます。  次に(5)の都支出金でございますけれども、これは都民税徴収取扱費2,900万円余の増は、納税義務者が当初見積もりより、見込みより多かったためでございます。その下の私立幼稚園就園奨励特別補助金、これ500万円余の増でございますけれども、国庫補助金の減により保育料負担のふえる保護者に対しまして、都の特例補助金を活用するものでございます。その下の保育所緊急整備事業費及び待機児解消区市町村支援事業費の増につきましては、補助対象事業費を精査した結果、増となるものでございます。その下の鉄道駅エレベーター等整備事業費1,000万円の減につきましては、緑が丘駅の車いす対応エレベーター整備事業の確定に伴う補助金の減でございます。  次、一つ飛ばしまして(7)の繰入金でございますけれども、これは16億3,000万円余の増額とするものでございます。財政調整基金繰入金は今回の補正予算編成に当たりまして、財源が不足するための財政調整基金から15億円を取り崩すものでございます。その下の三つ並んでおります介護保険と後期高齢者医療、老人保健医療の各特別会計繰入金につきましては、21年度決算の確定による特別会計からの繰り入れでございます。
     (8)の繰越金が18億6,000万円余の増でございます。これは、当初予算で20億円を見込んでおりましたけれども、21年度決算に基づきまして繰越金が38億円余となったために、その差額18億円余を増額補正するというものでございます。  次、右側の歳出にまいりまして、主なものを説明させていただきます。  (1)の人件費でございます。これは既定、新規、臨時、レベルアップを含んでおりますけれども、2億5,900万円余の増額でございます。その内訳は、共済費の増によるものでございます。  (2)の既定経費につきまして、これは国民健康保険特別会計繰出金が2億円余の増になっておりますけれども、これは国保会計の財源不足に伴う増ということでございます。その下の保護費は生活保護費、生活保護受給者の増加に伴いまして1億円余の増額となるものでございます。分別回収は、回収量の実績見込みの減によりまして2,900万円余の減。障害者施設運営補助につきましては事業実績見込みの減によりまして1,300万円余の減ということでございます。  次、(3)のレベルアップ経費でございますけれども、これは日本脳炎予防接種の勧奨接種が再開されましたことによります実績見込みの増によりまして、1,000万円余の増となるものでございます。ここで対象とするお子さんにつきましては、標準接種年齢の3歳から7歳6カ月という対象でございます。  その下の(4)新規経費でございますけれども、これは900万円余の増となるものでございますけれども、児童手当支給と子ども手当支給がそれぞれ受給予定者がふえたことによる増でございます。その下の特別永住者等福祉給付金支給につきましては、これは老齢基礎年金を受給できない高齢の在日外国人等に給付金を支給する新しい事業でございます。  (5)の臨時経費でございますけれども、2億2,000万円余の増額補正となってございます。これの主なものといたしましては、日本脳炎の予防接種、予防接種の勧奨の再開に伴う実績見込みの増でございまして、8,700万円余の増と。これは標準接種年齢を超えた方がお受けになる場合の経費でございます。その下の住宅手当支給につきましては、手当支給期間の延長等に伴う実績見込みの増で、3,000万円余の増となるものでございます。その下の私立保育所整備費補助につきましては、整備を予定しております中町二丁目公共駐車場跡地の埋設物の撤去費用等の増がありまして、1,900万円余の増となるものでございます。  ちょっと飛びまして、新規借上型高齢者福祉住宅整備費補助につきましては、これは整備事業者の応募がありましたので、除却費と設計費用の一部の補助金1,500万円を計上するものでございます。減のほうで大きなところにつきましては電線類地中化、これは整備計画の見直しによりまして一部工事を23年度実施といたしますので、6,500万円余の減となるものでございます。あと、防災行政無線システムの5,200万円余の減は、契約落差ということでございます。  次、5ページでございますけれども、5ページにつきましては債務負担行為の補正でございます。  6ページをごらんいただきます。6ページが積立基金の状況でございまして、上段が当初予算の時点でございます。下段の表が補正1号時点でございます。下段の表をごらんいただきまして、表頭の中の、財政調整基金の欄の22年度中の増減額欄をごらんいただきたいと思います。取り崩し額は、財源不足対策といたしまして今回15億円を取り崩しいたしますので、当初予算時点の取り崩し額1億7,000万円余と合わせまして16億7,000万円余となるものでございます。その結果、22年度末の財源対策として活用な基金残高、記載はございませんけれども106億円余となってございます。  7ページからは実施計画事業、12ページからは特別会計について記載してございますので、説明は省略させていただきます。  説明は以上でございます。 ○橋本委員長  説明が終わりました。それでは質疑を受けます。  (「すみません、補正の総額がちょっと誤って……」と呼ぶ者あり) ○橋本委員長  ちょっと指名しますので。 ○一宮企画経営部長  すみません、先ほど財政計画の欄で、補正の総額をちょっと間違って申し上げました。補正の総額につきましては6億6,000万円余ということでございますので、訂正させていただきます。  以上でございます。 ○橋本委員長  では、質疑を受けます。 ○森委員  4月段階で財政課から各所管にあてた23年度予算編成にかかわる財政資料なんですが、110億円、歳入が不足するという点については、ことしの4月の時点と21年度決算を経た今の時点で、どの程度の財政不足ということになったんでしょうか。 ○中野財政課長  決算を踏まえますと、若干予定より税、それと財調の歳入が決算の時点で伸びてますので、あの時点では110億というふうに見込んでおりましたけども、数字的には約100億という決算だったというふうに認識しています。一般財源の減収が21年度決算と20年度決算を比較すると約100億あるという状況でございます。 ○橋本委員長  よろしいですか。ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  はい、なければこの案件を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (3)平成21年度決算に基づく健全化判断比率について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  続きまして、(3)平成21年度決算に基づく健全化判断比率について、説明を求めます。 ○一宮企画経営部長  それでは御説明申し上げます。この財政健全化判断比率につきましては、平成21年4月に全面施行されました財政健全化法に基づきまして作成したものでございます。今回で3回目ということでございます。  恐れ入りますけど、資料の2ページをお開きいただきたいと思います。ここに財政健全化法について記載してございます。これは地方自治体の財政破綻を早い段階で防止することを目的としたものでございまして、(1)の①から④、この四つの財政健全化判断比率によって財政状況をチェックし、議会に報告した後、報告するというようなものでございます。算定結果につきましては監査委員に審査をお願いしてございまして、8月24日、御意見をいただきました。これにつきまして9月4日に決算議案の送付に合わせまして、監査委員の意見書を付して議会へ報告書を提出させていただく予定でございます。  それでは、1ページに戻っていただきたいと存じます。1ページの健全化判断比率の算定結果につきましては、20年度と21年度を比較する形で、上段と下段に分けて、それぞれの項目ごとに記載してございます。判断項目ごとに表頭の左から健全化判断比率、国が定めました早期健全化基準、財政再生基準、説明というような形で記載してございます。  まず一つ目の指標でございますけど、実質赤字比率でございますけども、これは説明欄に記載のとおり、一般会計と用地特別会計の実質的な赤字に関して、区の標準財政規模に対してどの程度になっているかを示すものでございます。ここでいう区の標準財政規模につきましては、702億円ということでございます。それとあと、本区の21年度決算の実質収支額につきましては、約38億円の黒字でございますので、これらを計算いたしますと、実質赤字比率につきましてはマイナス5.51%となるものでございます。これは、つまり黒字ということでございますので、国が定めた表示上はバー、横線で表示するということでございます。20年度はマイナス3.7%でございましたので、21年度は黒字幅が拡大したという結果でございます。  次の連結実質赤字比率でございますけれども、これは一般会計だけでは実際の自治体の全体的な赤字状況を把握できないということで、算定範囲を一般会計のほか特別会計全般にまで拡大して算定したものでございます。算定結果につきましては、20年度と同様に黒字でございますので、横バーとなってございます。20年度に比べて若干黒字化が進んでいるという見方ができます。  三つ目の公債費比率でございますけれども、これは実質的な公債費が標準財政規模に対してどの程度の負担割合になっているかを示すものでございます。これは19年度から21年度までの3カ年の平均値で出すことになっておりまして、ここでいう実質的な公債費というのは、起債の元利償還金とか公債費に準ずる債務負担行為を指してございますので、これらを計算しますと算定値は8.0%となってございます。公債費充当一般財源等の額が減少しておりますので、20年度と比べて1.3%ほど改善が図られているというものでございます。  次、将来負担比率でございますけれども、これは将来的に区が支払うべき負担見込額が標準財政規模に対してどの程度の負担割合になっているかを示すものでございます。ここでいいます将来的に区が支払うべき負担見込みというのは、地方債残高、債務負担行為、退職手当負担額、こうしたものを指してございますけれども、これにつきまして、本区につきましては起債の償還が進んでおりますので、算定値はマイナス31.6%となりまして、昨年度がマイナス22.8%でございますので、これは大きく改善が見られたというふうに考えてございます。  説明については、簡単ですが以上でございます。 ○橋本委員長  説明が終わりましたので質疑を受けます。 ○坂本委員  ちょっと監査との関係をお聞きしたいんですけれども、これ、8月24日に企画経営部財政課が出している資料ですよね。監査は、確かに監査意見書にこれ載ってましたよね。ですけれども、これをさらに監査委員会が、これをさらに監査するということは考えにくいんですけれども、これはどういうふうに監査としては取り扱うということになるんでしょうか。 ○一宮企画経営部長  これは法律で定められておりますので、今回、この健全化判断比率を出したときには監査委員の意見を求めるということですので、この判断比率について監査委員の所見を述べていただくと。監査するというものではないというふうに認識しております。その監査委員の意見を付して報告を議会に御報告するというものでございます。  以上です。 ○坂本委員  だから、国で決まっていることだからしようがないんですけれども、これは区のいわば評価、決まり切った評価基準に基づいて数字を出しているものですよね。監査は独自に監査意見を述べるということなんですけれども、監査の権限からいえば、本来これも監査対象になるべきものじゃないんでしょうか。ほかの自治体も、例えば企画経営部が出して監査事務局に上げるという方法をとっているんでしょうか。 ○一宮企画経営部長  このやり方については、ほかの自治体もほぼ同じだと思ってございます。今回は、監査対象というのは、これはやはり区の監査委員が対象とするものには含まれているということは違いないと思いますけれども、今回、国が定められた式に基づいて出された判断比率でございますので、これについては、やはりその見方と申しましょうか、そういうものはいろいろできるんじゃないかと思います。それらについて、その区の監査委員について所見が述べられるというものというふうに考えてございます。  以上です。 ○坂本委員  例えば実質黒字であるとか、監査委員も意見を述べていますよね。例えばほかの自治体では、監査委員、監査がやっているというような事例はないということでしょうか。 ○中野財政課長  今回のこの健全化判断比率の監査とのやりとりの流れなんですが、まず8月5日に監査委員へ審査依頼を行っています。その翌日、監査委員に対して財政課のほうで詳細の説明を行って今日に至っているというような状況でございます。事務的には細かい詳細のバックデータもすべてですね、監査事務局のほうに提出しまして、もちろん監査委員の方々にも目を通していただいて、それを踏まえて意見を出していただいていると、そういった流れをとっておりますので、基本的には各自治体も同じような流れでやっているのかなというふうに考えております。  以上でございます。  (「基本的にはないと」と呼ぶ者あり) ○中野財政課長  基本的には行政側で整理すると。監査側で整理するものではなくて、あくまでも監査としてはその審査の意見を出すという形になります。 ○橋本委員長  はい、ほかにございますか。 ○森委員  23区及び全国的な目黒の健全化判断比率の位置というのは、どういうところにあるんでしょうか。 ○一宮企画経営部長  全国的に見ればですね、この数値が示しているとおりだと思います。国が定めた健全化の基準に照らせば、何ら問題はないということに尽きると思います。  以上です。 ○森委員  順番というのは何か統計で、ホームページ見ると見ることができるようになっているんでしょうか。その位置ですね。 ○中野財政課長  今回の21年度の決算に基づく健全化判断比率につきましては、まだ全自治体が出そろっておりませんので、参考までに昨年度、20年度決算に基づく健全化判断比率の状況を申し上げますと、特別区については各自治体全部、赤字比率に関しては横バーになっているということです。それと、実質公債費比率につきましては目黒区は22位という状況でございました。葛飾区が最下位で10.3%という数字になっています。将来負担比率についても、ほとんどの自治体が横バー、全部ですね、20年度決算については全部横バー表示で、これが特別区がそういう状況なんですが、それが都内の市町村レベルになりますと、赤字比率に関しましては単体、連結、いずれもすべての団体、横バー表示なんですが、実質公債費比率はかなり上がっていると。市町村の平均で5.2%という数字になってございます。将来負担比率のほうがまたさらに高くなりまして、市町村平均で18%という数字になっていまして、町レベルになりますと100%を超えているような自治体も見受けられるという状況です。それから、これが国全体になりますと、やはりこの法制度の発端になりました夕張市、ここはかなり状況が悪い数字が出てまして、例えば実質赤字比率ですと703.6%、連結でも705.67%、それから実質公債費比率では夕張市42.1%、将来負担比率に至りますと1,164%と、かなり全国レベルで見ると、やはり夕張市を先頭に北海道、沖縄あたりが、かなり厳しい数字が出ているという状況で、こういった状況を見ると特別区としてはかなり全自治体の中では非常に健全な状況があらわされていると、これはあくまでも20年度決算の状況ですが、そういう数字が出ております。  以上でございます。 ○橋本委員長  ほかにございますか。はい、なければこれを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (4)平成22年度財政調整当初算定結果について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  続きまして(4)平成22年度財政調整当初算定結果について、説明を求めます。 ○一宮企画経営部長  それでは説明させていただきます。22年度の都区財政調整当初算定につきまして、本年2月8日の都区協議会決定に基づいて行いまして、8月6日に算定結果が示されましたので御報告するものでございます。  資料の1ページ目をごらんいただきたいと思いますけども、これが目黒区の算定結果でございます。  次、ちょっと先に3ページをごらんいただきたいと存じます。この3ページ目以降の資料につきましては、東京都が策定した全体の概要になってございますので、こちらについて説明をまずさせていただきます。大きな数字の2の個別的事項でございますけれども、(1)の交付金でございます。これは基準財政収入額(A)につきましては9,413億3,200万円でございまして、特別区税、地方消費税交付金の減などによりまして、前年度比マイナス1,022億5,700万円、9.8%の減となってございます。その下の基準財政需要額(B)につきましては、1兆7,496億8,100万円でございまして、前年度比マイナス1,739億300万円、9.0%の減となってございます。その結果、基準財政需要額の総額から基準財政収入額を差し引いたものが8,083億4,900万円でございまして、内訳といたしましては、財源不足が生じて交付区となったものが21区で、不足額の合計が8,239億200万円でございます。また、財源超過を生じまして、不交付区となったのが2区、これは港と渋谷でございますけども、この2区で超過額は155億5,300万円でございます。この中の財源不足額①の8,239億200万円が、今回の普通交付金の所要額でございます。この普通交付金所要額につきましては、前年度当初算定と比べましてマイナス695億7,700万円、7.8%の減となってございます。  4ページをごらんいただきまして、4ページの(2)に基準財政需要額の概要が載ってございます。この表につきましては、基準財政需要額について今回の算定とことし2月の都区協議会で示した当初見込額との比較でございます。  次の、下の(3)の財源過不足額でございますけれども、これにつきまして普通交付金の財源は、ことし2月8日の都区協議会で示されました、①で書かれております8,342億4,300万円でございます。今回、区別に算定した普通交付金所要額、②でございますけれども、これが8,239億200万円となってございます。このため、現時点におきましては普通交付金の財源が所要額を上回っている、差し引き103億4,100万円が生じてございますけれども、この差引額につきましては従来どおり算定残の形で留保されておると。今後、東京都の最終補正予算編成で、交付金財源が確定した時点でルールにのっとって取り扱うということでございます。  次、5ページをごらんいただきまして、5ページが都区財政調整の区別算定結果でございます。米印のついた区が不交付区でございます。普通交付金の多い順番で申し上げまして、本区は昨年と同じく19番目ということになります。  6ページにつきましては、21年度と比較した全体の算定状況でございますので、説明は省略させていただきまして、1ページにお戻りいただきたいと存じます。1ページ目が本区の算定結果でございまして、1の基準財政収入額につきましては、合計欄で記載してありますとおり、387億3,700万円余でございます。これは前年度と比較いたしましてマイナス40億8,900万円余、9.5%の減となってございます。23区の平均がマイナス9.8%でございますので、それよりは若干減額率が少なくなっているという状況でございます。下のほうの基準財政需要額でございますけれども、これは合計が518億1,500万円余となってございまして、前年度と比較しましてマイナス58億3,600万円余、10.1%の減ということでございます。その結果、3の差引普通交付金の額でございますけれども、これは130億7,800万円余でございまして、前年度と比較しますとマイナス17億4,600万円余、11.8%の減となってございます。23区の平均がマイナス9.0%ということでございます。最下段の参考欄にございますけれども、これは当初予算計上額との関係で見ますと4億2,200万円余の減となりますので、この額を補正1号予算で減額するというものでございます。  その裏の2ページは、需要額の増減の内訳となってございますので、説明は省略させていただきます。  説明は以上でございます。 ○橋本委員長  説明が終わりましたので質疑を受けます。よろしいですか。なければ、(4)を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (5)その他 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  (5)のその他、何かございますでしょうか。 ○伊藤総務部長  特にございません。 ○橋本委員長  はい、では(5)を終わります。それでは、区側の方、退室いただいて結構でございます。ありがとうございました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (議会側) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  それでは議会側に入ります。(1)その他、何か議会側からございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  いいですか。はい、では(1)のその他を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 10 その他 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  10番のその他、何かございますでしょうか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  よろしいですか。なければ、終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 11 次回の開催予定について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  それでは11番、次回の開催予定ですが、8月31日、火曜日、午前10時から議会運営委員会を行います。  本日は委員会を閉会いたします。お疲れさまでございました。...