平成27年 12月 定例会(第4回) 第4回
市議会定例会会議録 平成27年12月18日(金曜日) (午後2時00分開議)出席議員(17人) 1番 下 善裕 2番
高田正男 3番 鐙 邦夫 4番 森 裕一 5番 西 恵 6番 一二三秀仁 7番 森 正樹 8番
漆谷豊和 9番 竹田一郎 10番 上平公一 11番 坂本賢治 12番 大宮 正 13番
椿原正洋 14番 小山 栄 15番 玉岡了英 16番 橋本重勝 17番 中山
勝---------------------------------------説明のため議場に出席した者の職氏名 市長 梶 文秋 副市長 坂口 茂 総務部長 宮坂雅之
交流政策部長兼企画課長 山下博之
交流政策部地方創生推進室長 坂下利久
福祉環境部長 北浜陽子 産業部長 嘉地和春 建設部長 伊部周二
建設部技監兼土木課長 野口裕一
会計管理者兼会計課長 西山豊一
門前総合支所長 田中昭二
市立輪島病院事務部長 井上 治
総務部総務課長 中山由紀夫 総務部財政課長 田方利彦
福祉環境部市民課長 浦西武司
産業部農林水産課長 中山 隆 教育長 吉岡邦男
教育委員会事務局教育部長兼庶務課長
宮下敏茂---------------------------------------
△開議・会議時間延長
○議長(森正樹君) これより本日の会議を開きます。 本日の会議時間は、あらかじめこれを延長しておきます。
---------------------------------------
△
委員長報告
○議長(森正樹君) 日程第1、議案第89号から議案第104号まで並びに請願第11号から請願第14号までを一括して議題といたします。 以上の各件に関し、委員長の報告を求めます。
総務委員長漆谷豊和議員。 (
総務委員長 漆谷豊和君登壇)
◆
総務委員長(
漆谷豊和君) ただいま議題となりました議案のうち、
総務委員会における審査の経過及び結果をご報告いたします。 本委員会に付託された6件の議案につきまして、まず、その主な要旨を申し上げます。 議案第89号は、平成27年度輪島市
一般会計補正予算(第6号)であり、当
委員会所管分の主なものは、歳入全款を初め、歳出では今年度の
ふるさと納税目標額を2億円に引き上げることにより必要となる
返礼品購入費用等を増額するがんばる
輪島応援推進事業費、平成28年度以降の
公債費軽減を目的として地方債の繰上償還を行うための償還元金の増額、職員の人事異動及び退職者数の増加、
被用者年金一元化などに伴う給与費の補正が主なものでありました。 議案第94号は、輪島市一般職の
任期付職員の採用に関する条例の制定であり、3年ないし5年以内の任期を定め、多様な勤務形態の職員採用を行うための条例制定であります。 議案第95号は、
輪島市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例及び輪島市
職員退職手当条例の一部改正であり、
厚生年金保険法等の一部改正により関係規定の整備を行うものであります。 議案第96号は、輪島市税条例及び輪島市税条例の一部を改正する条例の一部改正であり、
減免申請期限を納期限まで緩和するなどの改正であります。 議案第101号は、輪島市
まちづくり計画の変更であり、
合併特例債の活用を図るため、計画期間を5年間延長するものであります。 議案第102号は、
奥能登広域圏事務組合規約の変更であり、来年4月からの新
消防庁舎運用開始に伴い、
情報指令課新設など消防組織の再編を行うものであります。 以上の議案について、執行部から詳細な説明を聴取し、慎重に審査をいたしました結果、
市長提出議6件につきましては、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、請願第13号については
賛成者少数、請願第14号については賛成者なしということで不採択すべきものと決しました。 以上、
総務委員会の報告を終わります。
○議長(森正樹君)
教育民生委員長森 裕一議員。 (
教育民生委員長 森 裕一君登壇)
◆
教育民生委員長(森裕一君) ただいま議題となりました議案のうち、当委員会に付託されましたものについて、審査の経過及び結果をご報告いたします。 付託されました議案の主な内容についてでありますが、まず、議案第89号平成27年度輪島市
一般会計補正予算(第6号)の主な内容といたしましては、人事異動などに伴う給与費等の補正のほか、輪島市福祉会が行う
認知症対応型通所介護施設整備に対し、事業年度が2カ年以上にわたるため、繰越明許を行う費用、
個人番号カード交付事業費としまして
顔認証システムに係る機器及び
通知カード・
個人番号カード裏面印字システム購入に係る費用、
一般会計から
国民健康保険特別会計(
事業勘定)へ保険基盤安定、
財政安定化支援のために行う繰出金などが計上されております。 議案第90号平成27年度輪島市
国民健康保険特別会計(
事業勘定)補正予算(第1号)では、
一般会計からの繰り入れを受け、各事業の見込み増や額の確定、
国庫金確定に対する費用が、議案第93号平成27年度輪島市
病院事業会計補正予算(第2号)では、
人事異動等のほか、医療職員の採用や、
特殊勤務手当である医師手当を期末から月払いに変更する費用が計上されています。 条例では、議案第97号輪島市
国民健康保険税条例の一部改正については、資産割の廃止など保険税の算定方式と税率・額の改正及び減免の申請期限を緩和するもの、議案第98号輪島市
介護保険条例の一部改正については、
番号法導入に伴う申請様式の改正及び減免申請の期限を緩和するもの、議案第99号輪島市
病院事業の設置等に関する条例の一部改正については、新たに
地域包括ケア病床51床の開設及び
病児保育室を設置するものです。 このうち、議案第89号の主な質疑では、繰越明許となっている
認知症対応型通所介護施設整備では、
機能回復訓練室が食堂と兼用となっているが、利用者の
介護予防・
筋力低下防止のため器具を置く場所が必要ではないかとの質疑があり、
介護予防は市内4生活圏域で行っているが、今回のような施設内での
通所サービスでは、
ケアネット連絡協議会で関係者が検討・連絡しながら機能的な方法は何かということを施設に伝えていきたいとの答弁がありました。 また、立地周辺は道路が狭く交通の便が悪いので、道路改良などが必要ではないかとの質疑に対し、
介護保険運営委員会でも指摘があり、事業者に伝えてまいりたいとの答弁がありました。 議案第97号では、世帯によって急激な値上げと
なり国保税を払えなくなる事態も考えられるので、段階的に行うなど何らかの緩和策が必要ではないかとの質疑があり、世帯差があるので激変緩和をどのようにし、どうお知らせし、理解を得られるよう説明していくかを考えてまいりたいと答弁がありました。 また、今後も
国庫負担率が上がらないと国保税が上昇する傾向は変わらないと思うが、その対策はどうかと質疑があり、現在国・県・市では医療費の抑制、
ジェネリックの割合を高める、保健事業に力を入れて病気にならないようにするなどの取り組みがされていること、輪島病院では
ジェネリックの処方率が低かったが、今年初めで5割、来年は6割
程度処方箋を発行するように努力しているなどの答弁がありました。 議案第99号では、
病児保育室に配置する保育士1名は常駐かとの質疑に対し、病院内の病後保育室、
院内保育室に配置している3名の保育士のうち、
病児保育室の利用時は3名のうち1名が配置されるとの答弁がありました。 以上、
市長提出議案6件について採決を行ったところ、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、ご報告を申し上げます。
○議長(森正樹君)
産業経済委員長椿原正洋議員。 (
産業経済委員長 椿原正洋君登壇)
◆
産業経済委員長(
椿原正洋君) それでは、当委員会に付託されました議案6件につきまして、審査の経過及び結果をご報告いたします。 まず、主な要旨を申し上げます。 議案第89号は平成27年度
一般会計補正予算案であり、6
款農林水産業費では、
多面的機能支払事業費として農地の維持、資源向上に取り組む集落が増加したことによる補助金の
追加割当内示を受けての推進費や事業費の増加であります。6次
産業化支援対策事業費として、門前町地内において
株式会社ハイディホフが農産物の生産・加工・
販売サイクルを構築し、地元食材を使用したカフェ&レストランを1棟、パン工房1棟、それに必要な機材一式に対し国費100%の6次
産業化ネットワーク活動整備交付金の採択を受けての費用を計上するものであります。 また、松くい
虫奨励防除事業費として、松くい虫被害木の伐倒駆除及び
被害拡大防止の樹幹注入のための費用、市単
漁港施設整備事業費として、名舟漁港において波浪による航路及び泊地に砂が堆積し船の運航に支障があるため、漁港内に堆積した砂の除去を行うための
しゅんせつ工事費を計上するものであります。なお、委員から砂の堆積の原因究明と根本的な対策を強く求める意見がありました。 8款土木費では、
土木総務費の一般経費として、来年3月12日に供用を予定しているお
さよトンネルの竣工式の費用や、
道路橋梁維持費の除排雪費として基準となる石川県の単価が今年度大幅に上昇したことに伴い、
増額補正をするものであり、委員からは冬季間の除雪体制の万全を求める意見もありました。 また、
まちづくり交付金事業では、市道まがき線におけるお
さよトンネル整備に係る
事業費確定に伴い、減額補正をするものであります。 議案第91号は、平成27年度輪島市
臨海土地造成事業特別会計補正予算であり、
臨海土地造成事業財政調整基金費について
土地売払代金収入の剰余金を基金に積み立てるものや、
マリンタウン用地販売促進事業として、
土地購入者数が当初の計画より増加したことから
マリンタウン街並み景観形成補助金を
増額補正するものであります。 議案第92号は、平成27年度輪島市
浄化槽事業特別会計補正予算であり、当初計画よりも大きな人槽の
合併浄化槽の数が増加したため内容を変更し、これに係る追加費用が必要なことから
増額補正をするものであります。 議案第100号は、輪島市
市営住宅条例の一部改正についてであります。城兼住宅の用途を廃止することに伴い、条例を改正するものであります。 議案第103号は、
公有水面埋立てについてであります。輪島市が行う市道鳳来・
鴨ヶ浦線改良工事において輪島崎町の
地先公有水面を埋め立てることから、
公有水面埋立法に基づき、
石川県知事の諮問に対する答申について議会の議決を必要とするものであります。 議案第104号は、市道まがき線ま
がきトンネルの建設工事に関する基本協定の変更についてであり、本市が石川県と契約し進めていた
トンネル工事に係る費用が確定したことによる契約金額の変更で、3億7,000万円減額し27億5,000万円とするものであります。 これらの議案6件に対して、執行部から説明を聴取し、質疑をし、採決を行ったところ、いずれも全会一致で可決すべきものと決しました。 また、請願2件につきましては、討論をし、採決を行ったところ、賛成少数でいずれも不採択とすべきものと決しました。 なお、委員より、特に大型遊具の審査の過程で、安全・安心のための管理運営や人を呼び込むための努力も必要ではないかとの意見がありました。 以上をもちまして、
産業経済委員会の報告を終わります。
○議長(森正樹君) 以上で
委員長報告を終わります。
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△質疑
○議長(森正樹君) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。ただいまのところ、質疑の通告はありません。 これをもちまして
委員長報告に対する質疑を終わります。
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△討論
○議長(森正樹君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。 鐙 邦夫議員。 (3番 鐙 邦夫君登壇)
◆3番(鐙邦夫君) 12月定例会には
マイナンバー関連の議案が2つ提出されています。 議案第89号平成27年度輪島市
一般会計補正予算(第6号)には、
顔認証システムに係る機器及び
通知カード・
個人番号カード裏面印字システム購入のための
個人番号カード交付事業費140万円が計上されています。 また、議案第98号輪島市
介護保険条例の一部改正についてでは、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の制定を踏まえ、
介護保険に係る申請事項に
個人番号を加えるとともに、
介護保険料の減免申請の提出期限の緩和を行うなど、所要の改正を行うものと説明されています。 2016年から
個人番号の利用が始まり、社会保障・税・災害分野以外に
特定健康診査にも番号がつけられます。国の行政機関が情報をやりとりできるようになるのは2017年1月から、地方自治体や
医療保険者(
健康保険組合など)は同年7月です。
個人番号カードとパソコンを使い自分の
個人番号がどう利用されているかを閲覧するマイナポータルは、17年1月から運用を開始します。 政府は、
マイナンバーを推進するため、
個人番号カードを
健康保険証として利用できるようにしたり、予防接種の情報、
預貯金口座の付番にも利用範囲を広げます。さらに、その後の予定はどうなっているのかご存じでしょうか。政府の概要資料では、
個人番号カードを身分証や社員証、キャッシュカードやクレジットカードにも使えるよう検討しています。さらに、医療分野での運用や戸籍やパスポート、証券分野へも拡大しようとしているそうです。 私たち国民に何のメリットもないばかりか、行政に所得などの
プライバシーを把握され、社会保障の抑制につながる
マイナンバーは、制度の凍結・中止を求めていくべきと思いませんか。今後、情報漏れや成り済まし、不正利用など
プライバシー侵害の危険性が高まることは明らかです。 以上の理由で反対いたします。 議案第97号輪島市
国民健康保険税条例の一部改正については、
国民健康保険税が高過ぎる、何とかしてほしいという数多くの市民の声が寄せられていることから反対です。 今回の
保険税引き上げの理由は、被保険者が減少している中、高齢化が進み、1人当たりの医療費が増加傾向にあると答弁しています。そこで、予防医療が健全な国保財政のためにも大いに有効だという
具体的事例があるので紹介します。長野県です。長野県の高齢者の医療費は
全国最下位クラスを続けています。1人当たりの
老人医療費は全国平均の8割ほどとなっています。 1人当たりの医療費が低い理由として、1年のうち医者にかかる件数が少ないこと、入院しても短い期間で退院する傾向があると言われています。そして、余り医者にかからない理由として、高齢者の就業率が高く、県内10カ所で行われる長野県老人大学や各地域の公民館で行われる生涯学習講座で学ぶ人が多いこと。2つ目には、人口10万人当たりの保健師数が多く、健診や生活指導など住民の健康維持を図り、
保健指導員、
食生活改善推進委員が
健康づくりの知識や体験を住民に広めていること。3つ目には、
ひとり暮らしの高齢者率が低く、家族が在宅福祉を支えていること。退院してからの診療所や
訪問看護ステーションなどが看護や介護する家族を支えているからと考えられています。 また、各市町村の健康診査の中には大変緻密なものがあります。岡谷市では
セット検診を実施しています。
セット検診とは、35歳以上の人に
基本健康診査、
肝炎ウイルス検査、胃がん、大腸がん、肺がんを組み合わせたものです。また、
前立腺がん検診も同じ日に同じ会場で一度に済ませることができるようにしているとのことです。 次に、請願第11
号TPP交渉に関する請願が不採択となったので、反対討論を行います。 TPP(
環太平洋連携協定)交渉は、2015年10月についに
大筋合意に達したと発表され、日本では
歴史的快挙のように報道されています。しかし、
大筋合意は最終決着ではなく、決裂しなかったと装うための
見切り発車の合意にすぎないと言われています。これまで政府・与党は、重要品目については
全面的関税撤廃をしていなければいい、関税が1%でも残っていれば聖域は守ったんだという苦し紛れの発言をしてきましたが、これは完全に崩れています。3割の品目は完全に関税撤廃していますから、全く説明がつかなくなりました。 今回の交渉で一番もめたのは、医薬品の特許の保護期間の対立です。アメリカの
巨大製薬会社がみずからの利益をふやすために特許の保護期間を12年にしろと譲らず、日本以外のほとんどの国は、そんなことをしたら人々の命を救う安価な
ジェネリック(後発)医薬品が製造できないから、5年以下しか認められないと猛反発したそうです。 ISDS(投資家対国家間の
紛争処理条項)もTPPを象徴する問題です。国家主権を侵害するISDSには合意しないとの国会決議を完全に無視して、日本はアメリカとともにISDSを各国に認めるよう働きかけてきたと伝え聞いています。 13年3月に公表された政府試算では、
全面的関税撤廃による
農林水産物の
生産減少額3兆円でした。この
大筋合意によってどれだけになるのでしょうか。そのほか、食の安全についても不安が消えません。それにしても、
自由民主党は2012年の総選挙で「ウソつかない。
TPP断固反対。ブレない。自民党」というポスターを大量に張り出し訴え、政権を奪還しました。
安倍政権は、重要5品目など聖域(
死活的利益)を最優先し、それが確保できない場合は脱退も辞さないと公約してきました。今回の
大筋合意はこの公約の違反でもあるのです。 請願第12
号労働基準法改正案の撤回を求める意見書について。
安倍自公政権は、日本を世界で一番企業が活躍しやすい国にする、その邪魔となる岩盤規制を打破するとして、さきの通常国会には雇用に関する2つの重大法案、
労働者派遣法改悪法案、
労働基準法改悪法案、これは残業代ゼロ法案とも呼ばれてきていますが、その成立を目指しました。
労働者派遣法は9月11日に成立しましたが、成立が危ぶまれるところまで安倍内閣を追い詰めました。 日本の雇用のルールの現状は、派遣、パートなど不安定な非正規雇用で働く人が全体の4割に達しました。異常な長時間労働、
サービス残業、
ブラック企業が横行し、過労死、過労自殺が増加しています。最低賃金が余りに低く、懸命に働いても貧困から抜け出せません。皆さんのお子さんやお孫さんの暮らしにも大きく影響します。このような中での
労働基準法改悪案は撤回させるべきと考えます。 請願第13号原発再稼働の中止を求める意見書について。
原発推進政策は、原発ゼロの日本を求める国民多数の世論と声に背くものです。また、
安倍政権は
原子力規制委員会の新
安全基準をてこにして再稼働を強行していますが、その
安全基準は
福島原発事故の原因究明がされていないもとで、小手先の対策を並べているにすぎません。地震対策も避難対策も不十分なまま、原発の真下を活断層が走っていても断層が地表にあらわれていなければ設置を容認するという、命と住民の安全をないがしろにするものです。 安全な原発などあり得ません。だから、全国で原発再稼働の中止を求める意見書を可決した自治体は急速に広がっています。直ちに原発ゼロの日本を実現することは政治の責任であり、再稼働の即時中止を求めることは世論の当然の流れです。 請願第14号戦争法の強行採決に抗議し法の廃止を求める意見書について。 戦争させない・9条壊すな!
総がかり行動実行委員会には29団体が加盟し、戦争法の廃止を求める
統一署名を2,000万筆を超える署名目標で全国各地で取り組まれています。この2,000万筆を超えるという数字は、昨年12月に行われた総選挙で
自由民主党の得票1,700万票を超える数字です。この
統一署名には次のように書かれています。 2015年9月19日に参議院で強行採決され成立した
平和安全保障関連法は、憲法第9条が禁じる
国際紛争解決のための武力行使を可能とするもので、憲法違反であることは明らかです。したがって、平和安全の名にかかわらず、その内容は紛れもなく戦争法です。また、憲法解釈を180度覆した閣議決定に基づいた違憲の立法は、内閣と国会による立憲主義の否定であり、断じて認めることはできません。この戦争法が発動されれば、日本は海外で戦争する国になり、自衛隊は海外で殺し殺されることになり、日本自体が武力紛争の当事者となって、平和安全とは全く逆の事態を招くことになります。 戦争法に対しては、国会審議の段階で憲法の専門家を初めさまざまな分野の人々から反対の声が上がり、世論調査でも8割が政府の説明は不十分と答えていました。全国の人々の強い反対の声を国会内の数の力で踏みにじった採決は、主権在民と民主主義を壊す暴挙であり、正当性を欠くものです。 以上の趣旨から、次の事項について請願します。 そして請願事項では一つ、戦争法である
平和安全保障関連法を速やかに廃止してください。一つ、立憲主義の原則を堅持し、憲法9条を守り、生かしてくださいというものです。 14日の私の質問の初めにで述べたように、
日本共産党輪島市委員会は
輪島革新懇に参加している団体や個人の皆さんと協力・共同し、この戦争法の廃止を求める
統一署名をしっかり取り組んでいくことを表明して、不採択に反対する討論を終わります。
○議長(森正樹君)
高田正男議員。 (2番
高田正男君登壇)
◆2番(
高田正男君) 私は今回、今の議会で3本の請願書を提出いたしましたけれども、
輪島市議会として、政府あるいはまた関係機関に対しまして意見書を提出していただきたいと、そういう思いで紹介議員として提出をさせていただきました。 しかし、
総務委員会及び
産業経済委員会においては全て不採択との結論でございました。労働者や国民に対し、多くの反対者がおいでるところでございますが、この
委員長報告に対しまして反対の討論を行いたいと、そういう思いでございます。 議員各位におかれましては、その趣旨を十二分にご理解をいただき、何とぞ意見書を提出できるようにご協力をお願いしたいと思います。 まず最初の請願第12
号労働基準法改正案の撤回を求める意見書についてでございます。 政府は、これまでに
労働基準法を改正したいとして3回に及ぶ改正案を提出してきました。全て連合を初めとした労働界や国民からの強い反対もありまして、全て廃案となってきたところでございます。ところが、今の
安倍政権が誕生した後は、企業により若干の慰労金で退職をさせることのできるような、そしてまた
労働基準法に規定されている労働時間の上限をなくするような、そして派遣職員の制限期間の撤廃などなど、労働者の切り捨てを強く推し進めてきたところでございます。働く者の賃金抑制などにより国の内部需要を大きく阻害していると言えると思います。 また、会社があっての労働者だと言われる方も多くおいでますが、私は、労働者があってこそ会社が成り立つ、そういうものであると日ごろから思っているところでございます。まだまだ問題点は多くございますけれども、その一部を申し上げますと、まだまだ改正の内容についてその詳細は述べられていないところでございます。とりあえず法律をつくってからとの姿勢についての理解については、なかなか理解しがたいというふうに私も思いますし、労働者を初め多くの皆さんの強い要望のご理解をお願いして、議員各位のご賛同をお願いしたいと、そういうふうに思います。 2つ目の請願でございます。請願第13号原発再稼働の中止を求める意見書についてでございます。 全国各地方において、原子力発電所を所有する電力会社が再稼働させる動きを強めてきているところでございます。一時は全ての原発の運転が停止されましたけれども、その年については国内の電力供給には影響がございませんでした。それでも、電力会社の方々は電力不足を理由に国の機関に対し早急な安全確認を強く要請してきたところではありますし、それが2施設において再稼働されてきました。 このことは、福島の事故の教訓を真っ向から否定した政策そのものではないでしょうか。そして、高速増殖炉もんじゅにつきましては、先日の報道では炉心部分の厚い鉄板にひびが入っているというような報道もございましたけれども、これをわかっているにもかかわらず安全確認の申請をしているところでございます。また、北陸電力の志賀原発についても、2号機の真下には活断層といわれる層が存在するとの説に対しまして、北電の皆さんはこれを否定し続けているところでございます。 このようにして、福島の事故の反省もなく、自分たちが大きな利益を得ようとする会社側の無謀さについても怒りを覚えずにはいられません。また、万が一での事故に備えた安全対策についても、その対応は非常にお粗末な対策であると私は思っております。国民を無視したこのような行為、行動、無謀さ、対策不足など原発に関する問題点は数多くございます。地震国日本にとって、危険きわまりない原発は不必要でございます。 以上、幾つか述べましたが、再稼働中止を求める意見書の採択をお願いするところでございます。 最後に、野党側の言う戦争法、いわゆる安全保障関連法でございますが、これの強行採決に抗議し法の廃止を求める意見書についてでございます。 戦後70年が経過をいたしました。しかし、昭和50年代からだと思いますけれども、政府・自民党を初めとして憲法改正論が出てまいりました。しかし、これまでの政府の中で、安倍首相の父である元安倍首相を含めて何人かの首相の皆さんは、特にこの集団的自衛権の行使については自衛隊を海外派兵することは憲法に違反するとの見解で、改正がなされませんでした。 ことしは、これまでのこととは違いまして、隣国の中国や北朝鮮を引き合いにした脅威論を唱え、憲法の拡大解釈、これを行い、その容認を決議してまいりました。この容認について、最初から憲法学者を初めとした多くの国民の皆さんが大反対をする中、これの詳細は後日、後で決めればいい、そういうふうな発言をするなど、国民を全く無視しているその行為も見られました。日本国憲法には主権は国民にあるとしているところの第一の基本を全く無視し、去る9月19日の参議院本会議で強行採決を行ってきたところでございます。 しかし、その後においても全国各地で批判の、そして廃案を目指して運動が展開をされてきております。それは、さきの15日の本会議でも発言をいたしましたけれども、憲法学者、法曹団、ママの会、シールズ、そして市民団体、政党、そしてこれまでの戦場で第一線で戦ってきた経験者なども含まれているわけでございます。 日本の最高法規である日本国憲法は、世界の中でも誇れる平和憲法とも言われております。今、この法に自衛隊の派遣を実行するならば、将来は自衛隊員の不足を生じ、かわいい自分の息子や孫たちが戦場へ赴き、武器を手にして殺し合いをすることになります。このようなことから、議員各位におかれましては、憲法第9条の内容を重く受けとめていただき、この意見書をぜひとも提出させていただけますようお願いいたします。 以上、まだまだ補足する部分は多くございますけれども、この3点の意見書について、要望書を提出いたしました団体に対しての特段のご配慮をお願いし、発言を終わります。
○議長(森正樹君) 以上で通告による討論は終わりました。 これをもちまして討論を終わります。
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△採決
○議長(森正樹君) これより採決いたします。最初に、議案のうち反対討論のありました議案第89号「平成27年度輪島市
一般会計補正予算(第6号)」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は、
委員長報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(森正樹君) 起立者多数であります。よって、本案は可決することに決しました。 次に、議案第97号「輪島市
国民健康保険税条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案は、
委員長報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(森正樹君) 起立多数であります。よって、本案は可決することに決しました。 次に、議案第98号「輪島市
介護保険条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は、
委員長報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(森正樹君) 起立多数であります。よって、本案は可決することに決しました。 次に、議案第89号から議案第104号までのうち、ただいま採決いたしました案件を除く残余の案件を一括して採決いたします。 以上の各件に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。 以上の各件は、
委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、以上の各件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。 次に、請願第11号「TPP交渉に関する請願」を採決いたします。 本請願に対する委員長の報告は不採択であります。 本請願は、
委員長報告のとおり不採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(森正樹君) 起立多数であります。よって、本請願は不採択とすることに決しました。 次に、請願第12号「
労働基準法改正案の撤回を求める意見書について」を採決いたします。 本請願に対する委員長の報告は不採択であります。 本請願は、
委員長報告のとおり不採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(森正樹君) 起立多数であります。よって、本請願は不採択とすることに決しました。 次に、請願第13号「原発再稼働の中止を求める意見書について」を採決いたします。 本請願に対する委員長の報告は不採択であります。 本請願は、
委員長報告のとおり不採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(森正樹君) 起立多数であります。よって、本請願は不採択とすることに決しました。 次に、請願第14号「戦争法の強行採決に抗議し法の廃止を求める意見書について」を採決いたします。 本請願に対する委員長の報告は不採択であります。 本請願は、
委員長報告のとおり不採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(森正樹君) 起立多数であります。よって、本請願は不採択とすることに決しました。
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△追加議案上程
○議長(森正樹君) 日程第2、本日、市長から提出のあった議案第105号「人権擁護委員推薦につき意見を求めることについて」を議題といたします。
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△市長追加議案説明
○議長(森正樹君) 市長から提案理由の説明を求めます。 梶 文秋市長。 (市長 梶 文秋君登壇)
◎市長(梶文秋君) ただいまは、上程されました議案につきまして、それぞれ委員会審議、あるいはただいまの本会議を通しまして原案に可決というご判断をいただきまして、まことにありがとうございました。可決いただきました各議案につきまして、厳正に執行してまいりますとともに、ご審議の過程におきましていろいろと賜りましたご意見につきまして、十分に留意をしながら市政発展のために努力をしてまいりたいと思います。今後とも議員皆様方のご支援ご協力をよろしくお願いを申し上げます。 それでは、今回改めて追加提出をいたしました議案についてご説明を申し上げます。 今回追加提出をいたしましたのは、人事案件1件であります。議案第105号であります。 人権擁護委員推薦につき意見を求めることについてでありまして、本市人権擁護委員の久保敬夫氏及び橋爪政子氏が来年3月31日をもって任期満了となることから、この際新たに弥郡三四子氏を推薦いたしたく、また久保敬夫氏には引き続きということで本市の人権擁護委員として推薦をいたしたく考えており、人権擁護委員法の第6条第3項の規定に基づきまして、議会のご意見を伺うものであります。 何とぞご審議を賜りまして、適切なるご対応いただきますようお願いを申し上げます。 以上でございます。
○議長(森正樹君) 提案理由の説明は終わりました。
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△人権擁護委員推薦につき意見を求める件
○議長(森正樹君) お諮りいたします。議案第105号「人権擁護委員推薦につき意見を求めることについて」は、人事に関する案件につき、質疑、委員会付託、討論を省略し、即決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、即決することに決しました。
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△採決
○議長(森正樹君) これより採決いたします。本案は、異議なしと答申することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(森正樹君) 起立全員であります。よって、本案は異議なしと答申することに決しました。
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△議会議案(第7号)
○議長(森正樹君) 日程第3、大宮 正議員外5名から提出のあった議会議案第7号「
輪島市議会委員会条例の一部を改正する条例」を議題といたします。 大宮 正議員から提案理由の説明を求めます。 (12番 大宮 正君登壇)
◆12番(大宮正君) 議会議案第7号
輪島市議会委員会条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由をご説明申し上げます。 まず、議案の内容についてでありますが、新たに定数17名の予算決算委員会を設置するとともに、議会運営委員会の定数を1名増員するものであります。 当市議会では、これまで予算の審査は各常任委員会に分割付託をして審査を行い、決算の審査は特別委員会を設置し審査を行ってまいりました。 今回の改正の背景としましては、予算を分割付託することは議案不可分の原則から問題があること、近年、縦割りではなく部局横断的な事業への対応が求められていること、予算審査と決算審査を同じ議員が行うことにより監視機能の強化が期待でき、その審査結果を次年度の予算に反映させる必要があることなどが挙げられます。 そこで、議長の要請のもと、議会運営委員会において予算案・決算認定案を一括付託、全員参加型の委員会構成、分科会での詳細審査、一問一答方式を基本に検討を重ね、成案を得ることができました。よって、ここに本改正案をご提案申し上げた次第であります。 議員各位のご理解とご賛同をお願い申し上げ、私の提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(森正樹君) 提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。本案は事理明白につき、質疑、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
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△討論
○議長(森正樹君) これより討論に入ります。ただいまのところ討論の通告はありません。 これをもちまして討論を終わります。
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△採決
○議長(森正樹君) これより採決いたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
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△休憩
○議長(森正樹君) これより、
輪島市議会委員会条例公布手続のため暫時休憩いたします。 (午後2時55分休憩)
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△再開
○議長(森正樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○議長(森正樹君) ただいま設置されました予算決算委員会の委員については、
輪島市議会委員会条例第8条第1項の規定により、お手元に配付の名簿のとおり議長において指名いたします。
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△休憩
○議長(森正樹君) この後、予算決算委員会の正副委員長互選のため、第1会議室において予算決算委員会を開催していただき、正副委員長互選の結果を議長までご報告願います。 暫時休憩いたします。 (午後2時59分休憩)
--------------------------------------- (午後3時30分再開) 出席議員(休憩前に同じ)
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△再開
○議長(森正樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○議長(森正樹君) これより予算決算委員会の正副委員長の互選の結果をご報告いたします。 予算決算委員会委員長に橋本重勝議員、副委員長に玉岡了英議員が互選されましたので報告いたします。 また、
輪島市議会委員会条例第8条第1項の規定により、議会運営委員会委員に橋本重勝議員を追加選任いたします。
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△議会議案(第8号)
○議長(森正樹君) 日程第4、議会議案第8号「輪島市農業委員会の選任による委員の議会推薦委員の定数に関する条例を廃止する条例」を議題といたします。 お諮りいたします。本案は事理明白につき、提案理由の説明、質疑、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
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△討論
○議長(森正樹君) これより討論に入ります。ただいまのところ討論の通告はありません。 これをもちまして討論を終わります。
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△採決
○議長(森正樹君) これより採決いたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
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△議会議案(第9号)
○議長(森正樹君) 次に、議会議案第9号「
輪島市議会会議規則の一部を改正する規則」を議題といたします。 お諮りいたします。本案は事理明白につき、提案理由の説明、質疑、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
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△討論
○議長(森正樹君) これより討論に入ります。ただいまのところ討論の通告はありません。 これをもちまして討論を終わります。
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△採決
○議長(森正樹君) これより採決いたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
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△議会議案(第10号)
○議長(森正樹君) 次に、議会議案第10号「特定有人国境離島舳倉島に係わる地域社会の維持に関する特別措置を求める意見書」を議題といたします。 議案内容を職員に朗読させます。
◎事務局次長(坂本修君) 朗読いたします。 特定有人国境離島舳倉島に係わる地域社会の維持に関する特別措置を求める意見書。 竹島や尖閣諸島の領有権問題が隣国との間で発生している中で、輪島市の沖合約50キロメートルに浮かぶ舳倉島は、北陸三県で唯一の有人国境離島であり、我が国の領海、排他的経済水域等を適切に管理する拠点として、その重要性が増大してきている。 また、密航、密輸、密漁を防止する監視拠点であり、領域の安全保障及び海上交通の安全確保など、国防上からも、その保全等に関する活動の拠点としての機能の維持を図ることが重要となってきている。 さらに、舳倉島は伝統文化である海女漁や、日本有数の渡り鳥のオアシスとしても知られていることなど、良好な伝統文化や自然環境が保持されていることから、今後とも有人国境離島として、島民が住み続けることで地域社会を維持していけるよう支援することは国家的権益確保の点からも必要である。 以上の観点から、政府及び関係機関に対し下記の通り要望する。 記 1 輪島港と舳倉島を結ぶ定期航路は、島民や観光客にとって必要不可欠な交通手段であるが、離島航路を運営する民間交通事業者は、利用率と採算性の問題から厳しい経営状況となっている。将来の欠損金拡大・経営破綻を回避する支援策を講ずること。 2 特に懸念されているのは現在運航している船舶が耐用年数をすでに超えており、また漁獲等の輸送スペースが小さいことであるから、「安全、安心で頼れる離島航路の確保」に向けた船舶の整備に対する補助制度の拡充を講ずること。 3 又、近隣諸外国との間で海洋安全保障や海洋権益をめぐる主張や活動が活発化しており、領海及び排他的経済水域での外国船による違法操業等が相次ぐなど緊迫化していることから、海洋の安全な利用を図る対策を強化すること。 4 舳倉島近海における漁業を存続させ、水産食料の安定供給を図るため、磯根資源の増殖を図る対策や、漁業用燃料が高騰する場合に備えて影響を軽減する支援策を講ずること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成27年12月18日 石川県
輪島市議会議長 森 正樹 以上であります。
○議長(森正樹君) お諮りいたします。本案は事理明白につき、提案理由の説明、質疑、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
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△討論
○議長(森正樹君) これより討論に入ります。ただいまのところ討論の通告はありません。 これをもちまして討論を終わります。
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△採決
○議長(森正樹君) これより採決いたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
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△議会議案(第11号)
○議長(森正樹君) 次に、議会議案第11号「海上保安庁出先機関の配置及び海岸漂着物の対策強化を求める意見書」を議題といたします。 議案内容を職員に朗読させます。
◎事務局次長(坂本修君) 朗読いたします。 海上保安庁出先機関の配置及び海岸漂着物の対策強化を求める意見書。 日本海に面した輪島市は約82キロメートルにも及ぶ海岸線を有し、沖合約25キロメートルには七ツ島、約50キロメートルには石川県唯一の離島「舳倉島」が位置しており、その沖合には大和堆をはじめ日本海屈指の好漁場が形成され、沿岸漁業は市の基幹産業の一つとなっている。 こうした地形的要因から不審船の出没や密猟、密入国、密輸といった犯罪の危険性が危惧されており、過去にも度々外国船の不法操業事犯や脱北者の漂流、不審船の漂着などが確認されている。 去る11月20日には10名の身元不明の遺体とともに3隻の木造船が輪島市門前町沖で発見され、地域住民は不安を強めているところである。 このように、日本海は緊張する海域であり、地域では警察や海上保安部等とともに沿岸警備についての協力体制を整え、独自の監視設備を導入するなどしながら対応しているが、石川県内での巡視船、巡視艇の配備は金沢港及び七尾港、小木港のみで能登外浦地域には配備されておらず、緊急時に即座に対応できる体制づくりが求められている。 また、対岸諸国等から流れ着く大量の漂着物は、海岸線で海藻類や魚介類を採取、捕獲する漁業者の作業の支障となり、観光都市を標榜する輪島市において、景観悪化によるイメージダウンも危惧されることから、石川県海岸漂着物対策地域計画に基づき、漂着物の定期的な回収、清掃を行っているが、海がシケるたびに新たな漂着物が流れ着くことから、抜本的な対策が必要となっている。 以上のことから、国におかれては下記事項を実現されるよう強く要望する。 記 1 日本海における外国漁船の不法操業や密入国、密輸を防止し、漁業者の安全な操業と地域住民の不安払拭のため、輪島市への海上保安庁出先機関の配置及び巡視船、巡視艇の配備について検討を進めるとともに早期に実現すること。 2 関係諸国に対し、廃棄物の適正処理をはじめ漂着物発生の原因究明と防止、監視体制の強化を要請するとともに、漂着の未然防止や漂着物の処理等に要する経費について、恒久的かつ必要な財政措置を講じること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成27年12月18日 石川県
輪島市議会議長 森 正樹 以上であります。
○議長(森正樹君) お諮りいたします。本案は事理明白につき、提案理由の説明、質疑、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
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△討論
○議長(森正樹君) これより討論に入ります。ただいまのところ討論の通告はありません。 これをもちまして討論を終わります。
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△採決
○議長(森正樹君) これより採決いたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。 お諮りいたします。ただいま意見書2件が議決されましたが、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきまして、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。ただいま議決されました意見書2件について、その条項、字句、数字その他の整理は議長に委任することに決しました。
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△議員の派遣について
○議長(森正樹君) 日程第5、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。本件につきましては、お手元に配付のとおり議員を派遣することにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、本件はお手元に配付のとおり議員を派遣することに決しました。
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△各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査について
○議長(森正樹君) 日程第6、各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査についてを議題といたします。 各常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長から、お手元に配付のとおり、それぞれ閉会中の継続調査の申出書が議長の手元に参っております。 お諮りいたします。各委員長から申し出のあった事項につきましては、閉会中も継続して調査することにご異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森正樹君) ご異議なしと認めます。よって、各委員長から申し出のあった事項につきましては、閉会中も継続して調査することに決しました。
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△議長挨拶
○議長(森正樹君) 以上をもちまして、本定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。 閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 市制施行10周年となる本年を振り返ってみますと、石川県としては北陸新幹線金沢開業、能登としては能越自動車道七尾氷見道路の開通、そして輪島市ではNHK連続テレビ小説「まれ」の放映により輪島が全国的に大いに注目を浴びた1年となりました。 「まれ」の放映に合わせて開館したキリコ会館と輪島塗会館を初め、朝市、大沢・上大沢の間垣や10月10日から始まった千枚田あぜのきらめきにはたくさんの人が訪れ、盛況を呈しております。 「まれ」の放映は輪島市の基幹産業である輪島塗の魅力を全国に伝える大きな機会となりました。11月4日には、輪島市が誇る漆芸作家、三谷吾一先生が県内4番目の文化功労者に顕彰されるといううれしいニュースもありました。 また、輪島市が行うふるさと納税は、今年度は2億円を超える収入が見込まれておりますが、その返礼品として輪島塗は主力人気商品となっております。輪島市の観光事業と産業の進展が図られる中で、市長を初め、関係各位のご努力とご協力のたまものであると心から敬意を表するものであります。 議会としましても、「まれ」という大きな広告塔の後の観光対策を協議する観光対策特別委員会、来年完成する輪島中学校新校舎に向けた協議を図る輪島中学校建設特別委員会、そして輪島版地方創生の協議を行う地方創生特別委員会を設置して活動しております。
輪島市議会は、行政のチェック機関であるとともに、市民の皆様の声を市政に届け、市民生活の向上に向けて、今度とも一層努力していく所存であります。 議員各位には、この1年を通して活発な議会活動を行っていただく中で、円滑な議会運営にご支援を賜りましたことに対し、心から敬意と感謝を申し上げます。 本年もあとわずかとなりましたが、各位には健康に留意していただき、来る平成28年が輪島市にとって希望に満ちた新年となりますようご祈念を申し上げ、私の挨拶といたします。
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△閉議・閉会
○議長(森正樹君) 以上をもちまして、平成27年第4回
輪島市議会定例会を閉会いたします。 (午後3時45分閉会)
--------------------------------------- (参照)議事日程(第4号) 平成27年12月18日(金) 午後2時開議 日程第1 議案第89号から議案第104号まで並びに請願第11号から請願第14号まで 一括議題
委員長報告・質疑、討論、採決 第2 議案第105号 提案理由の説明、質疑・委員会付託・討論省略、採決 第3 議会議案第7号 提案理由の説明、質疑・委員会付託省略、討論、採決 第4 議会議案第8号から議会議案第11号まで 提案理由の説明・質疑・委員会付託省略、討論、採決 第5 議員の派遣について 第6 各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査について
--------------------------------------- 平成27年12月18日 議員の派遣について(案) 地方自治法(昭和22年法律第67号)第100条第13項及び
輪島市議会会議規則(平成18年
輪島市議会規則第1号)第161条の規定により、下記のとおり議員を派遣する。 記1 石川県市議会議長会研修「市議会議員特別セミナー」(1)目的 都市行財政の重点課題、地方自治をとりまく環境の変化、地域振興のための諸方策等についての特別セミナーへの参加(2)場所 市町村職員中央研修所(千葉市)(3)期間 平成28年1月17日から同月19日まで(4)対象議員 西 恵
△委員名簿 予算決算委員会議長指名名簿委員名(定数17名) 中山 勝
●橋本重勝
◯玉岡了英
小山 栄
椿原正洋
大宮 正
坂本賢治
上平公一
竹田一郎
漆谷豊和
森 正樹
一二三秀仁